
自分好みの音を見つけるために、様々なスピーカーケーブルを試してみる
スピーカーケーブルは各々異なる音色を持っており、オーディオ愛好者にとって非常に魅力的なアイテムです。このため、オーディオシステムを新たに購入した際にしばしば直面する問題の一つは、「どのスピーカーケーブルを選ぶことで、自分が理想とする音を得ることができるのか」という疑問です。
そのような状況では、専門家や他のユーザーによる評価やレビューが非常に頼りになります。
私自身も多くのスピーカーケーブルを試した経験がありますが、その中には「これが最高だ!」と感動を覚えるものもいくつかありました。しかし、音の好みは個人によって異なるため、「この製品が絶対に優れている」とは言い切れないのが現実です。
BELDENとカナレをぜひおすすめします
避けるべきスピーカーケーブルには、レビューで評価が低い商品や、中国メーカーのものが含まれます。特に中国製のスピーカーケーブルについては、満足のいく品質に巡り合ったことがないため、十分な注意が必要です。
また、スピーカーを購入した際に付属するスピーカーケーブルも、長期間使用するには適していないことが多いです。
スピーカーケーブルの価格帯は数百円から数万円まで幅広く、比較的リーズナブルな価格で音質を改善できるという点がこのアイテムの大きな魅力となっています。
私が購入しているのは、インターネットのショップで取り扱われている新品の製品です。
スピーカーケーブルの世界には、各メーカー独自の製品が存在しますが、その中でも特にBELDENやカナレといった著名なメーカーのケーブルが多く見受けられ、バナナプラグがあらかじめ取り付けられていることもよくあります。
今回は、手に入れやすい価格のスピーカーケーブルをいくつかご紹介し、選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
代表的なスピーカーケーブル
CDプレイヤーやアンプ、スピーカーを購入した後には、理想の音を実現するためのケーブル選びが非常に重要な要素となります。ここでは、各商品の特徴をわかりやすくまとめてご紹介いたします。
前述の通り、BELDENやカナレなどのブランドは、誰が聞いても心地よく、優れた音質を提供してくれるスピーカーケーブルを製造しています。
BELDEN(ベルデン)
・アメリカのメーカーで、柔らかくフラットな音質が特徴的な製品を多く取り揃えています。
- BELDEN STUDIO 708EX
このケーブルは音質がフラットで、優しい音を出す印象があります。音の輪郭がややぼやけていると感じる方もいるかもしれませんが、音がきっちりとした印象ではなく、JAZZなどのジャンルで穏やかな音を求める際には非常に適しているかもしれません。
スピーカーケーブルの初購入にぴったりな選択肢だと思います。1メートルあたりの価格が400円と非常にお手頃で、手を出しやすいです。
- BELDEN 8470
白と黒のコードがツイストされている特徴的なスピーカーケーブルです。
このツイスト形状には、プラスとマイナスそれぞれの信号線が発生させる磁場(ノイズ)を相殺する目的があります。
音質は低中域にフォーカスされており、アメリカらしい音を感じさせるものとなっています。価格は1メートルあたり290円と非常にリーズナブルで、これだけの投資で平均以上の音質を得られるのは非常に魅力的です。
満足度の高いスピーカーケーブルと言えるでしょう。
- BELDEN 9497
橙色と黒色のツイスト形状のケーブルで、視覚的にも非常にインパクトがあります。
通称「ウミヘビ」とも呼ばれており、ノイズ対策のためにツイスト状になっています。音質は音の輪郭がしっかりしているものの、角が丸く、優しい音を出すことができます。
そのため、長時間のリスニングでも疲れにくい音質が特徴です。
鋭角的な音を出すケーブルも存在しますが、BELDEN9497は音の輪郭が明確でありながらも耳に優しい音質を提供します。
誰が使っても満足できる製品に仕上がっていると言えるでしょう。
優しい音質とタイトな音質を兼ね備えているため、音にメリハリを求める方には非常に適しています。
価格も1メートルあたり450円と、他のケーブルと比較してもお得感があります。高級なケーブルだけが良い音を奏でるわけではないのです。
カナレ
・日本製のスピーカーケーブルで、レコーディングスタジオでの採用実績も多いとされています。
- カナレ4S8
BELDENとは異なり、4芯構造のためケーブルが太く、ノイズ対策として外側がしっかりと被膜で覆われており、音質の緻密さや音の粒立ちの良さ、解像度の高さが際立っています。高画質のテレビに例えるなら、まさに4Kや8Kのように細かな音の描写が可能です。
高音、中音、低音においても透明感があり、繊細な音を楽しむことができるでしょう。
低音は力強く、少し大げさに言うと、このスピーカーケーブルを使用することで、まるでランクアップしたアンプを手に入れたかのような感覚を得られるでしょう。
ケーブルが太いため、BELDENよりも取り回しが難しいかもしれませんが、裏の配線を考慮すると、少し長めの4S8を選ぶことをお勧めします。価格は1メートルあたりわずか210円で、これだけの音質を提供してくれるのは本当に驚きです。
迷ったらカナレ4S8をおすすめします
スピーカーケーブルは、音を出すスピーカーとつながる非常に重要な役割を持つケーブルなのです。
試聴ができないため、購入時には迷うことも多いですが、比較的手頃な価格で素晴らしい音を出す製品も数多く存在します。自分の好みの音に近づけるために、さまざまなスピーカーケーブルを試してみることも良いアイデアだと思います。
迷った際には、ぜひカナレ4S8を試してみてください。
4芯構造のため、自分で加工するのは難しいかもしれません。そのため、楽天やヤフーショッピング、Amazonなどでバナナプラグが付いた商品を探すことをお勧めします。
この選択を後悔することは決してありません。



コメント