買ってはいけない!互換製品・非純正製品のプリンターインク

近年、パソコンの普及が進む中で、エプソンやキャノンといったメーカーの家庭用プリンターも一般的に見られるようになり、多くの家庭や職場に設置されています。このような状況に伴い、必要なインクも豊富に販売されており、3色タイプから6色タイプ、更にはより鮮明な印刷が可能な製品まで多種多様な選択肢が存在します。

プリンター用インクには、純正品、非純正品、互換製品、そしてリサイクル品があり、それぞれの特性や選択肢について考えている方も多いのではないでしょうか?どのタイプのインクを選び、購入しているのでしょうか?

ここでは、少しでもお手頃な価格で手に入る非純正・互換プリンターインクを使用することが望ましいのか、あるいは購入を控えるべきか、その点について詳しくお伝えしていきます。

正規品・純正品・互換品・リサイクル品の違いは・・?

     画像はPixabaywolteevaによる

・正規品とは・・

正規ルートを通じて販売される商品のことを指します。主にメーカーから代理店を経由して販売される場合が多く、正規品はこのような確かな流通経路を経て手に入ります。それに対し、このルートを通らずに販売されている商品は、偽物や類似品である可能性があり、注意が必要です。信頼性が高く、保証も充実しているのが特長です。

・純正品とは・・

特定の製品を製造しているメーカーが直接販売している商品のことを意味します。これらはメーカーが自社の製品のための部品や関連商品として販売しています。

特定の製品を製造している会社が製造した商品であり、他のメーカーの製品は機能が似ていても類似品扱いとなり、純正品とは見なされません。一般的に価格は高めですが、動作保証があり、サポートも受けられる信頼性があります

・互換品とは・・

『純正品』の代わりに異なる第三者の企業が販売している、互換性を持つ製品のことを指します。

多くはお手頃価格で、コストパフォーマンスが良好であり、オリジナルに比べて容量が増加している製品も存在します。しかし、メーカーからの保証がなく、稀に動作不良や本体が読み取らないなどのトラブルが発生することもあります。メーカーの保証期間中でも、有償修理となる場合があります。

ヘンリー・ワンによるPixabay

・リサイクル品とは・・

使用済みの純正製品インクカートリッジを洗浄し、再度インクを充填して、商品として再利用可能なインクカートリッジのことです。再生品やリユース品とも呼ばれています。

純正品に比べて価格が安く、コストパフォーマンスに優れ、さらに廃棄物を出さず、環境に優しい製品です。しかし、回収や選別、洗浄、充填など手間がかかるため、互換インクよりも若干高くなる傾向があります。こちらもトラブルが起きた場合には、メーカーの保証が有償となることがあります。色の品質や耐光性などは製造メーカーによって差異があるため、注意が必要です。

本体を製造したメーカーが付属品を販売している➡純正品

本体を製造したメーカーとは異なる会社が付属品や消耗品を作って販売している➡互換品

どんな商品があるの?

  • プリンターのインクカートリッジ    
  • 電動歯ブラシの替えブラシ
  • カメラのレンズフード
  • 電動工具のバッテリー            
  • パソコンのメモリー
  • ダイソン掃除機のバッテリー
  • 腕時計の替えベルト
  • 掃除機のブラシや紙パック
  • ゲームコントローラー  

まだまだ多くの製品がありますが、特に消耗品においては非常に多くの互換製品が流通しています。

  • 互換バッテリーについては、こちらでお伝えしています☟
  • PSEマークについても詳細を記載しています。買ってはいけない!互換バッテリー
  • https://www.nby.stylemap.co.jp/12004

買ってはいけない理由・デメリット

        スティーブンによるPixabay 

  1. トラブルや本体故障の原因となることがある
  2. ヘッドが詰まることがある・・ヘッドクリーニングを行っても改善しない場合がある
  3. インクの色が出なくなることがある
  4. インクの減りが早くなることがある
  5. 純正品と比べて発色が劣る場合がある
  6. プリンターが正しく認識しないことがある

もし互換製品を使用している際に故障が発生した場合、メーカーが対応してくれないことが多く、結果新たにプリンターを購入する羽目になることもあります。これでは余計な出費になりかねませんので、特に新製品や新たに購入したばかりのプリンターの場合、メーカーの保証を受けられるように純正品を選ぶのが安心です。

でも購入、互換製品の購入で気を付けたいこと

互換インクが本当に大丈夫なのか、不安になる方もいらっしゃるかと思います。しかし、すべての互換インクが悪いわけではなく、コストパフォーマンスが良く、優れた品質の製品も存在します。しっかりと知識を持ってから購入を検討しましょう。具体的には以下の点に注意が必要です。

  • 低評価の口コミを確認すること
  • 純正互換と明記されている製品を選ぶこと
  • フリマやオークションでの購入は避けること
  • 保証がしっかりしていることを確認すること
  • 可能な限り、日本製の製品を選ぶこと      
  • PSEマークの近くに業者名が記載されていること
  • 日本製の製品を選ぶことが重要です
販売ルールがしっかりしていないサイトや、自社の口コミを低評価のものを削除してしまう傾向もあるため、注意が必要です。
実際に使用した方の評価や口コミは慎重に確認しましょう。特に複数のサイト、例えば楽天、Yahoo!、Amazonなどでの口コミは、購入判断の大きな参考になります。
私が選ぶ際に重視している点は、上記に加え、口コミに次の3条件をしっかりと確認し、判断しています。
  1. 性能を最大限に発揮できること。
  2. 本体の寿命を短くしないこと。
  3. もちろん本体に異常を引き起こさないこと。
価格が安いからといって、安易に互換製品を選ぶことは避けるべきです。
おすすめは・・
  • 1位  インク革命 ・・正常稼働率が高く、保証が充実していて、かつ価格も安い
  • 2位  インクナビ・・・正常稼働率が高く、保証もあり
  • 3位  チップス・・・非常に安価で提供されている
  • 特別賞 ジェット・・環境に配慮したリサイクル品で、品質が良く、条件付きの保証もある

まとめ

白黒印刷や色合いの鮮やかさにこだわらない方であれば、互換インクを選ぶこともひとつの選択肢として良いでしょうが、コストパフォーマンスも考慮して日本製で保証のある製品を選ぶことをお勧めします。純正品は数回交換するだけで、新品のプリンターを購入できるほどの価格になることが多いです。

品質を重視される方は、目詰まりやズレが少ない純正品の購入をお勧めします。
新しく購入したばかりのプリンターや新発売のモデルについては、特にメーカーの保証があるため、互換製品や非純正インクは購入を控えるのが賢明です。

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