購入を避けるべき WIMAXの危険性
WIMAXは、スマートフォンよりも高い通信速度を提供し、持ち運びも容易であるため、とても便利なサービスとして知られています。
自宅の光回線やCATV回線などの固定回線は、引っ越しの際に契約の変更や工事が必要になるため、手間がかかることが多いです。
その点、WIMAXを利用すると、契約の変更や工事が不要で、すぐに手軽に使用できると考える方が多いのではないでしょうか。
私自身もそのような期待を抱き、WIMAXを契約した経緯があります。
しかし、WIMAXには工事不要というメリットだけでなく、実は多くのデメリットも潜んでいます。
私自身の経験から考えると、WIMAXをあまりお勧めできません。
ここでは、私の実体験を基にWIMAXのデメリットについて詳しくお話しします。
この記事を通じて、以下のポイントが明らかになることでしょう。
・WIMAXを実際に利用している人々の感想が理解できる。
・WIMAX契約に伴うリスクについての理解が深まる。
・WIMAXが特に不向きな方の特徴について知ることができる。
WIMAX利用時のデメリット
契約して利用してみた結果、私が実際に体験したデメリットは主に以下の通りです。
・「最大速度」を実際には体感できない。
・利用できないエリアが意外に多い。
・短期間での使い過ぎにより速度制限がかかる。
・契約に関する注意点が多く存在する。
最大速度を実感できない。
広告には下り最大2.7Gbpsと記載されていますが、
私が日常的に使用している限りでは、平日の日中でも、私の端末では環境が整っている時でさえ下り10Mbps程度しか出ていません。
YouTubeの動画再生においても、状況によっては読み込み中の表示が出てしまうことがあります。
これは私の端末特有の問題かもしれませんが、少なくとも広告に記載されているような速度はあまり期待しない方が良いと思います。
（広告で示される速度が実際に必要なサービスは現状では存在しないのではないかと感じていますが）
利用できないエリアが意外と多い。
これは契約を結ぶ前に必ず確認しておくべき重要な事項です。
WIMAXの公式サイトでは、利用可能エリアが「〇」「△」「✕」と色分けされて表示されています。
仮に「〇」の利用可能エリアであったとしても、WIMAXの電波は壁などの障害物に弱いため、通信が不安定になる可能性が高いです。
通信環境が気になる地域にお住まいの方は、WIMAXのサイトを確認し、「Try WiMAX」と呼ばれる貸し出しサービスを利用することを強くお勧めします。
まずはこの貸し出しサービスを利用して、実際に試してみてから判断すると良いでしょう。
ただし、以下の点には十分な注意が必要です。
15日以内に返却しない場合、22,000〜25,025円の違約金が発生します。
そのまま契約を続けると、料金が他社と比較して高額になることがあります。
短期間に使いすぎると速度制限がかかる。
WIMAXには契約内容に応じて、以下のような3つの速度制限が設定されています。
「ギガ放題プラス」では、3日間で合計15GBを利用した場合、翌日の夜間に1Mbps前後に制限されます。
「ギガ放題①」では、3日間で合計10GBを利用すると、翌日の夜間に1Mbps前後に制限されます。
「ギガ放題②」では、ハイプラスモードで月合計7GBを利用すると、月末まで128kbpsに制限されます。
制限の詳細についてはWIMAXの公式サイトで確認していただければと思いますが、私自身の体験をお伝えします。
それぞれ制限がかかった際の体感速度は以下の通りです。
ハイスピードモードでの128kbpsは、動画視聴はもちろん、ウェブサイトの閲覧にもストレスを感じるレベルになります。
1Mbpsの場合は、YouTubeなどの動画視聴がスムーズに行かないことがしばしばあります。
私自身も1Mbpsの制限がかかると、その期間中は動画視聴だけでなく、ネット上での作業にも非常にストレスを感じることが多いです。
WIMAXに関する契約上のリスク
WIMAXについては、さまざまな会社がキャンペーンを展開しています。
中には数万円分のキャッシュバックが受けられるキャンペーンも存在しますが、
そうした会社には以下のようなリスクも潜んでいることを忘れてはいけません。
手続きを行わないと、キャッシュバックを受け取れないことがある。
2年から3年以内に解約すると、高額な解約金が発生する。
2年から3年以内に解約した場合、キャッシュバックの返金請求を受ける可能性がある。
解約時に端末の代金を請求されることがある。
実際、私の契約書にも解約時には機器を返却する必要がある旨が明記されています。
もし欠品があった場合、2万円程度の費用が発生することも明記されています。
WIMAXが特に不向きな方
このように、WIMAXには引っ越し時に持ち運びができるという便利な利点がありますが、
携帯電話の大手3社が長期契約における違約金を廃止している一方で、WIMAXは依然として解約違約金や契約更新月の制度が残っている点は非常に注意が必要です。
自宅を主な利用場所とする方には、光回線などの固定回線を強くお勧めします。
固定回線は、通信の安定性という点でWIMAXよりも遥かに優れています。
通信速度もWIMAXと比べて大きな差があると言えるでしょう。
外出時に利用することを主に考えている場合でも、スマートフォンに接続して使用する方がコストを抑えられる場合もあります。
例えば、楽天モバイルでは、データ利用量に制限がなく2980円でサービスを提供しています。
他の格安通信会社のサービスを調べてみることで、自身のスマートフォンで通信環境に問題がなければ、料金をまとめることでかなりのコスト削減が可能になることがあります。
・エリア的に全く問題なく、スマートフォンの電波が不安定な場所で使用する方
・キャンペーンの内容をしっかり把握し、キャッシュバックを確実に受け取れる方
上記に該当する方以外にとって、WIMAXは通信速度や料金面で、固定回線や他のモバイル回線と比較して優位性を維持することが難しい状況にあると言えます。
結論
最近数年の間にリモートワークや在宅勤務の普及に伴い、日本全体の通信環境が大きく変化しています。
このような状況下で、いつでもどこでも快適な通信環境が求められているのがビジネスやプライベートの場面において非常に重要です。
この記事が、読者の皆様の適切な通信会社選びの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
コメント