ペットを飼うことを真剣に考えている家庭は、意外にも多いのではないでしょうか？
ペットを迎える際、最初に思い浮かべるのは犬か猫のどちらかだと思いますが、今回は特に猫に焦点を当て、猫を飼う際に知っておくべき10の重要な真実について詳しくお話ししていきたいと思います。
１ お金がかかる。
まず最初に、猫を飼うことに伴う経済的負担について考えてみましょう。
猫を迎えるためには、初期費用としてキャットケージやトイレ用品、餌、食器などが必要で、これらの費用は一般的に約10万円から20万円程度かかることが多いです。
さらに、飼い始めた後は毎月約7000円前後の維持費がかかります。これは決して無視できる金額ではありません。
たとえ保護猫を迎えることにしたとしても、必要な準備や備品があるため、十分な経済的余裕がないと猫を飼うことは難しいということが理解できます。
家がボロボロになる。
猫は爪を研ぐことが大好きな生き物です。そのため、一般的に犬よりも人間の言葉を理解しないとも言われていますし（理解していてもわざと無視しているという説もあります）、そのために自由気ままに行動します。
その結果、壁紙やカーテンはすぐに傷んでしまうでしょうし、ソファやカーペットといったファブリックも爪研ぎの被害に遭うことでしょう。
特に和室には、猫が好む畳やふすまがあるため、猫を和室に入れない方が賢明です。
さらに、家がボロボロになることで、その修復には新たな費用がかかることも忘れないでください。
わがまま度がすごい。
猫が非常にわがままで気まぐれな性格を持つことは、多くの人が知っている事実です。
例えば、置いておいた餌を全く食べてくれなかったり、呼んでも来なかったり、忙しいときに限って甘えてくるなど、さまざまな行動が見られます。
このような猫の性格には、相当な忍耐力を持つ方でない限り、イライラしてしまうこともあるでしょう。
うるさい
猫は犬のように吠えることはありませんが、発情期になると夜通し鳴くことがあります。
特にメス猫は、自分の居場所をオス猫に知らせるために鳴くことが多く、その鳴き声は普段とは異なるため、初めて飼う人は驚くかもしれません。
彼氏ができない。
一人暮らしをしている独身女性が、心の癒しや話し相手を求めて猫を飼い始めることはとても一般的です。
しかし、実際に猫を飼い始めると、彼氏ができるチャンスが驚くほど減少してしまうことが多いのです。
その理由は、友人との食事や飲み会に出かけたくなくなるからです。
家に帰ると可愛い猫が待っているため、つい早く帰りたくなってしまい、出会いのチャンスを逃してしまうことになります。また、猫が家を傷めることで、壁紙に爪を立てたり、カーテンを引き裂いたり、猫砂が散乱している状態では、急な来客にも対応できず、気軽に彼氏を呼ぶことも難しくなります。
仕事や趣味に集中できない。
猫は気ままに行動する生き物で、基本的には一人で好きなことをすることが得意ですが、そのわがままな性格から、人間が何かに集中していると、構ってほしいとちょっかいを出してくることがよくあります。
テレビを見ているときには、テレビの前に居座ったり、視界を遮ったり、本を読んでいるときには本の上に乗ってきたりすることもあります。
パソコンで作業していると、キーボードの上に寝転がることもあれば、ヨガをしている最中にはヨガマットで爪とぎを始めることもあります。
猫は、自分がやりたいことを優先させる性質があるため、飼い主の生活を邪魔する存在となることが多いのです。
もし自分の生活を大切にしたいのであれば、猫を飼うのは避けた方が良いでしょう。
旅行に行けない。
猫は自分のペースで過ごすことを好む生き物ですが、それでもなおお世話をする必要があります。
「猫だから大丈夫」と餌や水を多めに置いて旅行に出かける人も時々いますが、これは絶対に避けるべきです。
何かの拍子に水をこぼしてしまう可能性があり、餌も数日置いておくとバクテリアが繁殖してしまう恐れがあります。
トイレも綺麗に保つことは難しく、猫を飼っている場合は、毎日様子を見に来てくれる人がいない限り、旅行に行くことはできません。
この覚悟がないのであれば、猫を飼うことは適切ではありません。
猫アレルギーの重大性。
猫を飼うことに関して考慮すべき重大な問題の一つは、猫アレルギーです。
実は、猫アレルギーは現代人の約5人に1人が抱えていると言われており、非常に身近なアレルギーとなっています。
猫アレルギーの原因となるアレルゲンは、猫のフケや毛、おしっこ、唾液に含まれ、空気中に漂っています。
そのため、猫に直接触れなくても、目のかゆみやくしゃみが出ることがあるのです。
重症の場合はアナフィラキシーショックを引き起こすこともあり、息苦しさを感じることもあるため、自身が猫アレルギーかどうかを慎重に確認する必要があります。
妊娠中に猫を飼うのは絶対にだめ。
人間の健康に関わる重要な問題として、妊娠中のトキソプラズマ症への感染があります。
トキソプラズマはほぼすべての哺乳類に感染する可能性があり、人間もその例外ではありません。
健康な人が感染しても通常は症状が現れませんが、妊婦が初めてトキソプラズマ症にかかると、胎盤を通じて胎児に10%から70%の確率で感染することがあるのです。
※妊娠前に感染していて抗体を持っている場合は胎児には感染しません。
特に妊娠初期に感染すると、流産や死産の危険性が高まり、無事に生まれてきた場合でも、運動機能や脳、目に重篤な病気が発症する可能性があります。
トキソプラズマ症の原因となる一因は猫の排泄物であるため、猫を飼う際にはそのタイミングについて非常に気を付けることが重要です。
買ってはいけない猫。買わずに飼う方法
猫は非常に愛らしい存在であり、そのためお金をかけたり、家を傷めたり、彼氏ができなかったり、旅行に行けなかったりすることを気にせずに猫を飼いたいという方もいらっしゃるかもしれません。
そうした方には、ぜひ猫を購入するのではなく、里親に立候補することを強くお勧めします。
現在、年間で約3万頭もの猫が殺処分されており、1日に約100頭の猫が命を落としている計算になります。
猫を飼うことについて悩んでいるのであれば、その理由を理解した上で里親になることもぜひ考えてみてください。
買っては(飼って)いけない猫まとめ
いかがでしょうか？私自身も猫を飼った（保護した）経験がありますが、彼らは本当に可愛く、心を癒してくれる素晴らしいパートナーです。
しかし、生き物である以上、軽い気持ちで飼うことは決してできません。
猫を飼いたいと考えた場合には、その後の猫との生活スタイルもしっかりと考慮した上で、慎重に決断してくださいね。
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