料理を行う際に欠かせない調理器具の一つとして、「まな板」があります。
新生活をスタートさせるタイミングで、まな板を買い替えたり、新しく購入したりする方も多いのではないでしょうか?
シンプルで基本的な道具なので、購入の際にあまり考えずに選んでしまうかもしれませんが、少し待ってください!
実はまな板にはさまざまな種類があり、選び方を誤ると使用感が悪くなったり、手入れにかなりの手間がかかってしまうことがあるのです。
毎日使用する道具だからこそ、使い勝手の良いものを選びたいと誰もが思いますよね。
ここでは、まな板の種類や、購入しても良い「まな板」と、避けるべき「まな板」の違いについて詳しくご紹介いたします。
材質・素材の違い
まな板は、その素材によって取り扱いや特性が異なります。
それぞれのメリットやデメリットなど、特徴を一つずつ詳しく確認していきましょう。
木製
木製のまな板と聞くと、扱いが難しいのではと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、木材で作られたまな板は、適度な柔らかさを持ち、刃当たりが非常に良いため、調理時の使用感が抜群で、疲れにくいという特徴があります。
包丁を使った際の衝撃も軽減され、静かに使用できるため、包丁が傷みにくいのも大きな利点です。
さらに、まな板自体が滑りにくく、調理がしやすいという点も魅力的です。
料理が好きな方には特におすすめの素材です。
しかし、手入れに手間がかかるというデメリットも存在します。
濡れた状態で放置するとカビが生える恐れがあるため、使用後はすぐに洗い、スタンドなどに立てかけてしっかりと乾燥させる必要があります。
傷やカビが発生した場合には、紙やすりやカンナで削る作業が必要になることもあります。
漂白剤を使用することもできないため、注意が必要です。
また、他の素材に比べて価格が高いため、気軽に買い替えられないのもデメリットと言えるでしょう。
きちんとメンテナンスを行いながら、長く大切に使用していくことが重要な使い方になります。
プラスチック製
次に、プラスチック製のまな板について見ていきましょう。
このタイプのまな板のメリットは、手軽に使えて、手入れも簡単であるという点です。
他の素材に比べて価格が安価なものが多いため、気軽に新しいものを試したり、買い替えたりしやすいのが魅力です。
軽量であるため、取り扱いも非常に楽です。
水はけが良く、汚れも落ちやすいので、漂白剤を使っても衛生的に使用することができます。
デメリットとしては、刃当たりがあまり良くない点が挙げられます。
刃を傷める可能性があるため、頻繁に料理をする方にはあまり向いていないかもしれません。
また、滑りやすい素材であるため、他の素材に比べて調理がしづらいと感じる方もいるでしょう。
プラスチック製のまな板を購入する際には、裏側に滑り止めが施されているものを選ぶと良いでしょう。
ゴム製
次に、ゴム製のまな板に目を向けてみましょう。
ゴム製のまな板のメリットは、プラスチック製よりも包丁の刃当たりが良く、木製よりも手入れが簡単であることです。
漂白剤を使用しても問題ないため、掃除が楽に行えます。
木製とプラスチック製の良いところを兼ね備えたタイプと言えるでしょう。
どのタイプにするか迷った際には、ゴム製を選ぶのが良いかもしれません。
ただし、デメリットとしては、本体が重く、ゴム特有のにおいが気になることがあります。
また、熱に弱いため、食洗機に入れることができない場合もあり、注意が必要です。
選ぶ時のポイント
まな板を選ぶ際の基準は、素材だけにとどまりません。
知っておくと便利なポイントがいくつかあるので、ここでご紹介しましょう。
サイズ
まな板のサイズは非常に重要な要素です。
「普段あまり料理をしないから」「コンパクトな方が使いやすいだろう」と思って小さいタイプを選ぶと、食材を切った際にまな板から食材が落ちてしまい、ストレスを感じることになるかもしれません。
また、必要以上に大きなものを選ぶと、収納の際に困ってしまうこともありますよね。
一度に作る料理の量や家族の人数を考慮して、適切なサイズを選ぶよう心がけましょう。
可能であれば、大きいサイズのものと小さいサイズのものを両方揃えておくと、シチュエーションに応じて使い分けることができて非常に便利です。
形状
まな板といえば長方形のものが一般的ですが、実は正方形や丸形のまな板も存在します。
一般的な長方形のまな板は、幅が広くて食材を切りやすいのが特徴です。
正方形や丸形のまな板は、幅が狭いため切る際に不便を感じることがあるかもしれませんが、その一方で調理台のスペースが狭くてもまな板を置きやすいというメリットがあります。
また、丸形のまな板はおしゃれなデザインが多く、時にはお皿代わりとして使うこともできますよ。
衛生面
衛生的に使用するためには、お手入れのしやすさも重要なチェックポイントです。
食洗機で洗いたい方は、まな板が食洗機に対応しているか、また食洗機に入れやすいサイズであるかを確認しておくことが必要です。
さらに、抗菌加工が施されているかどうかも大切です。
衛生管理が特に重要な調理器具なので、抗菌加工が施されたものを選ぶと良いでしょう。
買ってはいけないタイプは?
まな板を選ぶ際には、調理のしやすさを重視するのか、手入れのしやすさを重視するのかによって、買ってはいけないタイプが異なることを理解しておきましょう。
それぞれのポイントを確認しておきましょう。
調理のしやすさを重視する人
避けるべき「まな板」は、刃当たりが悪く、滑りやすいプラスチック製です。
木製やゴム製のものを選ぶことをおすすめします。
また、使い勝手が悪い、小さいサイズのものも選ばないようにしましょう。
手入れのしやすさを重視する人
避けるべき「まな板」は、使用後にしっかり乾かさなければならず、漂白剤も使えない木製です。
ゴム製で、食洗機に対応していないものも避けた方が良いでしょう。
プラスチック製のまな板を選ぶのが特におすすめです。
食洗機対応のものや、抗菌加工が施されたものも手入れが簡単で便利です。
まとめ
今回は「まな板」の素材の違いや、選び方のポイントについて詳しくお伝えしました。
毎日使用するものだからこそ、使い勝手の良いものを選びたいと誰もが思うはずです。
決して買ってはいけない「まな板」をしっかりと見極めて、自分に最適なものを選ぶようにしましょう!
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