買ってはいけない電気毛布とは?

寝る際に体の下に敷いたり、ひざにかけて心地よく温めることができる「電気毛布」
皆さんはこの便利なアイテムを実際に使用したことはありますか?

寒い季節には、エアコンやこたつ、さらには石油ヒーターなどを利用している方が多いかと思いますが、実は「電気毛布」は非常に電気代が安く、さらに手軽に使える便利な暖房器具なのです。そのため、寒い時期には特に重宝される存在となっています。

そんな便利な電気毛布には、使用する際にいくつか注意が必要なポイントが存在します。

そこで今回は、電気毛布の危険な側面について詳しく触れ、避けるべき電気毛布とおすすめの電気毛布をいくつかご紹介したいと思います。この情報が、電気毛布の購入を検討している方々にとって参考になれば幸いです。

電気毛布とは?

電気毛布の歴史は非常に古く、1920年代には結核患者のための医療用暖房器具として使用されていました。
その後、日本国内では昭和30年代に初めて家庭用暖房器具として電気毛布が販売され、当時の価格は約13,000円ほどであり、これはかなり高額商品であったことが伺えます。

電気毛布は、毛布の内部に電熱線が組み込まれており、付属のコントローラーを使用して温度調整を行う仕組みになっています。布団の上に敷いて寝る際に使う「敷くタイプ」、ひざや肩にかけて使う「掛けタイプ」、さらに両方の使い方が可能な「掛け敷き両用タイプ」の製品も揃っています。

電気毛布の電気代は、他の暖房器具と比較して非常に経済的です。

種類消費電力電気代
エアコン1,190W約32.13円
電気ストーブ900W約24.3円
ホットカーペット480W約12.96円
こたつ300W約8.1円
電気毛布75W約2.025円
※1kW単価27円として、1時間使用した場合

このように、他の暖房器具と比較しても非常に経済的であることがわかります。そのため、コストを抑えつつ快適さを得ることが可能なのです。

電気毛布の危険性

便利で電気代も抑えられる電気毛布ではありますが、いくつかのデメリットが存在するとも言われているため、注意が必要です。

脱水症状になる危険性

寝ている間に電気毛布の電源を入れっぱなしにしていると、体温が過度に上昇し、汗をかくことによって脱水症状を引き起こす危険性があります。特に、小さなお子様や高齢者といった体温調節が苦手な方には特に注意が必要です

睡眠の質が悪化する危険性

人間は眠りに入る際に体内の熱を放出します。そのため、もし電気毛布で体が温まり続けると、脳や体が十分に休まることができず、睡眠の質が低下すると言われています。この点も見逃せません。

体温調節が難しくなる危険性

これは電気毛布だけに限ったことではありませんが、外気温と室内温度の差が激しい場合、自律神経が乱れ、体温調節がうまくできなくなることがあります。そのため、暖房器具を使用する際には、室温を過度に上げることなく、体が冷えている部分のみを温める程度に使用することが望ましいでしょう。

買ってはいけない電気毛布

次に、避けるべき電気毛布に関して詳しくご紹介します。

タイマー機能がない

電気毛布のスイッチには「タイマー機能」が搭載されている商品とそうでない商品があります。前述のように、眠っている間にも体を温め続けると、睡眠の質が低下したり、脱水症状を引き起こす危険性があるため、自動で電源が切れるタイマー機能が付いている方が望ましいといえます。

丸洗いできない

電気毛布は電熱線を内蔵している電化製品であるため、洗濯機で洗えない商品も存在します。手洗いが可能な製品もありますが、全く洗えない製品も多いのです。
人間は寝ている間も汗をかくため、洗濯不可となると衛生面が気になるでしょう。そのため、電気毛布を選ぶ際には、洗濯や手洗いが可能な製品を選ぶことが重要であることを忘れないようにしましょう。

電熱線が太すぎる

これは特に敷くタイプの電気毛布を選ぶ際に注意が必要な点ですが、電熱線が太すぎると、寝心地が損なわれることがあります。太い電熱線は確かに強力で暖かさを提供しますが、硬い電熱線が背中にあると気になって眠りにくくなるため、敷くタイプの電気毛布を選ぶ時には、寝心地についても考慮することが大切です。

おすすめの電気毛布

これまで、電気毛布のデメリットに焦点を当てて説明してきましたが、ここからは筆者が自信を持っておすすめする電気毛布をいくつかご紹介させていただきます。

まず最初にご紹介したいのが、2022年10月に新たに登場したパナソニック製のこの商品です。

この製品は、入眠時に素早く体を温め、寝ている際にはちょうど良い温度を保ちながら、起床時に再び温度を上げる「快温モード」を搭載しています。ベッドに入ると、朝まで自動的に快適な温度を維持することができるのが非常に魅力的です。また、洗濯機で洗える上、切タイマー機能も付属していますので、少々値段は高めですが、非常におすすめの製品となっています。

電気毛布のメーカーの中でも特に人気を誇る山善は、他では見かけないユニークな商品を展開しています。それがこちらの、着る毛布の電気毛布バージョン「くるみケット」です。

寒がりな女性の間で特に人気のある「着る毛布」は、アウターのように着ることができる毛布ですが、この商品はさらに毛布部分が電気毛布になっているのです。足元までしっかりと覆うデザインで暖かく、手を入れられるポケットも付いているため、この商品があれば寒い冬でも快適に過ごすことができるでしょう。

もちろん、タイマー機能も搭載されており、丸洗い可能ですので、リモートワーク中や家事をしている時に寒さに耐えられない方には、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

電気毛布には確かにデメリットが存在しますが、タイマー機能などを上手に活用することで、節電効果もあり非常に便利な暖房器具として利用することができるのです。

ぜひ商品を購入する際には、機能面に留意し、自分に合ったものを選んでみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました