キレイキレイのハンドソープは、スーパーやドラッグストアの売り場やCMなどで頻繁に目にする機会がありますね。この商品は非常に有名なので、実際に手に取って購入する方も多いでしょう。しかしながら、買ってはいけない、使ってはいけないという評価も耳にすることがあるようです。このような否定的な意見が出るのは、いったいなぜなのでしょうか？
キレイキレイハンドソープの種類
- キレイキレイ薬用液体ハンドソープ
- キレイキレイ薬用泡ハンドソープ
- キレイキレイ薬用ハンドコンディショニングソープ
- キレイキレイ薬用泡ハンドソープ携帯用
液体ハンドソープを除くすべての製品は、泡状で出てくるタイプとなっています。また、泡ハンドソープ用のオートディスペンサーも販売されています。
成人は液体ハンドソープを使って手をこすり合わせて泡立てることができるのですが、子供や高齢者にとっては泡の方が使いやすい場合が多いかもしれません。
コンディショニングソープは手荒れが気になる方に特におすすめです。泡で出てくるため、無理に手をこすらなくてもよく、保湿成分が配合されているため、洗った後でも潤いが残りやすいのが特長です。
キレイキレイは成分に問題がある？
さまざまなタイプの人に使いやすいキレイキレイのハンドソープですが、配合されている成分に問題があるという意見があり、そのために買ってはいけないと言われることもあるようです。具体的にどの成分が問題視されているのでしょうか。
殺菌成分を配合している
キレイキレイのハンドソープは、薬用石鹸（医薬部外品の石鹸）に分類されています。このため、肌の殺菌や消毒を目的とした成分が含まれていることになります。
具体的には、キレイキレイにはイソプロピルメチルフェノールが配合されています。これはウイルスなどから肌を保護するために必要な殺菌成分として知られています。
しかし、肌が敏感な人にとっては、殺菌効果が期待できる一方で、手荒れが悪化する可能性もあります。手荒れが気になる方には、殺菌作用が強い石鹸は使いづらいかもしれません。もしキレイキレイの中から選ぶのであれば、保湿成分の入ったキレイキレイ薬用ハンドコンディショニングソープが特におすすめです。
泡用のポンプに抗菌剤
キレイキレイの泡用ポンプには、抗菌剤である亜鉛イオンが付着しています。これはポンプの表面に水分が触れることによって、亜鉛イオンの働きで菌が付きにくくなる仕組みです。表面が汚れない状態であれば、その効果は半永久的に維持されると言われています。
メーカーでは安全性に配慮し、適切な量の抗菌剤を使用しているとのことです。
適切な使用方法を守れば、人体に対して影響を及ぼすリスクは少ないとされています。抗菌剤が含まれているからといって、特に問題はないと考えられています。
他のハンドソープの方が抗菌作用が強い？
他のメーカーのハンドソープとキレイキレイのハンドソープを比較した実験が行われた結果から、買ってはいけないという噂が立ったようです。詳しく見ていきましょう。
雑誌の実験
2019年、雑誌『LDK』でハンドソープの比較実験が行われ、その結果が掲載されました。その際、キレイキレイのハンドソープは評価が低く、殺菌力が不十分だと酷評されたのです。
この記事が掲載された後、SNSではショックを受けたユーザーからの書き込みが相次ぎました。
- キレイキレイがそんなにキレイキレイじゃなかったなんて信じられない
- ドラッグストアで安かったからキレイキレイを購入したけれど……。お金を惜しんで菌を増やしてどうするつもりなんだ……。
確かに「キレイキレイ」という名前からは、手をきれいに洗えるという印象を受けますよね。ドラッグストアで手に入りやすい商品であるため、信頼感を抱く方も多いのではないでしょうか。
手肌を守るという意見も
一方で、このような結果を受けて化粧品の専門家が反論する声も寄せられています。殺菌作用が弱いことで、逆に安全に使えるという意見も存在するのです。
過剰な殺菌力は手荒れを悪化させる原因となることもあるそうです。悪性菌だけでなく、手指に常在する善玉菌まで減少させてしまい、肌のバリア機能が低下してしまう場合もあります。その結果、余計に手荒れが進行し、有害な菌に感染しやすくなる可能性も考えられます。
また、薬用（医薬部外品）として認可されている石鹸は、一定の殺菌効果が期待できることを意味しています。さらに、他のハンドソープと比べて洗浄剤が穏やかに作られているため、キレイキレイが劣っているとは言えないのではないかとも考えられています。
2021年のLDKの結果
2021年に『LDK』は「泡ハンドソープのおすすめランキング17選」を発表しました。
その中で、キレイキレイの薬用泡ハンドソープは6位に選ばれました。除菌力と汚れの落ちやすさはAランクでしたが、香りと手肌への優しさはBランクという結果でした。
また、薬用コンディショニングソープも同様に6位にランクインし、汚れ落ちのしやすさがBランクだったため、これが評価が上がらない理由だったようです。
まとめ
化粧品を扱う専門家の中には、殺菌剤は必ずしも必要ではないと考える方がいるようです。正しい手洗いを行うことで、殺菌剤が含まれていない石鹸でも有害なバイ菌を効果的に除去できると主張しています。もし、使用していて特に問題がなければ、そのままキレイキレイのハンドソープを使い続けても良いかもしれませんね。
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