GODOX Thinklite TT600 フラッシュ スピードライトのレビュー
最近、私はGODOX Thinklite TT600フラッシュ スピードライトを手に入れました。この商品について、実際の使用感や性能を詳しくお伝えしたいと思います。
まず最初に、TT600の際立った特徴として挙げられるのは、GODOX無線Xシステムを搭載している点です。このシステムにより、内蔵された2.4G無線伝送が可能となり、AD360II-CやTT685Cといった他のGODOX製品との高い互換性が実現されています。その結果、撮影の可能性が大幅に広がります。特に、マスター/スレーブフラッシュとしての利用が非常にスムーズであり、複数のフラッシュを連携させた撮影が容易に行えました。
次に、ガイドナンバーはGN60という高い数値を誇り、ISO100設定で200mmの距離からでも十分な明るさを確保できます。さらに、22段階の出力調整が可能で、1/1から1/128までの細かい出力設定ができますので、様々な撮影シーンに応じたきめ細かな調整が実現します。この安定した出力と色温度の一貫性が特に気に入っているポイントです。
しかしながら、注意が必要な点もあります。TT600をカメラに取り付けた状態では、高速シンクロ（HSS）トリガーモードが利用できないため、この機能を活用したい場合には、別売りのGodox Cell-IIトリガーやX1C / X1N TTLワイヤレストリガーを併用する必要があります。この点は、特にポートレート撮影を行う方には重要な注意事項となりますので、しっかりと考慮していただきたいと思います。
以下に、私の評価をまとめました：
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインに関しては、シンプルでありながらもスタイリッシュな外観が非常に魅力的です。大型のLCDパネルは視認性が高く、操作は直感的に行えるため、ストレスが少ないです。ただし、若干の重量感を感じることもあり、長時間の撮影を行う際には少し疲れを覚えるかもしれません。
TT600を使用して撮影した際の明るさや色合いの均一性は素晴らしく、さまざまな撮影シーンで活躍することは間違いありません。特に、屋内でのポートレート撮影や、暗い場所でのイベント撮影において、その優れた性能を存分に発揮してくれました。
総じて言えることは、GODOX Thinklite TT600フラッシュ スピードライトは、コストパフォーマンスに非常に優れた商品であるということです。特に、すでにGODOX製品を所有されている方には非常におすすめできるアイテムです。機能性やデザインに満足しながらも、HSSトリガーモードの利用には注意が必要な点を理解しておくことで、より良い撮影体験を楽しむことができるでしょう。
