買ってはいけない保育園用服

保育園に2人の子どもを預ける経験を通じて、「これは本当に必要なかったな」と感じた衣服や、保育士から注意を受けた服装についてお話しします。これから保育園に子どもを預ける予定の方や、どのような服を準備すれば良いのか迷っている方々にとって、役立つ情報をお届けできればと思っています。

絶対にNGな服

以下のような服装は、保育園では避けるべきです。

・フード、紐が付いている
・サイズが合わない
・ボタンや装飾がある
・キュロットやスカート

それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

フード、紐がついている

フードが付いたアウターやトップスに関しては、非常に注意が必要です。フードや紐が存在することで、子どもがそれを掴んで転倒したり、遊具に引っかかることで窒息の危険性が生じるため、ほとんどの保育園では着用が禁止されています。

サイズが合っていない

「ちょっとキツいけれど、まだ着られるから大丈夫」と思う方もいるかもしれませんが、保育園ではそのような服装は適切ではありません。サイズが小さいと、保育士が子どもを着替えさせる際に手間がかかり、また子ども自身が脱ぎ着しにくくなってしまいます。逆にサイズが大きすぎると、遊ぶ際に動きにくくなり、裾を踏んで転倒したり、おもちゃや遊具に引っかかるリスクが増加します。

ボタンや装飾がついている

ボタンが付いている服は、着脱の際に手間がかかるため、あまり好ましくありません。また、飾りのボタンやスパンコールなどが付いている場合、これらが取れてしまうと、子どもがそれを拾い上げて誤飲する危険性が高まります。

キュロット、スカート

スカートを着用している子どもが座っていると、広がったスカートの裾を他の子どもが踏んでしまうことがあります。さらに、遊具に引っかかるリスクもあるため、特に注意が必要です。

園によっては禁止

各保育園によって禁止されている服装が異なるため、以下のアイテムは避けるか、事前に園に確認することをお勧めします。

・裏起毛、ヒートテック
・膝上丈のズボン
・キャミソール
・ロンパース

裏起毛、ヒートテック

寒さが厳しい真冬には裏起毛などを選びがちですが、保育園の室内は意外と暖かいものです。小さな子どもは大人よりも体温調節がうまくできないため、裏起毛やヒートテックなどの暖かすぎる服を着用すると、体調不良を引き起こしやすくなります。厚手のトレーナーやニットも、子どもにとっては暑く感じることが多いでしょう。

膝上丈のズボン

特にハイハイ期のクラスでは、膝上丈のズボンが禁止されている保育園も存在します。ハイハイをする際に、膝を擦って傷を作ってしまう危険があるためです。逆に長すぎるズボンも、引きずって転倒するリスクがあるため、ちょうど良い丈のものを選ぶことが重要です。

キャミソール

キャミソールは調節可能で便利ですが、遊んでいるうちに肩紐がずれてしまうことがよくあり、あまり推奨されないことが多いです。また、脇の汗を吸収できないため、汗が乾かず、風邪を引くリスクも考慮する必要があります。

ロンパース

ロンパースは赤ちゃんクラスでよく見られるアイテムですが、動き出す前の赤ちゃんには適しています。しかし、園によっては、おむつ替えが手間になるという理由から使用が禁止されていることもあるため、注意が必要です。

おすすめの服装

では、保育園にふさわしい服装とはどのようなものでしょうか。以下におすすめの服装を紹介します。

肌着

肌着には、汗をよく吸収し、乾きやすい綿素材のものが理想的です。ズボンにインしやすいように少し丈が長めのものや、ダボダボにならなければワンサイズ大きめのものでも良いでしょう。冬用に長袖を準備する必要はなく、年間を通じて半袖で十分だと思います。

トップス

保育園では、伸縮性のあるTシャツや薄手のトレーナーが適しています。冬場でもあまり厚手のものにする必要はありません。

ボトムス

動きやすさを重視して、ストレッチ性の高いレギンスや伸縮性のあるズボンを選ぶと良いでしょう。丈は長すぎず、ぴったりとしたものを選んでください。また、ウエスト部分はボタンやチャックがないゴムのものが適しています。

アウター

トップス同様、アウターにもフード付きのものは避けましょう。もこもこした素材は葉っぱや土が付きやすく、手入れが大変になります。また、カチッとしたコート類は動きに制限をかけるため、あまりおすすめできません。冬でもたくさん動いて汗をかくことがあるため、ポリエステルやナイロン製の軽めのアウターで十分です。

靴に関しても少しご紹介します。

多くの保育園では、サンダルやスリッポンは禁止されがちです。これは、脱げやすく、足全体をカバーできていないため、怪我のリスクが高まるからです。また、紐靴もおすすめではありません。子ども自身が脱ぎ履きするのが難しく、紐がほどけたときに怪我の原因になる可能性があります。

靴選びのポイントとしては、以下の4つを挙げられます。
・面ファスナー式
・脱ぎ履きしやすい
・軽くて動きやすい
・子どもが自分で履くことができる

さらに、子どもの足育の観点からも、底がしっかりとしたブランドの靴を選ぶことをおすすめします。

まとめ

家事や育児、仕事を両立させながら服を選んで準備するのは、本当に大変なことですよね。しかし、適切な服を選ばないと、自分の子どもや他の子どもに危険やトラブルをもたらす可能性があります。現在はインターネットで簡単に購入できるため、保育園で汚れることを考慮し、フリマアプリで中古品を手に入れることも一つの方法です。子どもたちの安全と快適さを最優先に考えて、しっかりと準備を進めていきましょう。

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