プロセスチーズを買ってはいけない理由とは?

あなたはチーズを好まれますか?お酒のおつまみや子供たちが大好きなハンバーガーにもよく使われる食材で、私たちの生活に非常に身近な存在です。グルメな大人から、小さな子供まで、幅広い世代に愛されている食材であることは間違いありません。

そんなチーズですが、実際にはその種類や特性に目を向けると、さまざまな違いが見えてきます。チーズは大きく分けて二つのカテゴリーに分類されることができ、プロセスチーズとナチュラルチーズがあります。特にプロセスチーズはスーパーマーケットで多く見かけることができ、私自身も子供の頃にはおやつとして楽しんでいました。

日本人にとって身近で親しみやすいプロセスチーズですが、実はその背後には危険性が潜んでいることをご存知でしょうか?今回は、プロセスチーズの持つ問題点について、詳しくまとめてみました。

1.プロセスチーズとナチュラルチーズとの違い

プロセスチーズとナチュラルチーズの違いは、主にその製造方法に起因しています。ナチュラルチーズは、主に牛や山羊などの乳を用いて製造されるチーズで、その製法や原材料の違いから1000種類以上ものバリエーションがあります。一方、プロセスチーズはこれらのナチュラルチーズをブレンドし、加熱して乳化剤を加えることで作られるものです。

②特徴の違い

ナチュラルチーズは、以下のように大きく8つに分類され、それぞれに特徴があります。

・フレッシュチーズ
主な例としてカッテージチーズやリコッタチーズがあり、ほとんど熟成をさせずに食用にするチーズです。水分が多く含まれているのが特徴です。

・白カビチーズ
有名なカマンベールチーズなどが代表的です。表面に白カビを発生させて熟成され、製品となった後も味が変化します。賞味期限が近づくと食べごろとなり、コクが増す一方でアンモニア臭がすることもあります。

・青カビチーズ
ゴルゴンゾーラなどが例として挙げられます。見た目は内面に青カビが発生している特徴があり、独特の風味と強い塩味が感じられ、好みが分かれます。

・ウォッシュチーズ
製造過程でワインやブランデー、塩水などを吹き付けて熟成させるチーズで、熟成が進むにつれて色が変わり、独特の香りが漂います。外皮は食べないことが多いです。

・シェーブルチーズ
山羊の乳を使った柔らかいチーズの一種で、西洋では牛乳のチーズが一般的ですが、他の地域では山羊乳の方が主流です。

・セミハードチーズ
製造過程で強い圧力をかけ、水分を減らした硬いチーズで、日本人にも食べやすい味わいです。

・ハードチーズ
アニメなどでよく見られる大きな穴の開いたチーズはこのハードチーズに該当します。熱を加え圧力をかけて作られ、濃厚な味わいが特徴です。

・プロセスチーズ
ナチュラルチーズを加熱し、ブレンドして乳化させ固めたものがプロセスチーズです。特にチェダーチーズやコルビーチーズを加え、オレンジ色に着色されたものはアメリカンチーズと呼ばれます。

2. プロセスチーズの何がいけないのか?

これを聞くと、まるでコーヒーのブレンドのように、美味しさを兼ね備えたチーズのイメージが湧いてきます。しかし、安価で美味しいものには必ず隠れたリスクがあり、プロセスチーズも例外ではありません。それでは、具体的にどのような問題があるのか探ってみましょう。

①日本人の多くが持っていないラクターゼとは
牛乳を飲むと、アレルギーではないのにお腹が緩くなる人が周囲にいませんか?それは、乳糖を分解する酵素ラクターゼを日本人のほとんどが持っていないことが原因です。つまり、牛乳から良質な栄養素を摂取しようとしても、吸収できないのです。プロセスチーズについても同様のことが言えます。

さらに、プロセスチーズには注意が必要な点がいくつか存在します。

②プロセスチーズに含まれる食品添加物

1. リン酸塩が乳化剤に含まれている。
リン酸塩は乳化剤として使用される食品添加物で、過剰摂取すると骨を作る機能を阻害し、骨粗しょう症の原因となる可能性があります。

2. カラギーナン
カラギーナンは海藻から抽出される安定剤として利用される成分ですが、大量摂取すると胃潰瘍や潰瘍性大腸炎、がんのリスクが動物実験で示されています。ただし、カラギーナンも少量しか含まれておらず、大量にプロセスチーズを食べなければ心配はありません。

まとめ

食品添加物の一部には大量に摂取してはならない成分が含まれていますが、日常生活において適量を守って食べる限りは特に問題はないでしょう。プロセスチーズの手軽さや、癖の強いナチュラルチーズが苦手な方でも楽しめる味わいは、日常生活において大変ありがたい存在です。適量を意識しつつ、美味しいチーズを存分に楽しみましょう!

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