非接触スイッチのセンサーは、以前から存在していた技術ですが、最近では感染対策に役立つとして非常に幅広く普及しています。
このセンサーを活用した照明は、室内外を問わず多岐にわたって利用されています。
玄関、ポーチ、カーポートなどの屋外エリアでは防犯のために活躍し、階段やトイレなどの屋内では消灯し忘れを防止し、エネルギーを節約する効果を発揮しています。
私たちの家庭でも、玄関やカーポートにセンサーライトを設置しようと考え、さまざまな情報を調査してみましたが、やはり見つかりました。
購入後に使用できないタイプのセンサーライトが存在することを。
そこで今回は、避けるべきセンサーライトについて詳しくご紹介したいと考えています。
センサーライトとは
スイッチとしての役割を果たすセンサーには、周囲の明るさに反応する明暗センサーと人感センサーの2つのタイプがあります。
これらのセンサーが組み合わさることで、自動点灯装置として機能します。
さらに、周囲の温度変化に反応するタイプや、照射された赤外線を横切ることで反応するタイプも存在しています。
センサーは何に反応するの?
人感センサー
このセンサーは、熱を放つ物体が動くことで温度の変化が生じると反応して点灯します。
センサーに対して横切る動作には非常に敏感に反応しますが、近づく動作には反応が鈍いという傾向があります。
さらに、感知対象がその場から離れたり静止していると自動的に消灯しますが、ゆっくりとした動作には反応しないことがあり、これが故障だと誤解されることがよくあります。
感知対象の大きさは関係ないため、猫などの小動物にも反応することがあります。
明暗センサー
周囲が暗くなると自動で点灯し、明るくなると消灯する明るさに反応するセンサーです。
バリエーション豊富なセンサーライト
電源の供給方法には、コンセント式・電池式・ソーラー式の3つのタイプがあります。
消費電力が少ないLEDが普及するまでは、コンセント式が主流でした。
コンセント式は、手間いらず
メリット
・停電がない限り、安定した電源を確保でき、消費電力の大きいライトでも使用可能です。
デメリット
・近くにコンセントがない場合には、電源の増設や延長コードが必要となることがあります。
電池式は、場所を選ばない
メリット
・取り付け場所を選ばないという点が最大の魅力です。
デメリット
・定期的に、電池交換が必要になるため、手間がかかることがあります。
ソーラー式は、エコなんです
メリット
・太陽光で発電するため、電気代がかからず、電池交換の手間も不要です。
デメリット
・日陰や天候によって発電量が変わるため、点灯時間が不安定になることがあります。
光源で大きく分けると2種類あります。
ハロゲンタイプ
古くから広く使用されているもので、大光量で広範囲を照らす能力があります。
しかし、消費電力が高く、電気代がかさむライトであり、省エネを考慮するなら明暗センサーが必要です。
LEDタイプ
照射範囲が狭いという欠点がありますが、2灯式の製品であれば広範囲を効率的に照らすことが可能です。
LEDは、消費電力が少なく、寿命が長いことから非常に人気が高いですが、比較的価格が高めです。
設置位置には注意が必要!
どれほど高性能な製品であっても、誤作動や機能不全を引き起こすような場所に設置するのは避けるべきです。
誤作動を引き起こしやすい場所はココ!
・エアコンの室外機や換気扇の排気口など、温度変化が起こりやすい場所。
・のれんやカーテン、樹木の枝など、風によって揺れるものが近くにある場所。
・大理石など、光を反射する物が設置されている場所。
・感知エリアに、歩道や道路が含まれる場所。
・軒下などの暗い場所や、設置場所自体が振動や揺れが発生する場所。
これらの場所では、昼間にセンサーが反応したり、必要なときに無反応になることがよくあります。
また、コンセントが近くにない場合は電池式かソーラー式が適しているものの、日当たりの良さを考慮して選ぶことが重要です。
設置におすすめの場所
電池式
・カーポートや軒先、玄関先の高い場所で、電池交換がしやすい位置。
ソーラー式
・日当たりの良い場所が最適です。ソーラーパネルとライト部分が分離するタイプも利用可能です。
設置方法
ビスで固定するタイプと、クランプで柱や雨どいなどを挟み込むタイプの2種類があります。
壁に穴を開けたくない場合は、ビス固定の方法は避けるべきです。
センサーの設定も重要!
設置位置だけでなく、センサーの感知レベルに対する明るさや範囲の設定も非常に重要です。
明暗センサーは、昼間でも曇りや雨の日に誤って感知しないように調整が必要です。
可動式のセンサーの場合、その向きを調整したり、カバーなどを使用して感知範囲を設定することができます。
センサー部が動かない場合は、テープなどで感知範囲を狭めることができ、調整が可能です。
防犯対策に利用できます
高性能なセンサーライトには、防犯に役立つ機能が搭載されています。
監視カメラ・ダミーカメラ
録画可能なカメラや、見た目が本物と見分けがつかないダミーカメラ付きの製品も、防犯対策として非常に人気があります。
威嚇機能(フラッシュ点灯・ブザー音)
侵入者に対して、フラッシュのように点灯したり、ブザー音を鳴らして威嚇することで、撃退を期待できる機能も備えています。
ただし、威嚇機能に関しては、周囲に迷惑がかかることもあるため、使用に際しては十分な注意が必要です。
まとめ
センサーライトを設置する際の重要な注意点をまとめました。
・センサー自体が揺れたり、振動したりしない場所に設置すること。
・温度変化が起こりやすい場所や、風などで動くものが近くにある場所には設置を避けること。
・ライトが照らす方向が通行者や車、近隣に迷惑をかけないよう細心の注意を払うこと。
・設置したい場所と電源の選定をしっかりと行うこと。
・機能が多くて重たいものは、設置場所の強度も確認することが特に重要です。
夜間に帰宅する際、玄関を自動で照らしてくれるライトは非常に便利です。
また、夜間の不審者や侵入者への対策としても高い効果を発揮するため、設置する家庭が増加しています。
安易に価格や見た目だけで購入してしまうと、設置後に誤作動や不具合に悩まされる結果となることが多いです。
自分が必要とする照らしたい場所や感知したい範囲をしっかりと把握し、目的に合った場所に設置することが極めて重要です。
無駄な買い物を避けるためにも、自宅に最適な製品を選ぶよう心掛けましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
実際に購入した製品が重すぎて使えなかった経験があるため、重さにも十分注意してくださいね。
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