カップヌードルPROを安易に買ってはいけない理由

最近、注目を集めているのが新しく登場したカップヌードルPROです。この製品は、特にヘルシー志向の方々からの関心を引いています。

このカップヌードルは、テレビのCMでもお馴染みの「低糖質・高たんぱく」という特長を備えた、新しいタイプのカップヌードルとして位置づけられています。

実際にこの商品を試食すると、従来のカップヌードルとほとんど変わらない美味しさを堪能できることが分かります。

「糖質を控えたいけれど、ラーメンの美味しさも楽しみたい!」と願っている方々には、非常に嬉しい商品であると言えます。

しかしながら、このように成分を人工的に再構成した食品は、摂取時に注意が必要です。

ここでは、どのような注意が必要なのか、その理由について詳しくお話ししていきたいと思います。

1日に食べて良いのは何個まで?

ヘルシーなイメージを持つカップヌードルPROですが、実際にはどの程度の量を食べても問題ないのでしょうか。

私が推奨するのは、1日1個までの制限です。

もしもそれ以上の量、つまり2個以上を食べてしまうと、体に悪影響を及ぼす可能性が出てくることがあります。

その理由について、これから詳しく説明していきます。

・塩分が多い
・食物繊維が豊富である

これらの理由を一つずつ確認していきましょう。

塩分が多い


皆さんは、1日に摂取しても良い塩分の量をご存知でしょうか?

厚生労働省が発表した『日本人の食事摂取基準2020年版』には、以下のように基準が定められています。

男性 7.5g/日
女性 6.5g/日

この基準に対して、カップヌードルPROには、味の種類によって異なるものの、3.7gから4.8gの塩分が含まれています。

驚くことに、1個を食べるだけで、1日の塩分の半分以上を摂取してしまうのです。

では、塩分を過剰に摂取すると、どのような影響があるのでしょうか?

まず第一に、塩分の摂りすぎは血圧を上昇させることが知られています。

血圧が高くなると、心臓にかかる負担が増加し、さらに脳梗塞などの脳血管疾患のリスクが高まるのです。

現代は人生100年時代と言われる中で、長生きするためには、健康を維持しながら過ごすことが重要です。

そのためにも、日常的に塩分には十分な配慮が必要です。

塩分に配慮したおすすめの食べ方は以下の通りです。

・スープはできるだけ残すこと
・カップヌードルPRO以外の食事を薄味にすること

カップヌードルPROの塩分は通常、「めん・かやく」と「スープ」の2つに分けて表示されています。

こちらも味によって異なりますが、めん・かやくには1.5gから2.1g、スープには2.2gから2.8gの塩分が含まれています。

スープを残すだけでも、塩分を大幅に減らせることが理解できますよね。

ただ、皆さんの中には「スープも楽しみたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、他の食事で塩分を調整することが賢明です。

通常、多くの方は1日に3食を摂ると思いますが、そのうち1回をカップヌードルPROにした場合、他の食事は薄味を心掛けると良いでしょう。

もし薄味にできない場合は、お味噌汁などの汁物を抜いたり、味の濃いお漬物を控えるなどして、少しでも塩分を抑えた食事を心がけることが重要です。

食物繊維が多い


食物繊維は、お通じを良くしたり、腸内の細菌バランスを整えるなど、様々な健康効果をもたらします。

先ほど、塩分の推奨摂取量についてお話ししましたが、食物繊維についても同様に基準が設けられています。

男性 21g以上
女性 18g以上
(出典:日本人の食事摂取基準2020年版)

しかし、実際には多くの人がこの摂取基準を満たせていないのが現状です。

腸内環境を整えることで、代謝が向上し、さらには生活習慣病の予防にも繋がりますので、しっかりと摂取したいところです。

さらに、カップヌードルPROには約20gもの食物繊維が含まれています。

つまり、男性の場合は1日分のほとんどを、女性の場合は1日分をこの一杯で賄うことができるのです。

このことから、非常に豊富な食物繊維が含まれていることが理解できますね。

そして、この点が1日1個までを推奨する理由の一つでもあります。

もし1日に2個も食べることになれば、食物繊維の摂取量は約40gにも達します。

しかし、この量は通常の食事からは摂取できないレベルです。

食物繊維は体に良い成分ではありますが、過剰に摂取するとビタミンやミネラルの吸収が妨げられたり、下痢を引き起こす可能性があります。

食べる量が多ければ多いほど良いというわけではありませんので、過剰摂取には十分に注意が必要です。

また、「カップヌードルPROを食べたから、今日はもう食物繊維を摂取する必要がない」と考える方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

食物繊維を効率的に摂取するためのポイントは、毎食必ず摂ることです。

特に糖尿病や脂質異常症、高血圧といった生活習慣病を予防するためには、毎食の摂取が非常に重要です。

カップヌードルPROに頼らずとも、バランスの取れた食生活を心がけて、きちんと食物繊維を摂取できるようにしましょう。

カップヌードルPROの上手な摂り方

ここまで、1日1個までの理由についてお話ししてきましたが、朝食、昼食、夕食のうち、いつ食べるのが最適なのでしょうか。

私の個人的なおすすめは、夕食に食べることです。

その理由として、朝や昼は身体や脳がエネルギーを必要とするため、糖質の摂取が重要であるからです。

カップヌードルPROは、従来のカップヌードルと比較しても、一般的な食事よりも糖質が抑えられた製品です。

これを日中に摂取してしまうと、脳の働きが鈍くなり、仕事のパフォーマンスが低下する恐れがあります。

また、満腹感が持続しにくく、結果的に間食を誘発し、カロリーオーバーを引き起こす可能性もあるのです。

一方で、夕食後はただ寝るだけですので、糖質の必要性はそれほど高くありません。

したがって、糖質を減らしても日中に比べて影響は少ないと言えます。

いかがでしたでしょうか。

新しいフレーバーが増えているカップヌードルPRO。

美味しく、賢く楽しんで、健康を意識した食生活を送りたいですね。

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コメント

  1. 名無しさん より:

    参考になりました✨

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