この記事では、モバイルバッテリー(モバイル充電器)を選ぶ際に考慮すべきポイントについて、詳しくご紹介していきます。
- 外出中にスマートフォンの充電が切れて困ったことがある方
- モバイルバッテリーの種類が非常に多くて、自分に合ったものを選ぶのが難しいと感じている方
- 人気のあるモバイルバッテリーについて知りたいと考えている方
この記事は、上記のような方々を対象にして作成されています。
最近では、モバイルバッテリーを持ち歩く人が急増しており、その影響で多種多様な機能を備えた製品が次々と市場に登場しています。
そのため、モバイルバッテリーを選ぶ際には、いくつかの注意点をしっかりと理解しておく必要があります。
また、記事の後半では、おすすめのモバイルバッテリーもご紹介いたしますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーは、どこにいても電子機器を充電することができる「携帯型の充電器」としての役割を果たします。
このデバイスにはリチウムイオン電池が使用されており、何度でも繰り返し使える点が大きな魅力となっています。
外出中に音楽を楽しむ方やゲームをプレイする方にとっては、非常に便利で欠かせないアイテムとなっていることでしょう。
そのため、出張や旅行だけでなく、普段のショッピングや通勤の際にも多くの人が持ち歩いているのではないでしょうか。
さらに、モバイルバッテリーは災害時にも非常に役立つとされています。
例えば、災害時に携帯電話の充電が切れてしまうと、家族との連絡が取れなくなり、不安が募ります。
そんな時にモバイルバッテリーを持っていれば、安否確認をスムーズに行うことができるのです。
万が一の事態に備えて、ぜひ1台は持っておくことを強くおすすめします。
モバイルバッテリーの選び方
ここからは、モバイルバッテリーを選ぶ際の重要なポイントを詳しく解説していきます。
いくつかのポイントがあるので、一つずつ確認してみましょう。
容量の確認
モバイルバッテリーを選ぶ際に最初に確認すべきは、その容量です。
「どのくらいの容量が必要なのか?」や「そもそも容量とは何を指すのか?」といった疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
まず、容量とは、モバイルバッテリーが供給可能な電気の量を指します。
容量は「mAh」という単位で表されており、数字が大きいほど複数回の充電が可能になります。
ただし、実際には容量にロスが発生するため、表示されている容量の約7割程度が実際に使用できると考えるのが良いでしょう。
例えば、容量10,000mAhのモバイルバッテリーを購入した場合、実際に使えるのは約7,000mAh程度ということになります。
また、スマートフォンが必要とする電気の量は、機種ごとに異なるため、事前に自分のデバイスがどのくらいの容量を必要としているかを確認しておくことが重要です。
以下に、モバイルバッテリーの容量ごとに、充電可能回数をまとめましたので、参考にしてみてください。
・10,000~15,000mAh スマホの充電2回~3回分
・15,000~20,000mAh ノートパソコンやスマホ、タブレットなどの充電を複数回分
急速充電に対応しているか
急速充電が可能かどうかも、選ぶ際の重要なチェックポイントの一つです。
「1時間以上接続しているのに全然充電されない」「充電速度が遅すぎてイライラする」といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際、モバイルバッテリーの急速充電に対応しているかどうかで、充電速度は大きく異なります。
「急速充電ができるかどうかは何を見れば良いの?」と疑問に思う方に向けて、わかりやすく解説します。
まず確認すべきは出力数です。
出力数とは、一度に流れる電流の強さを指します。
この出力数はアンペア(A)という単位で表記されており、数値が大きいほど流れる電流が多く、急速に充電することが可能になります。
一般的に2.0A以上であれば急速充電が可能といえるでしょう。
そのため、スマートフォンだけでなく、タブレットやゲーム機を充電する際には、2.0A以上のモデルを選ぶことをおすすめします。
サイズや重さの確認
モバイルバッテリーを選ぶ際には、サイズや重さも確認すべきポイントの一つです。
どれだけ機能性が優れていても、大きさや重さが気になると、持ち運ぶのが難しくなってしまいます。
特に重さには注意が必要です。
100gから500gを超えるものまであり、見た目以上に重い製品も多いです。
500gというのは、おおよそ500mlのペットボトルと同じくらいの重さです。
そのため、実際には思った以上に重いことが分かるでしょう。
購入しても持ち運ばなければ意味がありませんので、できるだけ軽量でコンパクトなものを選ぶことが重要です。
また、サイズにおいても、超小型のものからスマートフォンと同じくらいのサイズのものまで多様に販売されています。
大きすぎると不便ですが、鞄を持ち歩く方にはそれほど気にならないかもしれません。
ポート数の確認
モバイルバッテリーを選ぶ際には、充電ポートの数も確認する必要があります。
ポート数とは、ケーブルの差し込み口の数を指します。
「複数台同時に充電したい」「友達と一緒に使用したい」と考えている方には、ポート数が2つ以上のモデルを選ぶと非常に便利です。
複数台を同時に充電できると、一台の充電が終わるのを待つ必要がなくなります。
ただし、同時に複数台充電する際は、供給できる容量が半分ずつになってしまうため、注意が必要です。
蓄電残量の確認ができるか
意外と見落とされがちな蓄電残量の表示機能についても考慮しましょう。
「せっかく持ってきたのに、モバイルバッテリー自体が充電切れだった」という事態を防ぐために、残量表示機能は非常に重要です。
残量が分からないと非常に不便ですから、最近のモバイルバッテリーでは残量確認ができるモデルも多く存在しますので、ぜひチェックしてみてください。
PSEマークの確認
モバイルバッテリーを選ぶ際には、PSEマークが付いているかどうかも確認することが大切です。
PSEマークとは、電気用品安全法に基づいて、安全基準に適合した電気製品に付与されるマークです。
近年では、モバイルバッテリーが原因で発火や爆発といった事故が多発していますが、その際にPSEマークが付いていない製品は危険性が高く、製造や販売が禁止されています。
とはいえ、PSEマークが付いていない製品も存在するため、しっかりと確認することが重要です。
また、PSEマークのある安全な製品であっても、事故の可能性はゼロではないため、使用時の取り扱いには十分な注意が必要です。
おすすめのモバイルバッテリー4選
ここまで述べてきた選び方のポイントを踏まえて、おすすめのモバイルバッテリーを4つご紹介します。
USB急速充電器とモバイルバッテリーを兼ね備えた最上級モデルです。
最大20Wの出力により、従来のモデルに比べて最速で充電することが可能です!
さらに、ケーブル不要で本体の充電ができるため、非常に便利な仕様となっています。
ブランド:Anker
容量:10000mAh
サイズ:約82×82×35mm
重量:約278g
出力:5V/2.4A
ポート数:2
対応機種:スマートフォン/タブレット端末/AirPods/Apple Watch
ソーラーパネルを搭載した超大容量のモバイルバッテリーです。
アウトドアでの使用はもちろん、災害時にも大きな力を発揮しますので、1台持っておくだけで安心感を得ることができます。
また、4つのLEDインジケーターが搭載されているため、蓄電残量を一目で確認できるのも非常に便利です。
容量が大きい分、重量はかなりありますが、普段の生活においても非常に役立つことは間違いありません。
ブランド:TTY
容量:30000mAh
サイズ:約160×80×250mm
重量:約402g
出力:5V/2.1A
入力:5V/2A
ポート数:4
対応機種:スマートフォン/タブレット端末
持ち運びに便利なコンパクトサイズのモバイルバッテリーです。
コンパクトでありながら大容量のモバイルバッテリーをお探しの方に最適な一品です。
なんと、この製品はスマホの充電を2回分行うことができます!(機種によって異なる場合があります)
ブランド:Lakko
容量:13800mAh
サイズ:約95×64×23mm
重量:約198g
出力:5V/2A
入力:5V/2A
出力/入力ポート数:2
対応機種:スマートフォン
20000mAhの超大容量を誇るモバイルバッテリーです。
この製品は、スマートフォンを約4回、タブレット端末を約2回充電できる性能を持っています。
世界的に有名なブランドAnkerによるもので、コストパフォーマンスが非常に魅力的です!
ブランド:Anker
容量:20000mAh
サイズ:約158×74×19mm
重量:約343g
出力:5V/3A
入力:5V/2A
出力/入力ポート数:2
対応機種:スマートフォン/タブレット端末
まとめ
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回の内容をおさらいしてみましょう。
▶モバイルバッテリーとは?
▶モバイルバッテリーの選び方
・容量の確認
・急速充電に対応しているか
・サイズや重さの確認
・ポート数の確認
・蓄電残量の確認ができるか
・PSEマークの確認
▶おすすめのモバイルバッテリー4選
いかがでしたでしょうか?
これからモバイルバッテリーを購入しようと考えている方や、現在使用しているモバイルバッテリーの機能を向上させたいと考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしていただけると幸いです。
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