子どもたちの間で非常に人気を集めているキックボード。お店でお子さまから「キックボードが欲しい!」とリクエストされた瞬間、すぐにでも購入してあげたいという気持ちが湧き上がるのは、誰にでも理解できることですよね。
しかし、少し立ち止まって考えることが重要です。キックボードは一見すると乗るのが簡単そうに見えるかもしれませんが、実際には走行中に fatalities(死亡事故)が報告されている危険性を持つ乗り物であることを忘れてはいけません。お子さまが安全で楽しく遊べるようにするためには、まずキックボードについてしっかりと理解し、その特徴を把握することが不可欠です。
子ども用キックボードの選び方
子どもの年齢や体格に合ったサイズを選ぶ
キックボードを選ぶ際には、必ずメーカーが定めている対象年齢や耐荷重を確認することが非常に重要です。これはお子さまの安全に直結する大切なポイントであり、慎重に考慮すべきです。
子どもは成長と共に、年齢によって身長や体重が異なるため、耐荷重の情報をしっかりと参考にすることが非常に役立ちます。
加えて、ハンドルの高さを調整できるタイプのキックボードもあります。ハンドルは、キックボードにまたがった際に肘が少し曲がるくらいの高さが理想とされています。身長に応じて調整できることで、安全に操作できるだけでなく、長期間にわたり使用することが可能になるため、非常に便利な選択肢です。
特に幼児など、身長が低いお子さまの場合は、ハンドルの最低高さをしっかりと確認することが重要で、これにより安全に楽しむことができるでしょう。
車輪の数の違い
子ども用キックボードには、車輪の数が2輪と3輪の2つのタイプがあります。
2輪
2輪のキックボードは、車輪が小さく、ハンドルも自転車のように回転するタイプが主流です。このため、小回りが利きやすく、スピードも出やすくなっています。特に小学生以上の、キックボードに慣れている子どもたちにとっては、おすすめの選択肢となります。
ただし、2輪はバランスを取るのが難しいため、転倒には十分な注意が必要です。
3輪
3輪タイプのキックボードは、前輪が2輪、後輪が1輪の構造が一般的です。この3輪の構造により、キックボードは自立しやすく、走行中もバランスが取りやすく、安定感が非常に高まっています。したがって、幼児や初めてキックボードを体験する子どもにとって非常に適した選択肢となります。
多くの3輪タイプは、ハンドルを左右に傾けて曲がる仕組みになっているため、小回りが利きにくくなり、ハンドルを切りすぎてしまうことでの転倒リスクが軽減される利点もあります。
ブレーキの種類
2輪タイプは前輪にブレーキが、3輪タイプは後輪にブレーキが付いているものが一般的です。
前輪ブレーキ
自転車と同様にハンドルの近くに配置されているため、手元で簡単に操作でき、自転車感覚でブレーキをかけることができるため、非常に親しみやすいです。ただし、ハンドルを持ったままブレーキをかける必要があり、ある程度の手の大きさが求められます。
また、握力が必要になるため、小学生以上の子どもにおすすめです。
後輪ブレーキ
後輪に設置されたカバーのようなブレーキを足で踏むことで、後輪を抑えて停止する仕組みです。足で操作できるため、手の大きさや握力にそれほど依存せず、幼児でも体重をかけることで簡単にブレーキをかけることが可能です。
ただし、地面を蹴っていた足をブレーキの上に移動させる際に踏み外すリスクがあるため、注意が必要です。また、踏み方によっては停止するまでに時間がかかることがあるため、余裕を持ってブレーキをかけることが求められます。
キックボードの便利機能もチェック
折りたためるタイプ
公道でのキックボードの使用は危険なため、公園やアウトドアで遊ぶ機会が多くなるでしょう。
キックボードは約3~5キロと意外に重さがあります。そんな時、折りたためるタイプのキックボードであれば非常に便利です。商品によっては、ハンドルを折りたためるものもあり、コンパクトにできるため、持ち運びが楽になります。また、収納時にも場所を取らず、非常に便利です。
光るタイヤ
一部のメーカーでは、走行時にタイヤが光るタイプのキックボードも存在します。これは子どもの興味を引き、ワクワク感を増すこと間違いありません!夕方になって暗くなってきても、光るタイヤによってお子さまの位置がすぐにわかるため、事故のリスクが低くなり、安心して遊ばせることが可能になります。
デッキ表面の加工
キックボードは片足をデッキ上に乗せ、もう一方の足で地面を蹴って進むため、デッキ上の足がしっかりと踏ん張ることが求められます。デッキ表面が滑りやすいと、足が滑ってしまうことがあるため、素材には注意が必要です。滑りにくい加工が施されたざらざらしたデッキも存在しますので、可能であれば実際に触れて確認してみることをおすすめします。
スタンド
3輪タイプのキックボードは自立しますが、2輪タイプは支えがないと倒れてしまいます。公園や広いアウトドアの場面では、立てかける場所を見つけるのも一苦労です。横に寝かせておくと、踏まれたり見失ったりすることもあります。そんな時に役立つのがスタンド付きの商品です。
自転車のようなスタンドが付いている商品であれば、自立して立ってくれるため、とても助かります。
電動キックボードは要注意!
オフロードタイプの電動キックボードは、公道以外の場所であれば免許なしで乗ることができるため、子どもでも利用することができ、公園やアウトドアで楽しむことが可能です。
しかし、オフロードタイプであっても、バイクのようなアクセルやブレーキが備わっており、スピードが30キロ以上出ることがあるため、子どもが乗る際には特に注意が必要です。必ず近くで見守りながら遊ばせるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子ども用のキックボードには、多くの種類や機能が存在しています。体格に合わないキックボードを使用すると、重大な事故につながる可能性があることを十分に認識しておくべきです。
お子さまに最適なキックボードを選び、安全に楽しく遊ばせることが重要です!
コメント