現在、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となり、その所有が一般的になりました。
この記事を読んでいる皆さんも、スマートフォンを生活の中で、またビジネスシーンにおいても活用し、日々のライフスタイルにおいて非常に重要なアイテムとして機能させているのではないかと思います。
このようなスマートフォンですが、家庭によってはまだ小学生の子供に購入しているケースも増えているのではないでしょうか。
さて、スマートフォンを子供に持たせることは、果たして良い影響を与えるのでしょうか、それとも悪影響が大きいのでしょうか。
ゲームアプリに夢中になって勉強が疎かになったり、SNSで見知らぬ怪しい人と関わったり、さらには親の知らぬ間に課金を行ってしまうなど、リスクを挙げるとキリがありません。
しかし、本当にリスクだけが存在するのでしょうか。
この記事では、スマートフォンを子供に与えるべきかどうかについて詳しく解説していきたいと考えています。
子供にスマートフォンを買ってはいけないのか?
まず初めに、この記事の結論をお伝えします。
子供にはスマートフォンを与えるべきです。
驚かれる方も多いかもしれませんが、
なぜスマートフォンを与えるべきなのか、その理由について詳しく説明していきたいと思います。
子供にスマートフォンを買うべき理由
子供にスマートフォンを与えるべき理由は、これからの情報社会を生き抜くために、幼少期からIT教育を受ける必要があるからです。
AIやIoT、ビッグデータなど、最新のデジタル技術は日々メディアで取り上げられています。
将来的にはAIによって仕事が奪われるといった意見も耳にすることがあるでしょう。
これは決して誇張ではありません。
そのため、子供が小さい頃からIT機器に慣れ親しむことが重要です。
『GIGAスクール構想』という言葉をご存知でしょうか。
これは文部科学省による施策で、その内容は以下の通りです。
『児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子供たちを誰一人として取り残すことなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を全国の学校現場で持続的に実現させる構想』
日本のデジタル技術は他国に比べて遅れており、そのため危機感を持った国が学校教育にデジタル技術を積極的に導入する方針を掲げています。
この方針に基づき、iPadの配布やオンライン授業が徐々に普及しています。
家庭内での子供のIT教育が遅れると、学校生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。
親のITリテラシーを高めることが重要
子供にスマートフォンを与えるべき理由について説明しましたが、
それでもなお、何らかの不安や懸念を抱く方もいらっしゃるでしょう。
その不安を解消するために、親もやるべきことがあります。
それは、ITリテラシーを向上させることです。
子供にスマートフォンを正しく活用してもらうためには、親自身がITについて学び、それを子供に伝えなければなりません。
・正しいSNSの利用法
・ネットサーフィンの活用方法
・Wi-Fiなどのネットワーク機能の理解
・セキュリティや個人情報についての知識
これらの内容を理解し、子供に教えることで、子供の学びを深めることができます。
SNSでの炎上や誹謗中傷、アプリへの大量課金、不正アクセスなど、多くのトラブルはITの基本的な知識が不足していることから発生します。
思春期や反抗期など、親とのコミュニケーションが減少する時期には、管理が行き届かないことも考えられます。
そのため、何が良くて何が悪いのかを理解させることが重要であり、IT機器に触れることを通じて危機管理能力を子供たちが早い段階で身につけることで、トラブルを未然に防ぐことが可能になります。
パソコンやタブレット端末にも積極的に触れさせる
IT機器に慣れるためには、スマートフォンだけではなく、パソコンやタブレット端末にも積極的に触れる機会を設けるべきです。
電源の入れ方や切り方といった基本的な操作から始まり、ブラウザの立ち上げ方、キーボードやマウスの使い方など、触れる機会が多ければ多いほど、ITリテラシーは向上します。
一方で、スマートフォンやパソコンの使い過ぎが視力に悪影響を及ぼすのではないかという懸念も当然出てくるでしょう。
そのため、使いすぎによる健康への悪影響は注意が必要ですので、テレビを観る時間や家庭用ゲームと同様に、使用時間に制限を設けることで、適切な使い方を促すことが大切です。
まとめ
この記事では、デジタル時代に備えて、子供たちが幼い頃からIT教育を積極的に受けるべきであるという内容を解説しました。
ITを活用できなければ、大人になって良い仕事に就くことが難しくなります。
また、仕事以外の面でも、ITに強いかどうかによって生活の質に大きな影響を及ぼすことが明らかです。
子供の未来を親が奪ってしまうことは決してあってはならないのです。
古い固定観念に囚われることなく、親として果たすべき役割をしっかりと果たしていきましょう。
この記事が子供の教育に関する参考になれば幸いです。
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