GODOX TT600s X2T-Sストロボのレビュー
GODOXのTT600sは、特にSony用に設計されたフラッシュストロボで、その性能は多くのフォトグラファーにとって魅力的です。デザインと機能が両立したこの商品について、詳しくレビューしていきたいと思います。
まず、このストロボの最大の特長は幅広い互換性です。GodoxのTTLワイヤレスフラッシュトリガーX2T-Sは、Godoxの各種フラッシュやモノブロックフラッシュ、さらにはラジオフラッシュとも互換性があります。これにより、他の機材との組み合わせが容易で、撮影の幅が広がります。
次に、豊富な機能も見逃せません。ガイドナンバ60(m ISO 100、@ 200mm)を誇り、出力は22ステップで調整可能です。リサイクル時間は約0.1〜2.6秒と迅速で、フルパワーフラッシュが230回可能というのは、特にイベントやウェディング撮影において大きな利点です。また、M / Multi / S1 / S2モードや、ズーム機能、フォーカスアシストランプなどが搭載されており、さまざまなシーンでの使用に対応しています。
ただし、気になる点もあります。特に、HSSトリガーモードの使用については、TT600sをカメラに装着すると利用できないという制約があります。これは、特にハイスピード撮影を行いたいユーザーには不便に感じるかもしれません。実際、ポートレート撮影においてはHSSが非常に重要な機能であるため、注意が必要です。
さらに、TTLワイヤレス機能も強化されており、GodoxのX1 / X2 / X-proトリガーなどと組み合わせることで、リモートでの操作が可能になります。撮影がスムーズに行える点は、とても評価できますが、やはり事前に設定を確認しておくことが大切です。
以下に、実際に使用した際の評価をまとめました。
評価項目 | 評価 |
---|---|
デザイン | ★★★★☆ |
機能性 | ★★★★☆ |
価格満足度 | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
総じて、GODOX TT600s X2T-Sは、優れた性能と多機能性を兼ね備えたフラッシュストロボです。特に、幅広い互換性と迅速なリサイクル時間は、多くのフォトグラファーにとって魅力的なポイントです。しかし、HSSトリガーモードが使えない点や、価格に対する満足度には注意が必要です。これらを踏まえた上で、ぜひ自分の撮影スタイルに合った使い方を試してみてください。