近年において、私たちの健康に対する意識はかつてないほど高まっています。
スーパーマーケットなどでは、食品の添加物やその原材料、さらには生産地に関する情報が豊富に表示されており、消費者はそれを基に選択を行うようになっています。その結果として、添加物が含まれていない商品を選ぶことが一般的になり、私自身もできる限り添加物を含まない製品を意識して選ぶよう努めています。
しかし、「無添加」と表示されている食品にも、実際には注意が必要な点がいくつか存在するのです。
「え?いつも無添加だから安心して購入していたのに、どうして?」
「無添加だから安全だと思っていたのに、実はそうではないの?」
このように感じる方が多いのではないでしょうか。
今回は、その中でも特に無添加のだしの素について詳しく解説していきたいと思います。
この記事を通じて、以下のことを理解できるようになるでしょう。
それでは、ぜひ最後までお付き合いください。
無添加は本当に危険なのか?
まず最初に、無添加食品がなぜ危険であるかについて詳しく説明いたします。
無添加の食品は、保存料などの食品添加物が使用されていないため、商品の保存性が低く、結果として賞味期限が短い傾向があります。このため、知らないうちに賞味期限が過ぎた食品を消費する可能性が高まり、それが原因で食中毒を引き起こすリスクも増加します。
・「オルトレキシア」という症状によって食事のバランスが崩れることがある
この「オルトレキシア」とは、1990年代にアメリカの医師スティーブン・ブラットマンが提唱した「正しい食事に対する強迫観念」を意味します。無添加やオーガニック、さらには非遺伝子組み換え食品にこだわるあまり、選択肢が狭まり、結果として胃腸障害や栄養失調を引き起こすリスクがあると指摘されています。
無添加と表示されていても、添加物が存在しないとは限らない
「無添加」と書かれているからといって、すべての成分が自然素材で構成されていると思っている方が多いかもしれません。
しかし、パッケージをよく確認すると、実際にはそうではないことが分かるでしょう。市販の無添加だしの製品のパッケージには、「化学調味料(うま味調味料)は使用しておりません」といった表記が見られます。これは、グルタミン酸ナトリウムなどの化学調味料が含まれていないことを意味しており、他の成分、例えば食塩や砂糖などが添加されている場合もあることを示しています。
念のためお伝えしておきますが、化学調味料は食品添加物の一種であり、サトウキビなどの糖類を精製する過程で生成される副産物から抽出・精製されています。一般的にはうま味調味料として知られています。
「無添加」と表示されているからといって、すべてが自然素材から作られているわけではありません。「保存料・着色料無添加」といった表記は、保存料と着色料が含まれていないだけを意味する場合もありますので、注意が必要です。
よく「無添加だし」と表示されている商品には、酵母エキスや調味料(アミノ酸)、グルタミン酸ナトリウム、たんぱく加水分解物などが含まれていることが多いです。
さらに、「グルタミン酸ナトリウム」や「たんぱく加水分解物」は発がん性があることが広く知られています。
また、「酵母エキス」は、酵母の有用成分を自己消化や酵素、熱水などを利用して抽出したエキスです。「酵母エキス」は精製されていないため、食品添加物には分類されませんが、人為的にタンパク質をアミノ酸に変換して調味料として利用されています。つまり、「酵母エキス」を摂取することは、自然界には存在しないタイプのアミノ酸を体内に取り入れることになるのです。
私たちの体内では、タンパク質は複数のアミノ酸から構成されていますが、化学合成されたアミノ酸を摂取した場合、私たちの体はこのアミノ酸を消化するための酵素を持っていないため、消化・分解されずに体内に蓄積され続けます。蓄積されたアミノ酸は、タンパク質の構造を乱してしまい、肝臓や腎臓に負担をかけ、白内障などの老化に伴う病気を引き起こす可能性もあります。
このように、日本では「酵母エキス」や「たんぱく加水分解物」が人工調味料や添加物としてではなく、食品表示として扱われているのです。
そのため、添加物不使用という表記があっても、実際には使用されているケースが多いのです。
まとめ
私たちの健康への関心が日々高まる中で、無添加の生活を志向している方や、すでにその実践を行っている方も多いことでしょう。
無添加のライフスタイル自体は非常に素晴らしいものであり、私もその意識を持ち続けたいと考えています。
しかし、「無添加」という言葉だけを信じて商品を選ぶことは、巧妙な表示の罠にはまってしまい、いつの間にか従来の製品と変わらないものを手にしてしまう危険性も否定できません。
改めて、商品を購入する際には、無添加という表記だけでなく、裏面の原材料リストも丹念に確認しながら選ぶことが重要だといえます。
最後までお読みいただき、心から感謝申し上げます。
コメント
酵母エキスは「塩酸分解法」で発がん性物質を生成しますが、
創健社、オーサワジャパン、ニシキヤキッチンなどは
塩酸分解法を使用しない酵母自身による自己消化や酵素分解法によって
エキスを製造しており、塩酸分解法は使用していないため
発がん性はありません。
個人的には酵母エキスよりも塩酸が高頻度で使われる
「たんぱく加水分解物」を気をつけたほうがいいと思いますね。
うま味調味料とは話が変わりますが、ハーゲンダッツも添加物を使用していますが
香料(天然由来)・着色料(問い合わせなら安全なカラメルIのみ)
・乳化剤(植物レシチン)・安定剤(ペクチン)と
全て「毒性が低いもののみ」使用しているそうですよ。
またその他にも添加物ではないものの
ネット上ではパーム油のトランス脂肪酸や酸化防止剤の発がん性を
危険視している方が多いと思いますが、
無添加でもパーム油を使用している企業(創健社、オーサワ)に問い合わせたところ
どちらの企業も「トランス脂肪酸」はごく微量で
「酸化防止剤」も使ってない安全なパーム油だそうですよ。
またトランス脂肪酸はサラダ油や牛乳、バターにも含まれているので
そんなこと言ってたらキリが無いですよ。
あと、あまり添加物に気にしすぎると食糧難や震災に遭った時に真っ先に死にますよ。
ネット上やSNSに流れている
「○○は買ってはいけない」「添加物は毒」といった情報は
99.9999%科学的根拠のない情報で
一種の「宗教」であり「洗脳(マインドコントロール)」なのです。
ごく微量に使われる添加物を気にするくらいなら
普段の食事での摂取量を気をつけたほうがいいと思いますよ。
食塩でも摂り過ぎればガンのリスクは当然あります。
周りの環境が原因でガンになることだってあり得るんですよ?
あと、人間の胃酸にも塩酸は含まれるので
たんぱく加水分解物に塩酸使って発がん性が出るという考え方なら
タンパク質の含まれる肉や魚を食べたら
胃酸によって発がん性物質は生成されるかもしれませんよ。
→じゃあ、たんぱく質を摂らない選択をすれば栄養失調になりますよ。
食事にリスクはつきものだと思った方がいいですね。
結局、胃酸によって食べたものが化学反応起きて
発がん性物質に変わることもあるので。
つまり、たんぱく加水分解がダメなら
たんぱく質の含まれるもの→全部胃酸に含まれる塩酸によって発がん性物質に変わる
ので極端な事を言うと
「タンパク質の含まれた食事は全部ダメ」という事になってしまいます。
そうなるとキリがないです。(すでに赤身の肉や調理中に発生するアクリルアミドやヘテロサイクリックアミンにも発がん性がある事は知られています)
発がん性物質とはいえ、普段の食事で摂る量はごく微量ですので
普段の食事での摂取量を気をつけた方がいいと思います。
(毎日ポテトチップスや赤身肉を食べすぎたりしないなど)
なぜ、赤身肉や調理中に発生するアクリルアミドやヘテロサイクリックアミンなどの
発がん性物質よりも
ごく微量に使われる添加物がここまでSNSやブログなどで
悪く言われているのかが私には理解ができません。
最近こういう「添加物が毒」みたいにケチつける投稿とか記事をよく見かけますね。
美味しい物を食べて楽しい気分になりたいだけなのに
○○は毒やらネガティブな情報ばかり見せられたら
コッチもストレスでノイローゼになりますので
本当にこういうのやめていただきたい。