買ってはいけないスマートロックって?

現在、IoT技術が急速に進化している状況の中で、徐々にその存在感を高めている製品の一つが「スマートロック」です。

一見するとかなり便利に思えるスマートロックですが、実際に導入を検討する際には、いくつかの重要なポイントに気を付ける必要があります。

この記事では、スマートロックの購入を考えている皆さんに向けて、スマートロックの種類や選び方について詳しく解説いたします。

さらに、購入を避けるべきスマートロックや、おすすめのスマートロックについても触れていきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

侵入窃盗犯罪の発生状況

令和4年度における「侵入窃盗」の発生件数は、全国で約16,000件に達し、その中で最も多く見られる侵入手口は、「無締り」であることが明らかになっています。

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一戸建住宅無締りガラス破り合鍵
共同住宅(3階以下)無締りガラス破り合鍵
共同住宅(3階以上)無締り合鍵ガラス破り
参照:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html

多くの人々は、外出する際に玄関の鍵がしっかりと締まっているかどうかを常に確認しているかと思いますが、共同住宅においては侵入経路の約半数が「表出入口」であることが示されています。

つまり、しっかりと戸締りを確認しているつもりでも、実際には玄関の鍵を閉め忘れることが意外に多いことを意味し、誰にでも侵入窃盗の被害に遭うリスクが存在するということを認識する必要があります。

無締りによる侵入窃盗を防ぐための有効な手段の一つとして、スマートロックの導入を強くおすすめします。

スマートロックを利用することによって、鍵の閉め忘れを防ぐ対策が実施できるだけでなく、スマートフォンへの施解錠記録通知機能を併用することで、さらなる防犯効果を期待できます。

この記事では、スマートロックの種類や選び方について、簡潔にまとめていきます。

スマートロックの種類

スマートロックは、主に「設置方法」「施錠・解錠方法」に基づいて、多様な種類に分類することができます。

設置方法については、大きく以下の3つに分けることができます。

  • 粘着式:両面テープを利用してドアに貼り付けるタイプ
  • 穴あけ式:ドアに工具を使用して穴を開ける方式
  • シリンダー交換式:ドアの鍵穴部分を取り外し、新たに設置する方式

これらの3つの設置方法が存在します。

粘着式は、工事が不要で簡単に設置できるため、特に賃貸住宅に住んでいる方には非常におすすめです。一方で、穴あけ式シリンダー交換式は、多少手間がかかりますが、落下の心配がなく、頑丈な作りであることが大きな魅力です。

また、施錠・解錠方法については、以下のような方式があります。

  • ハンズフリー:スマートフォンをBluetoothで接続することで、ポケットやバッグの中に入れた状態でも、スマートロックに近づくことで施解錠が可能
  • タッチ式:スマートフォンやスマートウォッチに専用のアプリをインストールし、NFCタグを読み込ませることで、タッチし施解錠が可能
  • マルチデバイス:スマートフォンなどのデバイスだけでなく、専用のカードキーやタグキーを使用することで施解錠が可能

このように、非常に多様な種類が存在します。

さらに、ボタンを押して施解錠する暗唱番号式や、指紋認証に対応した商品も存在しています。

買ってはいけないスマートロック

さまざまなタイプのスマートロックが存在する中で、具体的にどのようなスマートロックを選ぶべきなのでしょうか?

ここでは、タイプ別に分けて、おすすめのスマートロック選ぶべきではないスマートロックについて詳しく説明いたします。

物忘れが多い・失くしものが多いタイプ

日常生活の中で、財布や鍵などの重要な物をしばしば失くしてしまったり、火を消し忘れて鍋を焦がしてしまうなど、少々忘れっぽい方には、「マルチデバイス」対応のスマートロックを強くおすすめします。

その理由は、もしスマートロックがスマートフォンやスマートウォッチのみに対応している場合、うっかりスマートフォンやスマートウォッチを家の中に置き忘れて外出してしまうと、締め出されるリスクがあるからです。

したがって、自分が忘れっぽい性格だと自覚している人は、「スマホ+カードキー」など、複数の解錠方法を準備しておくことを強く推奨します。

せっかちなタイプ

せっかちな性格の方には、ハンズフリー機能を搭載したスマートロックはあまり適していないかもしれません。

というのも、ハンズフリー機能を提供しているスマートロックの多くは、Bluetoothを使用するため、施解錠に若干の時間がかかることが一般的なのです。

従来の鍵を使ってドアを開ける場合、5秒もあればドアを開放できますが、ハンズフリー機能を搭載したスマートロックは、Bluetoothの接続状況によっては、施解錠に30秒ほどかかることもあると言われています。

そのため、施解錠にあまり時間をかけたくない方には、もしかしたらストレスを感じるかもしれないので、購入を避けた方が良いかもしれません。

スマートフォンや専用のカードキーをタッチして施解錠できる商品や、指紋認証に対応している商品は、施解錠が非常にスムーズに行えますので、せっかちな方はそのような商品を選ぶことをお勧めします。

おすすめのスマートロック

最後に、いくつかのおすすめのスマートロックを紹介したいと思います。

SwitchBotシリーズには多種多様な商品が揃っており、スマートロックだけでなく、照明やエアコンの制御、カーテンの開閉など、家庭内のさまざまな家電を簡単にIoT化することが可能です。こちらのスマートロックは、粘着テープ式で取り付けが非常に簡単であり、NFCタグや音声、物理キーなどのマルチデバイスに対応しているのが大きな魅力です。まずは、こちらの商品からSwitchBotデビューをしてみて、その後に他のシリーズも試してみるのも良いでしょう。

Qrioは日本のメーカーで、こちらのQriolockには、オートロック機能やハンズフリー機能が搭載されており、特に小さなお子さんを持つママさんたちに非常に人気があります。また、メールやLINEを通じて簡単に合鍵をシェアすることができるため、家族で住んでいる方にも非常に便利です。そして、1世代前のモデルに比べて、ハンズフリー状態でも、迅速に施解錠が可能になったという点も大きな期待が寄せられています。国内生産で品質も高いため、どれを選ぶか迷っている方にはぜひおすすめです。

まとめ

この記事では、

  • スマートロックの種類について
  • 購入を避けるべきスマートロックについて
  • おすすめのスマートロックに関して

これらのテーマについてお話ししました。

この記事が、スマートロックの導入を検討している方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

ぜひ、あなたにとって最適なスマートロックを見つけてください!

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