ダイエットを行う際に、多くの人が抱く考えの一つがお米は太るというものではないでしょうか。確かに、お米はカロリーが高く、糖質も多く含まれているため、気になる方が多いのも理解できます。特に、糖尿病などの健康上の懸念がある方々には、ご飯の摂取量に関して慎重に注意を払うことが非常に重要です。しかし、ダイエットや健康を考える上で、お米が持つ栄養価やその役割をしっかりと理解することが、成功のカギを握るのです。
読んで欲しい方
- ダイエット中で期待した結果が得られていない方
- これからダイエットを始めようとしている方
- お米に対して不安を感じている方
- お米のデメリットについて詳しく知りたい方
- ダイエットを成功させるための美味しいお米の食べ方を学びたい方
調査を進めていく中で、実はお米には驚くべきメリットが多く存在し、その考えを見直すことができました。ぜひ最後までお読みいただき、ご参考にしていただければと思います。
知られざる!お米の魅力・食べることで得るメリット・デメリット
お米に対する一般的な印象は、カロリーが高い、太る、そして腹持ちが良いというものが多いでしょう。しかし実際には、それ以上に多くの魅力が隠れていることをご存知でしょうか。
エネルギーとして、脳や体に影響
よく知られていることですが、運動を行う際にはエネルギー源として糖が必要不可欠です。お米は炭水化物を豊富に含み、体内ではブドウ糖に変換されて、脳や身体を活発に動かすためのエネルギーとなるのです。ダイエット中に糖質を過度に気にしすぎて、ブドウ糖の摂取を控えすぎると、脳の働きが鈍くなる恐れがあります。そのため、身体にとって不可欠なエネルギー源であるお米は、朝食に摂ることが非常におすすめです。
意外なのが、タンパク質が摂れる・タンパク質評価
お米は炭水化物の代表格と見なされがちですが、実はタンパク質も摂取できることをご存知でしたか?実際、炊いたご飯100gあたりには約2.5gのタンパク質が含まれています。
ダイエット中に通常、1日3回200gのご飯を食べると仮定すると、それを150gに減らすことで1日3回で約11.3gのタンパク質を摂取することができます。これは豆腐の半丁や卵2個分に相当します。
タンパク質の質を評価する指標であるアミノ酸スコアを見てみると、小麦のスコアが56に対し、お米は93という高スコアを誇り、100に近いほど良質なタンパク質とされています。したがって、お米は非常に良いタンパク質源であると言えるでしょう。さらにお米は脂質の心配がなく、油分を多く含む肉や魚からタンパク質を摂取するよりも、体にとって良い選択肢であるといえます。
便秘には必須アイテム
お米には食物繊維も含まれており、便秘の対策としても効果的だとされています。具体的には、お米100gあたり約1.5gの食物繊維が含まれています。
先ほどのタンパク質の例で示したように、ダイエット中にお米の摂取量を少し抑えた場合でも、1日3回のご飯から得られる食物繊維は6.5gに達します。これは、成人女性の1日の推奨量の3分の1を、お米だけで摂取できることを意味します。ダイエット中に便秘が気になる方は、パンをお米に置き換えることも、非常におすすめです。善玉菌を増やし、腸内環境を整えることが期待できます。
なぜダイエット中に避けられるのか・お米のデメリット
- 糖質制限ダイエットを実践するため
- 低炭水化物ダイエットを行うため
- お米が大好きで、糖尿病が懸念されるため
- カロリー制限のために、お米を除外するため
このような理由から、多くの人がお米の摂取を避ける傾向にあります。ご飯を抜くことで、一時的に体重が減少し、目に見える結果が得られることもありますが、リバウンドの原因になってしまうこともあります。ご飯を抜くことによって、肌荒れや体調不良を引き起こす場合もあるのです。
ダイエット中にお米を摂取しないと、だるさや疲労感、集中力の低下を招くことがあります。
したがって、お米を摂取しないことによるデメリットは少なく、逆に食べない方がデメリットが多いと言えるでしょう。ただし、過剰に摂取することはデメリットを引き起こす可能性があるため、その点には注意が必要です。
おすすめ美味しいお米4選
- コシヒカリ・甘みがあり、粘りが強い特徴を持っているため、冷めても美味しく、特にお弁当などに最適です。
- ヒノヒカリ・・モチモチとした食感で、あっさりとした味わいが特徴であり、様々な料理に合わせやすいです。
- ひとめぼれ・・粘りや旨み、香りがあり、さっぱりとした味わいがカレーや丼物に特に向いています。
- あきたこまち・・粘り気があり、弾力も感じられ、甘みを楽しむためには和食との相性が抜群です。
ダイエットにおすすめの摂取の仕方・ポイント
ダイエット効果をさらに高めるためには、どのような摂取方法が最適なのでしょうか?摂取量や取り入れ方のポイントを見ていきましょう。
適度な量が大切
前述のタンパク質や食物繊維に関する話のように、普段のご飯の量を少し減らすことが推奨されます。運動量が少ない女性の場合は150g前後、運動をする女性は200g前後、運動をする男性は250g前後が目安です。
自分の日常の運動量や体型をしっかりと把握して、適切な量を見つけることが重要です。
玄米を取り入れよう。
玄米は健康に良い食材として多くの方が取り入れているのではないでしょうか。白米と比較すると、ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、ダイエットに必要な血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。
さらに、玄米は少し固いため、よく噛む必要があり、食べ過ぎを防ぐ手助けにもなるのです。
ダイエットにお米は買ってはいけない・まとめ
いかがでしたでしょうか。カロリーや糖質を気にしてお米の摂取を控えてしまう方が多いですが、それは誤解から生じているものです。ダイエット中にお米を避けることは、間違った知識に基づいています。
健康面やダイエットの成功のためには、お米の適度な摂取が非常に重要ですので、毎日適量を食べるように心掛けましょう。
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野菜や飲み物の摂取を見直しつつ、お米をしっかりと摂取することをおすすめします。心配な方は、玄米や十穀米などを取り入れて利用することも、良いポイントとなります。
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