あなたは普段、目を洗浄していますか?
日常生活の中で、ホコリや花粉、さらにはまつ毛などの異物が目に入って不快感を感じることがあります。多くの方はコンタクトレンズを外した後に目を洗うという行為を行いますが、実際には適切に目を洗浄できていない方や、目の周囲を洗うことに対して不安を抱え、全く洗わない方もたくさんいるのが現状です。
目を洗浄することは本当に必要なケアなのでしょうか?また、逆に目に悪影響を及ぼすのではないかと不安を感じている方もいるかもしれません。
そこで、この記事では、購入を避けるべき洗眼薬の理由を詳しく解説し、洗眼薬選びで失敗しないためのポイントについてもお伝えしていきます。
洗眼とは、どのような行為が良いのか?
まず初めに、洗眼と点眼の違いをしっかりと理解しておきましょう。
【洗眼】
洗眼というのは、目の表面だけでなく、目の内部に存在する異物を洗い流すために行う行為を指します。
【点眼】
点眼薬、すなわち目薬は主に目のかゆみや乾燥、炎症を和らげ、治療効果を目的としたものです。
洗眼を行うことで、目元を清潔に保つことができ、まつ毛や目の周辺の健康も促進されることが知られています。目の周囲には、ホコリや花粉だけでなく、完全に落としきれないアイメイクや皮脂、さらにはフケなどが知らず知らずのうちに付着してしまいます。これらの汚れを放置しておくと、炎症を引き起こしたり、目のトラブルの原因となることがあるため、注意が必要です。
洗眼薬のメリットとデメリット
【メリット】
・瞳をしっかりと洗い流すことができる
・コンタクトレンズを外した後の瞳を適切にケアできる
・花粉症などのアレルギー対策が可能
・涙の成分と浸透圧が同じで、目に優しい
【デメリット】
・水道水で洗眼を行うと、逆にドライアイなどの疾患を引き起こす可能性がある
・使いすぎると、涙の成分まで流してしまうことがある
・洗眼カップ自体が不潔であると、逆に菌を目に入れてしまうことがある
使用頻度を守りましょう!正しい洗眼薬の使い方
まず最初に・・・
<注意点>
1. 水道水は絶対に使用しないでください。
2. 使用前には必ずコンタクトレンズを外してください。
3. 片目を洗った洗眼液は、もう片方の目には使い回さないこと。
4. ドライアイの方は、使用を控えた方が良い場合があります。
(洗眼では油分も洗い流してしまうため、ドライアイを悪化させる恐れがあります。)
安心・安全に使用するためには、防腐剤フリーのものを選びましょう!
【洗眼のポイント】
●1日、3〜6回程度の使用が推奨されます。
洗いすぎは目に良くありませんので、取扱説明書に記載されている用法や用量を守って正しく使用しましょう。
●目の周りをしっかりと洗い流してから洗眼を行いましょう。
特にメイクをされている方は、クレンジングでしっかりとアイメイクを落としてから行うことをお勧めします。
●洗眼は30秒以内で行うことが推奨されます。
目の汚れを効果的に洗い流すためには、1回30秒以内の洗眼が理想です。
●使用後の洗眼カップは洗浄して乾燥させることが大切です。
カップを洗浄し、乾燥させることで汚染を防ぎ、清潔に保つことが可能です。使用前にも水道水で洗うことで、より安心して使用することができます。
●開封後は1ヶ月以内に使い切ることを目安にしましょう。
防腐剤が含まれていない洗眼薬は、開封後「1ヶ月以内」に使い切るように心がけてください。
自分に合った洗眼薬の選び方
洗眼薬を選ぶ際には、確認しておきたいポイントがいくつかあります。
【目に優しい成分】
目に優しい成分の洗眼薬を選ぶ際には、防腐剤フリーのものが最適です。目への負担が少なく、すっきりとした洗い心地で洗眼が可能です。特にドライアイやコンタクトを使用している方には防腐剤フリーの製品を強くお勧めします。
【爽快感を重視】
1日の終わりに洗眼してさっぱりとしたい方には、清涼成分(メントール成分)が含まれた製品を選ぶと良いでしょう。パッケージに爽快レベルが記載されている場合は、その中で爽快感が強めのタイプを選ぶと満足感が得られます。
逆に爽快感が苦手な方には、マイルドなタイプを選ぶことをお勧めします。低刺激でしみない使用感を持ちながら、洗浄力や潤いをしっかり感じられる商品も多く存在しています。
【洗眼と同時に瞳をケア】
目を洗浄するだけでなく、同時に瞳の健康も気にかけたい方には、瞳の健康を考えた成分が含まれている製品を選ぶことをお勧めします。
例えば、
・疲れ目が気になる方
疲れた目には、ビタミンが配合されているものが最適です。疲れた神経の機能を回復させる効果がある「ビタミンB6」や「ビタミンB12」が含まれた製品を選ぶと良いでしょう。これらのビタミンが、疲れてピントが合わなくなった目に有効に働きかけ、しっかりと瞳をケアしてくれます。
・乾燥が気になる方
コンタクトを1日中装着していると、どうしても目が乾燥してしまいます。そんなときには、「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」が配合された製品を選ぶと良いでしょう。この成分が、レンズとの摩擦や乾燥によるダメージを軽減してくれます。
・目のかゆみが気になる方
花粉症やアレルギーによって目にかゆみが出る方には、「抗ヒスタミン」の成分が含まれている製品を選ぶのが効果的です。これにより、かゆみや赤み、アレルギー症状を和らげることが可能です。
まとめ
この記事では、購入を避けるべき洗眼薬について詳細に解説しました。
目を洗浄して清潔に保つことはもちろん、同時に瞳の健康を考慮しながら、自分に合った洗眼薬を見つけて、快適な目のケアを実現してみてください。
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