初めての一人暮らしをスタートさせると、食事の準備について真剣に考え始めることになります。「さあ、自炊を始めるぞ!」と意気込む方も多いのではないでしょうか。実際、私もそのように考えた一人です。自炊には多くの魅力的なメリットがあり、その中には経済的な節約ができることや、自分自身の栄養バランスをしっかりと管理できるといった点が含まれています。
しかし、料理に不慣れな方、特に初心者にとっては、具体的なレシピがないと何から手を付けていいのか全く分からないという状況に直面することもあります。そんな状況で調べてみると、初心者向けのレシピや、手軽に作れるずぼら料理、さらには電子レンジだけで簡単に作れるレシピ本が数多く流通していることに気づくでしょう。しかし、実際に購入してみると、「これ、本当に初心者向けなの?」と思わず首をかしげたくなるような内容の本も少なからず存在します。
そこで今回は、購入を避けるべきレシピ本の特徴、つまりそれを見分けるためのポイントを詳しくお伝えします。
買ってはいけないレシピ本とは
私も一人暮らしを始めたばかりの頃に、いくつかのレシピ本を試しに購入した経験があります。その中で、実際に役立たなかったレシピ本にはいくつか共通する特徴が見られることに気付きました。
写真での説明がない
時折、材料や作り方が詳細に書かれているにもかかわらず、写真が一切掲載されていないレシピ本を目にすることがあります。私も、文字情報のみでは全くイメージが湧かず、これが本当に正しいやり方なのかどうか不安に感じることがよくあります。料理の各工程に写真が添付されていると、安心して作業を進めることができるのです。視覚的な情報は特に重要であり、写真が不足しているレシピ本は初心者にはあまりおすすめできないと考えます。ただし、料理に慣れてきた後であれば、話は別ですが。
材料が難しくて揃えられない、準備するものが多い
「初心者向け」と謳いつつも、砂糖や塩といった基本的な調味料に加え、普段はあまり使わない特殊な材料を必要とするレシピもよく見受けられます。例えば、ゼラチンやパルスイートなどの材料は、後々になって後悔することが多いです。こうしたレシピは見た目が魅力的に感じることもありますが、材料が多すぎると、スーパーでの買い物に多くの時間を取られることになりますし、量が増えることで結局節約には繋がりません。また、調理中に焦って手順や分量を間違えてしまうリスクも高まります。さらに、他の料理に使えない材料が余ることもあり、後に困ることになることが少なくありません。試しに目を通した際に、材料のリストがあまりにも長い場合は、その本の購入は避けた方が無難です。
〇〇分でできるというのは基本的に信用しないほうがいい
私の個人的な意見として申し上げますが、レシピ本には「5分でできる」「10分でできる」といった表現が多く見られますが、実際に調理を始めると、その時間が倍近くかかることがしばしばあります。例えば、材料を切ったりする準備に思った以上の時間がかかり、最終的には全ての工程を終えるまでに20分近くかかることもあります。「〇〇分」という表現には注意が必要で、これが甘い言葉のように感じることも多いです。各工程を丁寧に確認し、実際に簡単にできるかどうかを見極めることが大切です。
ではいったいどんなものがいいの?
ここまで、避けた方が良いレシピ本について詳しく述べてきましたが、では一体どのような本が推奨されるのでしょうか。ここからは、料理初心者の私が実際に購入し、非常に役立ったレシピ本をいくつかご紹介いたします。
料理の工程ごとに写真が載っている本
前述の通り、写真が豊富なレシピ本を選ぶことが非常に重要です。優れた本では、材料の下ごしらえの仕方から、手順を写真で丁寧に解説しているものも存在します。文字だけでは理解が不十分で、実際にうまくいかないことも多いですが、写真で完成形を示してもらえると、非常に分かりやすくなります。
ここで私がおすすめするのは、ゆる自炊BOOK ビギナーさんいらっしゃい!です。この本は、豊富な写真の他にも、以下のような点が充実しています。
・下ごしらえの際の切り方の指導
・調味料の適切な保存方法
・生ごみの処理方法
これらは、料理初心者が最初に直面するであろう疑問を丁寧に解説してくれています。私もこの本を購入し、初めての自炊に挑戦した経験があります。今でも困ったときには手に取ることが多く、最初に買う本としては非常におすすめです。
ほんとに時間がない人、めんどくさい人はレンジレシピ本がおすすめ
自炊をしようと思っても、仕事が忙しかったり、洗い物が面倒だったり、毎日のように包丁を使うのは気が進まないと感じている方も多いかと思います。そんな方には、レンジで作れるレシピ本を強くおすすめします。
これらの本では、ジップロックなどの耐熱容器を準備しておけば、あとは材料を入れてレンジにかけるだけで料理が完成します。忙しい方でも手軽にでき、さらに洗い物も少なく済むため、レンジ料理は非常に便利です。私が特におすすめするのは、失敗ゼロ! 秒で作れる奇跡のウマさ! 1人分のレンジ飯革命です。この本には、本当に簡単に作れるレシピが豊富に掲載されており、失敗する心配がほとんどないと言っても過言ではありません。ぜひ一度手に取ってみてください!
まとめ
今回は、料理初心者におすすめしないレシピ本と、私が個人的におすすめするレシピ本をいくつかご紹介しました。料理は計画を立てる能力を育むことができ、認知機能の向上にも寄与すると言われています。最初は失敗することもあるかもしれませんが、将来的なことを考えれば、自炊のスキルを身に付けておくことは非常に価値のあることです。皆さんもぜひ、自炊に挑戦してみてください!本日はここまでお読みいただき、誠にありがとうございました!
コメント