
お菓子作りが趣味の方の中には、もうすでに「アーモンドプードル」について耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
お菓子のレシピを探していると、頻繁に登場するこのアーモンドプードルは、実際に数多くのお菓子に欠かせない存在です。
「うちにはそんなものはないから…」と考えて、使わずにレシピを省略してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アーモンドプードルを加えることで、お菓子の味わいが格段に向上しますので、ぜひ活用してみることをお勧めします。
ただ、一般的に販売されているアーモンドプードルは、スーパーの製菓コーナーで手に入れようとすると意外に高価です!!
そのため、市販のアーモンドプードルを購入するのはお勧めできません。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
この記事では、アーモンドプードルを購入するべきでない理由と、その代替手段について詳しく説明していきます。
アーモンドプードルとは

アーモンドプードルは、別名「アーモンドパウダー」とも呼ばれています。
その名の通り、アーモンドを粉状にしたものであり、その用途は幅広いです。
「プードル」はフランス語で「パウダー」を意味するため、アーモンドプードルとアーモンドパウダーは実際には同じものです。
主に焼き菓子に使用され、これを加えることで深みや風味が飛躍的に増し、仕上がりの美味しさが格段に向上します。
アーモンドプードルを使う理由

では、アーモンドプードルを使用することで何が変わるのでしょうか。
手作りのお菓子といえば、クッキーやパウンドケーキなど、小麦粉を基本にしたものが多いですよね。
その過程で生地を混ぜたりこねたりすることが一般的です。
小麦粉のみを使用した場合、この時に生成されるのがグルテンという成分です。
グルテンは粘性と弾力性を持ち、こねるたびにその特性が強化されます。
うどんのコシを出すためには重要な要素ですが、実際にはお菓子作りにはあまり適していません。
パウンドケーキはモソモソとした食感になったり、焼き上がりが美しくならない原因となり、クッキーも固く仕上がることが多いです。
クッキーを自宅で作ったことがある方は、噛むのが困難なほど硬いクッキーを作ってしまった経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。
そこで、アーモンドプードルが活躍します。
アーモンド自体にはグルテンが含まれていないため、生地を多少練りすぎても固くなる心配が少ないのです。
さらに、アーモンドが持つ油分は生地の触感を軽くし、ケーキはふっくら、クッキーはサクサクに仕上げることが可能になります。
私自身、クッキーが大好きでよく作るのですが、アーモンドプードルを使うことで、市販品のようなサクサクのクッキーを自宅で再現することができるようになりました。
買ってはいけない理由

そんなお菓子作りにおいて重要なアーモンドプードルですが、実際にはスーパーの製菓コーナーで簡単に手に入ります。
しかし、お店で購入するのは避けるべきです。
その理由についてこれから詳しく説明します。
高い

店舗で販売されているアーモンドプードルは非常に高価です。
通常、40gで約300円程度が相場でしょうか。
皮を丁寧に取り除き、きれいに粉状に加工されているため、品質は良いものの、その分価格が高くなってしまいます。
自分で作るよりも、既製品のお菓子を購入した方がコスト的には安くなることが多いです。
お菓子作りを趣味として楽しむ方には問題ありませんが、節約を目的に手作りを考えている方には、購入は避けるべきです。
自作することが可能

では、アーモンドプードルを使ったお菓子作りを諦めなければならないのか…と思った方もいらっしゃるでしょう。
もし、フードプロセッサーをお持ちであれば、自宅でアーモンドプードルを作ることができるのです。
必要な材料はアーモンドと水だけ。
ネットショップやドン・キホーテなどの安売りスーパーで安価なアーモンドが見つかれば、それを使って作ることができます。
特に安売りのアーモンドが手に入った場合は、ぜひ取り入れてみてください。
アーモンドプードルの作り方

では、アーモンドプードルの作り方を具体的に紹介していきます。
- 鍋に水を入れ、沸騰させる
- 沸騰したお湯にアーモンドを入れ、3分間茹でる
- 茹でたアーモンドをザルにあげ、水をかけてギリギリ触れられる温度まで冷やす
- 枝豆のようにツルンと皮をむくことができるので、すべての皮を剥く。
- 皮を剥いたアーモンドをフライパンで乾煎りし、水分を飛ばす。
- 冷ましたアーモンドをフードプロセッサーにかけて、粉状にする。
- 粉状にしたアーモンドをさらに乾煎りし、キッチンペーパーにあげて冷ます。
これで自家製のアーモンドプードルが完成です。
私はドン・キホーテの素焼きアーモンドを使用して作りましたが、材料費だけで考えると同じ量の40gで約72円という驚きの結果に!
お店で売られているようなおいしいお菓子を自宅で作りつつ、さらに節約にもなるため、一石二鳥の利点があります。
自作したアーモンドプードルの注意点
ただし、自分で作ったアーモンドプードルには、粉砕しきれなかった粒が残ることや、アーモンド特有の色が出てしまうことなどの欠点もあります。
店舗で販売されているような真っ白でサラサラとした粉状とは異なるため、できあがったお菓子にアーモンドの粒や独特の食感が残ることをご了承ください。
(ただし、あまり気にならない程度のものです。)
まとめ

せっかく手作りのお菓子を作るのであれば、やはりおいしく仕上げたいですよね。
アーモンドプードルを作るのは少し手間がかかりますが、加えることでお菓子の美味しさが大きく変わります。
お店で販売されているようなお菓子を自宅で作りたいと考えている方は、ぜひ挑戦してみてください!
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