買ってはいけない「ファブリーズ」! その理由とは?

手軽に消臭や除菌を行うことができる「ファブリーズ」は、非常に便利なアイテムとして多くの人々に広く知られています。

多様なシーンで使用できるため、多くの家庭では必ずと言っていいほど1つは備えられていると考えられます。

特に、洗濯が難しいベッドやソファの消臭や除菌においては、その存在が非常に重宝されていますよね。

しかしながら、実際にこのファブリーズが「購入すべきではない」とされている事実を知っている人はどのくらいいるのでしょうか?

今回は、ファブリーズを購入すべきでない理由について詳しく解説するので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

ファブリーズとは?

ファブリーズは、P&Gによって製造・販売されている消臭および芳香スプレーで、除菌効果も備えています。

テレビのCMや広告において、「瞬間お洗たく」や「ファブリーズで洗おう」といった印象に残るキャッチフレーズを耳にしたことがある方は多いでしょう。

一般的には布用スプレーがよく知られていますが、空気の消臭やバスルームの防カビ、トイレ用、玄関用、さらには車用など、実に様々な種類が展開されており、非常に便利なアイテムとなっています。

その効果は、タバコの臭いや体臭、汗、焼肉などの食べ物から発生する臭い、さらにはペットの臭いや日常生活で発生する様々な匂いに対しても大いに効果を発揮します。

ファブリーズの成分

ファブリーズは具体的にどのような成分から構成されているのでしょうか。

P&Gの公式ウェブサイトには、以下のように明記されています。

成分タイプ働き
トウモロコシ
由来消臭成分
全タイプトウモロコシ由来の有効成分が、ニオイの元となる分子を
取り込み、消臭効果を発揮します。
除菌成分
(有機系)
ファブリーズダブル除菌

ファブリーズダブル除菌
緑茶成分入り

ファブリーズ
ハウスダストクリア

ファブリーズダブル除菌
あらいたてのお洗濯の香り

ファブリーズダブル除菌
さわやかなシトラスの香り

ファブリーズダブル除菌
やすらぐ森林の香り

ファブリーズダブル除菌
ほのかなフラワーブロッサムの香り

クルマ用ファブリーズ
Quat(クウォット)と呼ばれる特定の除菌成分の総称です。
このタイプの除菌成分は、安全性が広く認められており、化粧品や薬用石鹸などでも使用されています。
また、有機酸は、野菜や果物の酸と同じ成分が、Quat
(クウォット)の効果を高めるために配合されています。
水溶性凝集成分ファブリーズ ハウスダストクリア高分子ポリマーの一種で、ハウスダストをまとめて固め、
空気中に舞い上がりにくくする働きがあります。
香料ファブリーズダブル除菌
あらいたてのお洗濯の香り

ファブリーズダブル除菌
さわやかなシトラスの香り

ファブリーズダブル除菌
やすらぐ森林の香り

ファブリーズダブル除菌
ほのかなフラワーブロッサムの香り
布からさわやかな香りを感じさせる役割を果たします。
全タイプ有効成分を優しく布地に浸透させ、ニオイの元をつかまえるのを助けます。
引用元:https://www.myrepi.com/home/cleaning/febreze-faq-safety/

この表を見てみると、具体的に何が使われているのかが明確でないため、少し不安を感じる方もいるかもしれません。

ファブリーズを買ってはいけない理由まとめ

手軽に不快な臭いを取り去り、さらに除菌も行えるファブリーズですが、

なぜ「購入すべきではない」とされているのでしょうか。

その理由を4つご紹介します。

健康を害する可能性がある

消臭効果の主成分は「合成香料」であり、人体に対して危険を及ぼす可能性があります

合成香料は、鼻には心地よい香りとして感じられる一方で、脳には相当なストレスを与えることがあるのです。

「香害」という言葉が存在し、香りを含む化学物質によって、めまいや吐き気、思考力の低下、さらにはアレルギー症状を引き起こす恐れがあるのです。

綺麗にならない

よく誤解されやすい点ですが、ファブリーズを使用したからといって、物が綺麗になるわけではありません

一般的に衣服の汚れは、洗濯によって取り除かれるものですよね。

ファブリーズには洗濯の機能は備わっていないため、

臭いを封じ込めているだけで、臭いの原因となる汚れを取り除いているわけではないのです。

P&Gの公式ウェブサイトにも次のように記載されています。

実際に汚れやカビが布地についていて、不快なニオイが発生している場合、ファブリーズで一時的にニオイを軽減しても、汚れやカビから再度ニオイが発生することがあります。この場合、まず汚れを取り除く方が効果的です。

引用元:https://www.myrepi.com/home/cleaning/febreze-faq-effect/

「ファブリーズを使う=汚れが取れる」という考え方は、実際には誤解に過ぎないのです。

服や家具が傷む

ファブリーズには強力な化学物質が含まれている可能性があり、

これは不快な臭いを抑えたり除菌を実現するための要因となりますが、デリケートな素材の衣服や家具には刺激が強すぎて、傷みやシミの原因となることがあるのです

特に、洗えない衣類はデリケートな素材で作られていることが多いため、十分な注意が求められます。

ダニやカビが増える原因となる

ファブリーズを主に使用する対象として、ベッドや布団、ソファなどが挙げられます。

これらは洗濯が難しいため、清潔を保ちたい、除菌したい、ダニやカビを防ぎたいと考えるのは当然のことです。

しかし、ファブリーズの使用が逆にダニやカビの原因になることもあります

ダニやカビは湿気を好むため、ファブリーズを使用することでその湿度を高めてしまう恐れがあります。

ファブリーズは除菌効果を謳っていますが、私たちの周囲には無数の菌が存在しており、一時的に除菌ができたとしても、すぐに新たな菌が繁殖してしまうのです。

まとめ:ファブリーズを使わずに綺麗にしよう!

今回は、ファブリーズを購入すべきでない理由について整理してみました。

健康を損なう可能性があり、衣服や家具を傷めるリスクがある上、ファブリーズを使用しても物がきれいになるわけではありません

ファブリーズで一時的にごまかすのではなく、手間はかかりますが、天日干しなどの工夫をしながら、根本的に汚れを取り除くことを心がけるようにしましょう。

最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。

コメント

  1. 名無しさん より:

    体系的にまとめてくださってありがとう、よくわかりました。

    近頃は図書館の本や古本屋から取り寄せる本にまで
    ファブリーズ臭がすることが多くなりました。
    最後に残るあのベースノートは、イライラさせられる
    ぐらいの悪臭です。発売元も「布用防臭剤」としているのに、
    本にファブリーズする人って、どうなっているんでしょう。
    この記事を読んで、もうちょっと科学的に考えてほしいものです。
    (日本人、体臭等には超反応しますが、合成香料の不自然さには
    鈍感ですよね・・・・・・)

タイトルとURLをコピーしました