買ってはいけないコンビニおにぎり

おにぎりについて、あなたは「自分で作る派」でしょうか、それとも「購入する派」でしょうか?

コンビニやスーパーで販売されているおにぎりは、手軽に購入できるだけでなく、地域限定のバリエーションやカオマンガイのような異国の料理を模したユニークな商品も多く見受けられます。そのため、つい手に取ってしまうことがあるかもしれません。しかし、私たちの身近に存在するおにぎりですが、既製品のおにぎりを食べ過ぎることは、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

そこで、今回はコンビニのおにぎりに潜むさまざまな危険性について詳しくお話ししたいと思います。

コンビニおにぎりのメリット・デメリット

メリット
  • 温める手間が不要で、購入した瞬間にすぐに食べることができる
  • 多種多様な種類が揃っているため、飽きることが少なく楽しめる
  • カロリーの計算が簡単に行えるため、ダイエット中でも安心
  • 全国に展開している大手コンビニでは、どこでも同じ味が楽しめる
デメリット
  • 出来立ての新鮮さを味わうことができない
  • 自宅での調理に比べてコストがかかる場合が多い
  • 食品添加物が使用されていることが多く、健康に影響を及ぼす可能性がある
  • 包装によるゴミが発生し、環境への負担がある
  • 手軽に食べられるため、つい食べ過ぎてしまうリスクがある

ダイエットや時短、味の好みなど、おにぎりの選び方にはさまざまな目的が存在しますが、特にダイエットを目的におにぎりを取り入れる際には、「もち麦」を強く推奨します。

もち麦は、ぷちぷちとした食感ともちもち感が特徴の穀物であり、大麦の一種です。100gあたりに10gもの食物繊維が含まれており、白米に比べてカロリーも低く、さらに腹持ちが良いため、ダイエットに最適な食材として注目されています。

1膳(150g)あたり 白米240kcal もち麦180kcal

食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類が存在しますが、もち麦にはその両方が豊富に含まれています。食物繊維は、満腹感を促進するだけでなく、便通の改善にも寄与し、糖質やコレステロールの消化吸収を抑える働きがあり、高血圧や糖尿病の予防にも効果が期待されています。

また、具材選びも重要です。特にツナマヨや揚げ物のから揚げなどはカロリーや脂質が高いため、ダイエット中には向いていません。そこで、「昆布」「おかか」「梅」などを選ぶことで、なるべく低カロリーで低脂質な具材を使うことができます。また、おにぎりだけでなく味噌汁やサラダと組み合わせることで、栄養バランスが向上するでしょう。

食品添加物について

コンビニやスーパーで販売されているおにぎりには、長時間の陳列に耐えるための保存料やその他の添加物が多く含まれています。

食品添加物は、食品の製造・加工・調理・処理・包装・運搬、または貯蔵など、私たちの手元に届くまでの過程で使用される様々な目的のための物質であり、添加物そのものを単独で食べることはできません。

代表的な食品添加物には「甘味料」「着色料」「保存料」「香料」「酸化防止剤」「漂白剤」「増粘剤」「防カビ剤」などがあり、これだけでも多岐にわたります。さらに、添加物には複数の成分を一括で総称したものもあるため、全ての種類を挙げると非常に膨大な数になります。

<日本で認可されている食品添加物>※約1500品目

指定添加物(472品目) …厚生労働省が認可したもので、化学化合物や天然物を含む

既存添加物(357品目) …長い食経験に基づき、特例として指定を受けることなく使用・販売が許可されている

天然香料(約600品目) …動植物由来の天然物質で、食品に香りを付ける目的で使用される

一般飲食添加物(約100品目) …通常は食品として使用されるものを添加物として使う

※一般飲食添加物の例:レモン果汁、シソ色素など             参照元:厚生労働省

食品添加物には、純度や成分に関する規格や使用量の基準が定められており、食品に使用される添加物は全て表示する義務があります。物質名で記載され、保存料や甘味料等の用途に用いるものについては、その用途名も併記しなければなりません。表示基準に合致しない場合、つまり厚生労働省によって未指定とされる物質を製造・輸入・使用・販売することはできません。ただし、食品に残存しない物質については表示が免除されます。

食品添加物は、見た目や味、食感を向上させる役割を果たします。安価な原材料に添加物を用いることで、コストを大幅に削減することができるのです。日本では、他国と比較しても食品添加物の使用種類が非常に多く、令和3年1月15日時点では829品目が確認されています(香料を含む)。引用:厚生労働省

日本人の味覚は非常に繊細で、複雑な味の調整が求められることが、食品添加物が多く使用される理由の一つです。また、多くの食材は高温多湿を嫌うため、高湿度地域である日本では保存料が使用されやすいという背景も存在します。

食品添加物のメリット
  • 食中毒のリスクを減少させ、長期保存が可能な食品を提供する
  • 酸化による変色を防止することで、見た目を保つ
  • 食品の外観や味、食感、香りなど、風味を増す役割を果たす
  • 安定した価格を提供することができる
  • 栄養成分の強化を図ることができる
食品添加物のデメリット
  • 糖分、塩分、脂質が過剰になるリスクがある
  • アレルギー物質が混入する危険性がある
  • 味覚障害や発がん性物質のリスクがあるとされている

厚生労働省は食品添加物の安全性を確保するために、成分規格や使用基準を定め、その上で使用を認可しています。つまり、製造者が規定を守っている限り、健康への影響はないとされています。しかし、摂取することで舌に少なからず刺激を与え、依存性も存在するため、慣れてしまうと添加物なしの食材を食べても「美味しいと感じられなくなる」といった味覚障害を引き起こすことがあります。

食品添加物を減らす方法はないの?

おにぎりだけでなく、食品添加物が使用された食品は数多く存在します。既に使用されている添加物を少しでも取り除くためには、以下の方法が有効です。

  • レタスなどの葉物野菜は外側の葉を取り除くことで、残留農薬を減らす
  • ハムやソーセージなどの加工肉は湯通しすることで、添加物を減少させる
  • 果物や野菜はしっかりと水洗いすることで、表面の農薬を除去する
  • インスタントラーメンはスープを飲み干さないことで、添加物の摂取を控える
  • 豚肉などは脂身を避けることで、脂質摂取を減らす

輸入食材は季節を問わず楽しめるメリットがある一方で、防腐剤や防カビ剤などの農薬が付着している可能性が否定できません。果物や野菜に関しては、美味しさを重視し、旬のものを選ぶことが望ましいです。

さらに、袋麺やカップ麺などのインスタントラーメンの茹で汁には添加物が多く溶け出しています。一度お湯を捨ててから新しいお湯を加えることで添加物を除去できますが、スープまで飲み干すことは塩分過多につながるため、できるだけ避けることが望ましいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、購入すべきでないコンビニおにぎりの理由について詳しく説明いたしました。

最近では健康を考慮したメニューも増えていますが、コンビニやスーパーのお弁当には基本的に調味料や食品添加物が多く含まれていることが少なくありません。そのため、低カロリーなものを選んでも、実際には太りやすくなる可能性があるのです。

また、栄養が偏りがちになるため、おにぎりだけで食事を済ませるのではなく、サラダや汁物などの副菜を取り入れることで、よりバランスの取れた食事を心がけることがとても大切です。

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