買ってはいけない ハンドジェル

手指の消毒には主にアルコールを使用した製品が多く見受けられますが、スプレータイプ、ジェルタイプ、さらには除菌シートなど、多種多様な商品が市場に出回っています。

特に、いつでも自分の好きなタイミングで手軽に使えるハンドジェルについて、その効果や価格について詳しくまとめてみました。

消毒と除菌とは?

消毒と除菌という言葉は日常的に使われていますが、それぞれにはどのような違いがあるのでしょうか。

消毒
消毒とは、菌やウィルスを害がない程度まで減少させたり、感染力を失わせることで無毒化する行為を指します。
除菌
除菌は、菌やウィルスの数を減少させることを意味します。具体的には、水で洗い流すことで手指についている菌を取り除いたり、物体に付着した菌を拭き取ることなどが該当します。
ウィルスの感染を防ぐためには、ウィルスの飛沫を吸い込まないこと、そして手指のウィルスをしっかりと洗い流すことが基本の対策となります。

ウィルスが手指についた状態で、口や鼻、目の粘膜に触れることで感染が広がる可能性があります。

しかし、どんな時でも手を洗える環境が整っているわけではありませんよね。

そこで、アルコールを使った消毒液が活躍する場面が増えてきます。

市場には多くの消毒液が販売されていますが、どのような基準で選べば良いのでしょうか。

消毒液に求める効果は人によって異なるため、自分にぴったり合ったものを見つけられるように、しっかりとチェックしてみましょう。

消毒液の選び方

消毒力を期待する方

消毒用エタノールの濃度が70%前後の製品が、厚生労働省から推奨されています。

「医薬品・指定医薬部外品」の表示がある製品は、一定基準の品質が保証されています。

これは、その製品が人体に使用する際に、品質や有効性、そして人体への安全性が確認されていることを示しています。

さらに、保湿成分が配合されている製品を選ぶと良いでしょう。この場合、薬剤の有効性を妨げることなく、手肌に優しい製品を選ぶことが理想的です。

また、コスメブランドから販売されているハンドジェルは化粧品にカテゴライズされますが、これらの製品は「清潔にする」「美しく保つ」という目的で作られているため、消毒効果を期待できない商品も多いので注意が必要です。

香り重視の方

ハンドジェルの中には、非常に良い香りを持つ商品も存在します。

消毒効果を求めながら、香りも楽しみたい方には低濃度のアルコールの製品が向いています。

高濃度のアルコールは、強い香りを発生させるため、ハンドジェルの香りにも影響を及ぼす可能性があります。

したがって、消毒効果も兼ね備えつつ、心地よい香りを求める方には、ハーブやシトラスといったオーガニック・アロマ系の香りを選ぶことをおすすめします。

これらのオーガニック・アロマ系の香りは、高濃度のアルコールでも香りに影響を与えにくい特徴があります。

肌の乾燥が気になる方
ハンドジェルやスプレーを使用すると、肌が乾燥してしまうことがあります。
この乾燥が手荒れの原因となり、傷口からウィルスが体内に侵入する危険性もあるため注意が必要です。
そのような場合は、保湿成分である「グリセリン」が配合されているハンドジェルを選びましょう。
アルコールは皮膚の水分を奪い乾燥を引き起こす特性があるため、肌が敏感な方は成分表示をしっかり確認してから使用することが重要です。

スプレータイプとジェルタイプの違い

スプレータイプ

スプレータイプは、店舗や施設の入り口に設置されていることが多く、手軽に使用できる便利さがありますが、正しい使い方をしないと十分な除菌効果が得られにくいとされています。

手がびしょ濡れになったり、手からこぼれた消毒液が周囲を汚してしまうことも少なくありません。

しかし、少量を手にサッと塗るだけでは不十分な場合も多く、そのため注意が必要です。

ハンドジェルに比べてサラッとした使用感が人気を集めています。

ジェルタイプ
ジェルタイプは、片手あたり500円玉大(約1ml)を手のひらに取り、指先から手全体に塗り込むスタイルです。
粘度が高いため、手指全体に広げやすく、使用量の調節も容易です。
そのため、外出先での使用にも非常に便利です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ハンドジェルと一口に言っても、その使用目的によって選ぶべき商品は変わってきますね。

最近、健康に敏感になっている方々も多いですが、その一方で神経質になりすぎて、ストレスを感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

そんな場合には、良い香りのハンドジェルを使って心を癒すのも一つの方法かもしれません。

かわいらしいケースに入ったハンドジェルは、バッグに付けてお出かけする楽しみを増してくれますね。

楽しい気分やウキウキした心持ちは、ストレスホルモンであるコルチゾールを減少させ、病気になるリスクを下げることが知られています。

幸せそうな人は、そうでない人に比べてストレスホルモンの値が32%も低いと言われています。

昔から言われている「病は気から!」という言葉は、真実かもしれません。

楽しく健康的な毎日を送りたいですね!

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