友人や親族、同僚に赤ちゃんが誕生した際には、出産祝いのプレゼントを選ぶのに悩むことが多いのが一般的です。特に、自分自身が独身であったり、子供を持っていない場合、どのような贈り物が喜ばれるのか全く想像がつかないこともあるでしょう。
私自身も独身の頃には、その感覚をつかむことができず、赤ちゃん用品専門店の「出産祝い」と名付けられたコーナーから、何となく目に付いたものを選んだ記憶があります。しかし、今では3人の母親として、その時の選択がもらった側にはあまり嬉しくなかったのではないかと感じることが多いです(苦笑)。
そこで、私の実際の体験や少しの失敗を元に、贈って喜ばれないものと喜ばれるものをそれぞれ7つずつご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
買ってはいけない!?もらって嬉しくないもの7選
まずは、贈ってもあまり喜ばれないものを見ていきましょう。
ベビー服
ベビー服は数が多くても困ることはありませんが、デザインや趣味が合わなかったり、サイズが微妙だったりすることがよくあります。そのため、せっかく贈られた服が着用されずに終わってしまうことも多いのです。親は可愛い我が子には自分のセンスで選んだ服を着せたいという思いが強いため、この成長が早い時期には、自分で選んだ服を着せることが望ましいと言えます。
私も独身時代、友人の出産祝いとして新生児用の肌着をプレゼントしましたが、新生児用の肌着は実際には生後1か月しか使わないことを出産するまで全く知りませんでした。結局、その肌着が使われたのかどうかも分からず、少し後悔しています。
手形・足形フレーム
赤ちゃん用品専門店に行くと、手形や足形を取るためのアイテムがたくさん販売されています。赤ちゃんの小さな手や足の形を残しておきたい気持ちは理解できますが、実際には赤ちゃんのお世話が非常に大変で、手形や足形を取る余裕がない親が多いのが現実です。
私も最初の子供を育てていた時には、そのような余裕が全くありませんでした。実際、独身時代に友人にこの手形・足形フレームを贈ったことがありますが、使ってもらえたかどうかも疑問です。もし彼らが残しておきたいと思った場合、おそらく自分たちで購入するでしょうし、もっと他の贈り物を選べば良かったと感じています。
フォトフレーム
フォトフレームも出産祝いの候補として挙げられますが、やはり自分の好みに合うものを選びたいと思うのが当然です。贈ったフォトフレームが相手の趣味に合わなかった場合、家に飾る気持ちになれないかもしれませんし、処分する際に心苦しく感じることもあるでしょう。
私自身も上司の出産祝いにフォトフレームを贈ったことがありますが、もしかしたら彼女の好みではなかったかもしれないと考えると、少し気がかりです。
銀のスプーン
出産祝いに銀のスプーンを贈る習慣があることを、私が出産するまで知りませんでした。銀のスプーンには、赤ちゃんの幸せや裕福な生活を願う意味が込められています。
私が第一子を出産した際に、名のあるブランドの銀のスプーンをいただきました。非常に嬉しかったのですが、実際には離乳食用のスプーンを使用しており、幼児食に移行してからも銀のスプーンは使う機会がなかったため、そのスプーンを使ってあげられなかったことが申し訳なく感じられました。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみも出産祝いの候補としてよく選ばれます。赤ちゃんとぬいぐるみの組み合わせは非常に愛らしいですが、実際には大きさやデザインによってはかさばってしまうこともあります。好みでないものを贈ると、その処分に困ることが多いので、ぬいぐるみはあまりおすすめできません。
おもちゃ
おもちゃを贈る際には、たくさんの種類から選ぶ必要があるため、非常に難しいものです。もらったおもちゃの中には、すでに似たようなものを持っていたり、あまり好みでないものも存在します。私の家でもいくつかのおもちゃをいただきましたが、同じような積み木が重複してしまったり、子供があまり喜ばなかったりと、おもちゃ選びは本当に難しいと感じました。
カタログギフト(日用品)
カタログギフトは定番の選択肢ですが、日用品のみが掲載されたカタログギフトは、出産祝いとしてはあまり嬉しくないと感じました。自分で選べるからこそ、すでに持っているものや好みでないものをもらってしまうことがあります。
キッチングッズなどの日用品がメインのカタログギフトは、出産祝いにはあまり適していないと感じることがあります。食器やカトラリーはすでに揃っているし、バッグや財布なども特に必要ないので、欲しいものが見つからず困ってしまうことが多かったのです。
もらって嬉しいもの7選
さて、ここまで贈って嬉しくないものを紹介してきましたが、次は実際に贈って喜ばれたものを7つ紹介します!
オムツケーキ
こちらは可愛いバルーンが飾られたオムツケーキです。オムツケーキにはおもちゃやベビー服、ぬいぐるみなどがセットになっていることが多いですが、前述のように大きなぬいぐるみが含まれていると扱いに困ることがありますので注意が必要です。それでも、可愛らしさには目を引かれるものですね。
このオムツケーキは、出産前には新生児サイズ、出産後にはSサイズのオムツが喜ばれることが多いです。相手との関係性を考慮し、どのサイズが必要かを尋ねてみるのも良いでしょう。
ベビーのスキンケア用品
スキンケア用品も非常に喜ばれる贈り物の一つです。実際にいただいたのは、友利新先生がプロデュースしたスキンケア商品です。ベビーソープ
赤ちゃんの敏感な肌を考慮して作られたスキンケア商品で、少し特別感も感じられました。我が家でも大変重宝しました。
ガンガン使えるスタイ
スタイは何枚あっても全く困りません。もちろん、スタイのデザインや好みも考慮しなければなりませんが、赤ちゃんは1日に何度もスタイを交換するため、そんなことを言っていられません(笑)。
私の家の場合、男の子の出産時に女の子向けのスタイをいただいたこともありましたが、それでも家の中ではたくさん使用させてもらいました。綿100%で可愛いスタイ
タオル類
特にバスタオルは我が家で非常に活躍しています。おくるみとして、おむつ替えの際に、シーツの代わりに、ブランケットとして、もちろんお風呂上がりにも大いに役立ちます。消耗品であるため、何枚あっても大変ありがたい存在です。もし使わない場合は、掃除用にでも使ってもらえればいいかなと考えています。
おくるみやフェイスタオル、ハンドタオルのセットは特に重宝します。
ポンチョタイプの帽子付きタオルも可愛く、我が家でもお風呂上がりに大変重宝しました。
ガーゼおくるみ
ガーゼおくるみは非常に多用途に使えます。夏場にはバスタオルが暑く感じられるため、ガーゼおくるみは大変役立つアイテムです。おむつ替えの時やシーツ代わり、ブランケット、日除け、授乳ケープとしても活躍しますので、1枚あると非常に便利です。人気の6重ガーゼおくるみ
すぐに食べられるもの
産後のママは本当に大変で、自分のことを後回しにしがちです。しかし、ママ自身も栄養をしっかり摂る必要があります。
こちらは、化学調味料や合成着色料、保存料無添加のスープギフトです。常温保存が可能で、電子レンジで1分加熱すれば食べられるのが魅力です。忙しいママには本当に助かる一品です。実は、私もこちらのスープを自分用に購入しました(笑)。
高級なお茶漬けも嬉しい贈り物です。ご飯さえあれば、この一品で満足できる食事が摂れるので、常温保存ができるのも嬉しいポイントです。
カタログギフト(食べ物)
日用品のカタログギフトについてはあまり喜ばれないと申し上げましたが、食べ物に特化したカタログギフトは大歓迎です!特に、出産直後は買い物に行くのも難しいため、カタログギフトで自分が食べたいものを選べるのは楽しい体験になります。
リンベルのカタログギフトは、多くの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。予算に応じたカタログを選べるので、ぜひチェックしてみてください。
ただし、お肉のみのカタログギフトも存在しますが、産後はすぐに食べられるものの方が嬉しいケースが多いので、バリエーション豊富なカタログギフトの方が喜ばれるかもしれません。
まとめ
3人の母としての私の経験を元に、贈ってはいけないものと喜ばれるものをそれぞれ7つずつご紹介しました。
今回ご紹介した「もらって嬉しいもの」は、消耗品であるため、使い終わった後(食べた後)には手元に残りません。そう考えると少し寂しく感じるかもしれませんが、もらった側としては「好みでないものが残るよりも、役立つけれど残らないもの」の方が記憶に鮮明に残ります。
何よりも大切なのは、贈る気持ちであることは言うまでもありませんが、せっかく贈るならば喜んでもらえるものを選びたいですよね。この情報が、出産祝いを選ぶ際の参考として役立てていただければ幸いです。
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