オーガニックソープの中でも特に有名な「ドクターブロナーのマジックソープ」。「名前は聞いたことがあるけれど、実際にはどれほど便利なの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?今回は、このマジックソープの良い点や悪い点、そしてその便利な活用法について詳しくご紹介していきます。
ドクターブロナーのマジックソープとは
1948年、アメリカのカリフォルニアで誕生したマジックソープ。天然由来成分100%を使用しており、オーガニックの原料で作られています。人間の肌にも優しく、環境にも配慮されたリキッドタイプのナチュラルソープです。
メリット
・天然由来の原料マジックソープの主な成分には、以下のような植物由来のオイルが含まれています。・ココナッツオイル
・オリーブオイル
・ホホバオイル
・ヘンプオイル
・アボカドオイルなど。これらの植物はすべて無農薬で有機栽培されているため、安心して肌に使用することができます。・環境、動物にやさしい天然由来成分で構成されているため、マジックソープは100%生分解可能で、土に還すことができます。また、海洋汚染の原因となることがある合成添加物や界面活性剤、保存料は一切使用していません。そのため、海や自然環境にも配慮された製品です。さらに、容器は100%リサイクルプラスチックで作られており、製品の開発から流通までの過程において、動物実験や動物由来の成分は一切使用していないクルエルティ―フリーの製品となっています。・使える場面が多い肌だけではなく、キッチンやバスルームの掃除、さらにはペットや野菜の洗浄にも幅広く利用可能です。これ一つで多くのシーンで活躍するため、用途ごとに洗剤やせっけんを購入する手間が省けます。・種類が多いローズやラベンダー、ティーツリー、ペパーミントなど、全部で11種類の香りが用意されています。掃除用にはティーツリー、体用にはローズなど、使用シーンに応じて香りを選ぶのも良いでしょう。香りが苦手な方には無香料タイプもあり、選択肢が豊富です。
デメリット
・価格が高いサイズはS(237ml)、M(473ml)、L(946ml)の3種類があり、価格帯は約1300円から4000円と、他の一般的な洗剤に比べると高めに感じるかもしれません。しかし、マジックソープは高濃度のため、基本的には水で薄めて使用します。用途によって異なりますが、1回の使用量は数滴程度で済みます。例えば、手洗いの場合は2、3滴で十分です。私はLサイズを使用したことがありますが、使い切るまでにはほぼ1年を要しました。多用途に使えるオーガニックソープであることを考慮すると、コストパフォーマンスは良いのではないでしょうか?・乾燥しやすい・シャンプーには向いていないマジックソープはアルカリ性で、pHは8.7から9.9の範囲です。そのため、乾燥肌の方が洗顔として使用すると、肌が突っ張ることがあります。顔だけでなく体にも使用した後は、しっかりと保湿を行うことをお勧めします。また、シャンプーとしても使えると言われていますが、髪がギシギシになることが多く、日本の公式サイトでもシャンプーとしての使用は推奨されていません。
使い方
マジックソープは多様なシーンで活用できます。・ハンドソープ泡タイプのハンドソープの容器に、マジックソープ1:水3の比率で混ぜて作成します。水を加えるため、約2週間で使い切ることをお勧めします。・食器洗いマジックソープ1:水10の割合で食器用洗剤を作ることができます。また、シンクに水をためてから、大さじ1から2のマジックソープを加えると、つけ置き洗いも可能です。原液で使用する場合は、スポンジに1、2滴含ませてお使いください。・野菜、くだもの洗い水を入れたボウルに小さじ4程度のマジックソープを加えることで、野菜や果物に付着した汚れを効果的に落とすことができます。洗った後は、しっかりと水ですすいでください。・掃除用スプレー1リットルの水に1/4カップのマジックソープを混ぜると、キッチンやバスルーム、窓ふき、玄関などに使える多目的スプレーができます。トイレ掃除用などには、ティーツリーのエッセンシャルオイルを加えることで、抗菌効果を高めることができます。・床拭きバケツにマジックソープ1:水10の割合で混ぜると床掃除用のクリーナーが作れます。他の掃除洗剤とは異なり、化学薬品などが含まれていないため、お子様やペットが床に触れても安心です。
・メイクブラシ用クリーナー水に濡らしたブラシにマジックソープを1、2滴つけて優しく洗うことで、ブラシに付着した汚れをしっかりと落とすことができます。・ペット用品犬用のシャンプーとしても使用可能ですが、すべての香りが犬に適しているわけではありません。使用するのはペパーミントまたはラベンダーの香りが適しています。もし犬が敏感肌の場合は、無香料タイプを選ぶことをお勧めします。香り付きのマジックソープにはエッセンシャルオイルが含まれているため、そうした香りに敏感な猫には使用しない方が良いでしょう。私は無香料のタイプで猫のトイレや食器を洗っていますが、天然成分のみなので、ペットにも安心して使えると感じています。・アウトドアマジックソープは生分解性があるため、アウトドアシーンでも重宝します。一つで手洗いやキャンプ用具など、さまざまな用途に活用できます。小さなボトルに詰め替えれば、持ち運びも楽になります。・植物の虫よけスプレー容器に1リットルの水と大さじ1のマジックソープを混ぜて植物に吹きかけることで、虫よけ効果が得られます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?人にも環境にも優しいマジックソープ。さまざまな使い方があり、その可能性はまだまだ広がります。自分で洗剤を作るのは少し手間に感じるかもしれませんが、用途ごとに洗剤を買う必要がないため、経済的にも助かります。ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか?
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