最近では、日本各地で突如として降り注ぐゲリラ豪雨が増えてきていることを実感しています。
例えば、朝の出かける際には天気が非常に良く、ついそのまま傘を自宅に置いて行ってしまうことがよくあります。
そうなってしまうと、急いでコンビニやスーパーに立ち寄ってビニール傘を調達しなければ、ずぶ濡れになってしまうことになります。
我が家の玄関には、これまでに購入したビニール傘が次々と増えてしまい、気がつけば溜まっていく一方です。
また、電車の車両内や駅の待合室で傘を忘れて帰ってしまうことも何度か経験しました。
以前の私は、まさにそのような経験を繰り返していたのです。
ビニール傘は、1本数百円で手に入る手軽さが魅力です。
100円ショップでも取り扱われているため、購入のハードルが非常に低いのが特徴です。
確かに、非常時のための選択肢としては仕方がない面もあるでしょう。
しかし、たとえ数百円であっても、ビニール傘を買うことは避けた方が良いのです。
もし玄関にビニール傘が溢れかえっているのなら、今すぐにでも処分することを強くお勧めします。
では、なぜビニール傘を購入することが良くないのか、その理由を詳しくご説明いたします。
この記事を通じて、以下のポイントが理解できるようになります。
- ビニール傘を購入することのデメリットについて理解が深まる。
- ビニール傘による無駄遣いの影響を認識できる。
- ビニール傘を買わなくなった数年後の自分を想像できる。
ビニール傘を購入することのデメリット
あなたは、どちらの選択をするでしょうか？
500円のビニール傘をコンビニで購入する。
1万円の高品質な傘を百貨店で手に入れる。
残念ながら、貯蓄ができない人は500円の傘を選ぶ傾向があり、お金持ちになる人は1万円の傘を選ぶことが多いようです。
「お金があるから高級な傘を買うことができるのでは？」と考える方もいるかもしれません。
しかし、500円のビニール傘を月に1本購入する習慣を持っていれば、年間では12本、つまり6000円もの出費になります。
もし家の玄関に10本のビニール傘があると考えると、少なくとも約5000円は使っているということになります。
さらに、電車や駅のベンチに忘れた傘を考慮に入れると、年間で1万円近くの出費になる可能性も十分にあります。
人生が数十年続くと仮定した場合、その差はいったいどれほどのものになるでしょうか？
一回の費用は数百円であっても、年間や数年単位で見ると、その金額は非常に大きくなります。
ビニール傘の主なデメリットは、数年後にかなりの金額を失うリスクがあることです。
ビニール傘の節約効果
さて、銀行の預金に対する利息は現在どのくらいの水準だと思いますか？
大手の国内銀行では、利率はおおよそ0.001％前後です。
もし仮に100万円を預金していた場合、年間に得られる利息はわずか10円という驚くべき少なさです。
日本ではここ数十年にわたり、低金利が続いています。
この利率が急激に上昇することは、期待できないでしょう。
もし仮に、年間1万円をビニール傘に使わなかったとすると、そのお金の価値は、銀行に1億円預金している際の利息に相当するのです。
何気なく使っているビニール傘によって生じる年間1万円の出費が、実はどれほどの大きな影響をもたらすのか、イメージできるでしょうか。
もしその1万円を年間5％で複利運用できるなら、10年後には1万6000円に増えることになります。
さらに、その10年間の間に毎年1万円を運用すれば、数十万円の差が生まれるのです。
今の時代、企業からの給料は1年で数千円から数万円の昇給にとどまることが一般的です。
そのため、入ってくる金額に意識が向きがちですが、出ていく金額にも注意を払うことが非常に重要です。
一般的に、長期的に貯金ができる人は、目の前の数百円よりも数年後の数万円を意識した使い方をする傾向があります。
お金が貯まりにくい人は「今必要だから買う」や「そんなに高い物ではない」といった行動を繰り返してしまうものです。
その結果、安価なビニール傘は電車やコンビニで忘れても取りに戻らず、雑に扱われて壊れてしまい、すぐに買い直す羽目になるのです。
もし1万円の傘であったなら、電車や駅に忘れた際には必ず取りに行くはずです。
さらに、毎朝天気アプリで天気を確認する習慣が身につくかもしれません。
まとめ
今回はビニール傘について詳細に解説しました。
ビニール傘に限らず、ついついコンビニやスーパーで購入してしまうお菓子やお酒なども、1回あたり数百円であっても、毎日続けることで10年後には数十万円の差が生まれかねません。
決して「絶対に買ってはいけない」というわけではありませんが、
この記事を通じて、数年後の貯金残高が大きく変わる可能性があることを感じ取っていただければ幸いです。
毎月限られた給料の中で、なかなか貯金に回すお金が確保できないと感じている方々にとって、貯金のきっかけとなることを願っています。
まずは、今日から出勤前や買い物前に天気アプリで天気を確認し、バッグの中に折りたたみ傘を常に携帯する習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
これだけでも、10年後の貯金額に数十万円の違いが生まれることでしょう。
重要なのは、今すぐに行動を起こすことです。
最初は天気を調べたり、傘を持ち歩くことが煩わしいと感じるかもしれませんが、3週間も続ければそれが自然なことになっていきます。
そして、習慣が身につけば、その行動をしないことに違和感を感じるようになるでしょう。
そうなった時には、何の苦労もなくその習慣を続けられるはずです。
さあ、今日から一緒に新しい習慣を始めていきましょう。
お読みいただき、ありがとうございました。
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