【はじめに】
数多くのスピーカーが存在する中でも、特にJBLのスピーカーは、ジャズに特化した音質や、小規模なライブ会場にいるかのような生々しい音楽体験を提供することで非常に高く評価されています。これらの特性により、多くの音楽ファンから支持を受けています。
今回ご紹介するのはJBL STAGE A120というモデルで、価格帯は約2万円前後と、手に入れやすい本格派スピーカーです。
現在、JBLの公式サイトの製品ラインナップからは外れていますが、アマゾンなどのオンラインストアでは、まだ新品を手に入れることができます。
このJBL STAGE A120は、明るく元気な音をクリアに響かせる一方で、若干粗めな音質を持つことが特徴です。
音楽の緻密さや繊細さを重視するリスナーにとっては、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、その魅力は他にないものがあります。
それでも、このスピーカーは、多くのリスナーに強く支持される魅力を持ち、レビューでも高い評価を得ています。
私自身、コストパフォーマンスに優れたオーディオシステムを構築する際には、ぜひとも手に入れたいスピーカーだと感じています。
このスピーカーは、音の解像度を追求するのではなく、音楽そのものの魅力や独特の雰囲気を大切にしたサウンドを提供しています。
【いろんなスピーカーを聴いてみましょう】
オーディオに興味を持ち始めた初心者の方々の中には、どのスピーカーを選んだら完璧なのか悩んでいる方も多いことでしょう。
音に対する感じ方や価値観は人それぞれ異なるため、スピーカーの選び方に正解は存在しません。まずは自分の好みを理解することが最初のステップです。
そのためには、オーディオショップを訪れて、さまざまなスピーカーの音を実際に聴いてみることがとても重要です。
大型家電量販店でオーディオコーナーが充実している店舗を見つけて、そこでの体験も良いでしょう。私自身、大型家電店でスピーカーを購入した際、少し値引きしてもらった経験があり、オンラインで購入するよりもお得に感じました。
オーディオショップや家電量販店に足を運ぶのは少々手間ですが、自分の好みに合った音を奏でるスピーカーを見つけるためには、必要な努力だと考えていただければと思います。
【JBL STAGE A120の特徴】
ここで改めて、このスピーカーの特徴について詳しく述べていきます。
ロックやEDM、ジャズなど、リズム感が求められる音楽に非常に適しているスピーカーです。
低音は力強く、音質よりも音の量感を重視しています。中音域も美しく表現され、特に女性ボーカルが豊かに響くのが特徴です。音楽の持つ雰囲気を楽しむために設計されたスピーカーであり、過度に解像度を追求しない点が魅力です。
解像度という言葉は、例えば4Kテレビのように、細部まで鮮明な画質を示すことに関連していますが、音においても同様の意味で使われます。
このスピーカーは、音が抜けるような透き通ったサウンドよりも、小さなライブ会場での臨場感を重視しています。
JBLは多くのスピーカーに共通する特長を持っており、このモデルもその一つです。
スピーカーにはそれぞれ得意不得意がありますが、弦楽器もお洒落に美しく再生する能力を持っており、トランペットの音も豊かに響きます。音楽のジャンルを問わずしっかりと鳴らすことができるため、オーディオ初心者には非常に適したスピーカーと言えるでしょう。
どのジャンルにおいても心地良い音を奏でるスピーカーといえるでしょう。
スピーカー選びに失敗したくない方には、特におすすめのモデルです。
【注意点:スピーカーにはエージングが必要です】
オーディオ初心者の方の中には、このことを知らない方も多いかもしれませんが、新しく購入したスピーカーは、最初の段階では本来の音が出ないことがあるのです。
音楽を流してエージングを行うことが必要です。これは慣らし運転のようなものです。
エージングには数十時間を要することもあるため、気長に待ってあげることが求められます。
例えば、ミラーレス一眼カメラでも新品で最初に撮影した写真はあまり良くありませんでしたが、何枚か撮影するうちに画質が安定してきました。
音や映像に関連する電子機器は、最初に電源を入れた時点では最高のパフォーマンスを発揮するわけではなく、エージングが完了した頃から、音質や映像が徐々に向上していくものです。
どのスピーカーも同様で、良い音になるまでには少し時間がかかることを理解しておくことが大切です。
【このスピーカーの購入に向かない人】
スピーカーに対して解像度だけを求める方にとっては、このモデルは向いていないかもしれません。あまりにも音に対して写実的な描写を期待する方は、別のスピーカーを検討した方が良いでしょう。
音の感じ方には大きな個人差がありますので、自分に合ったスピーカーの情報を事前にインターネットで調べておくことも良い考えです。
【デザインや大きさ】
JBL STAGE A120は、ブックシェルフ型のデザインで、コンパクトで使いやすいスピーカーとなっています。
色合いは上部が黒で、その下の約3分の2は木目調のツートンカラーで、インテリアにもマッチしやすいデザインです。
アマゾンで検索すれば、ブラックのバリエーションも容易に見つかります。
ブックシェルフ型というのは、その名の通り本棚に収まるサイズ感で、重さは約4kg程度です。
掃除や部屋の模様替えの際にも、持ち運びやすい大きさと重さを兼ね備えています。
【まとめ】
JBL STAGE A120は、オーディオ入門者にとって非常におすすめのスピーカーです。しかし、音に対する写実的な解像度を強く求める方には向いていない可能性があります。
各メーカーはそれぞれ独自の特長を持ったスピーカーを展開しているため、自分自身の音の好みに合ったモデルを見つけることが非常に重要です。

コメント