
洗濯物と洗剤をセットするだけで、洗濯から乾燥まで全自動で行ってくれるのが、非常に便利なドラム式の乾燥洗濯機です。これにより、家事の負担を大幅に軽減することができ、生活の質が向上します。
一度この機械を導入すると、その快適さに驚くことでしょう。もうドラム式洗濯機なしでは日常生活を送れないと感じるほどの便利さがあります。洗濯の手間が省けるため、他のことに時間を使えるようになるのです。
しかし、導入を検討する際には、注意すべきポイントが実はたくさんあることを忘れてはなりません。これらのポイントをしっかりと把握しておくことで、後悔のない選択ができるでしょう。
その中には、「しまった!」と後悔しても取り返しがつかないような致命的な問題も含まれていますので、慎重に検討することが必要です。
後悔のない選択をするためにも、ぜひこの文章を参考にしていただければと思います。
チェックポイント1:サイズの大きさ

ドラム式洗濯機の最も重要なポイントは、本体のサイズが非常に大きく、また重さも相当あるということです。この点は多くの人が認識しているかもしれませんが、改めてしっかりと認識しておく必要があります。
家電量販店で見ると、意外と大きく見えないことがあるため、実際に設置する際には注意が必要です。サイズの問題は、置き場所だけでなく、通路を通れなかったり、設置方向を変えられなかったり、高さのために蛇口に引っかかるなどの事態も引き起こす可能性があります。
私自身、設置する際に「防水パンに入らない」というトラブルを経験したことがあります。壁との距離には問題がなかったのですが、防水パンの形状が箱型で、内側の幅が不足していたためです。
最終的には、業者に依頼して防水パンを交換してもらうことになり、追加で約3万円の費用がかかりました。このようなトラブルを避けるためにも、サイズに関してはしっかりと確認することが大切です。
チェックポイント2:左開きか、右開きか

ドラム式洗濯機を選ぶ際には、扉が左開きか右開きかを確認することが重要です。この選択が使い勝手に大きく影響するため、ぜひ注意してください。
ちなみに一般的には、左開きが主流となっています。その理由は、「左手で扉を開けて、右手で洗濯物を出し入れする」という動作が非常にしやすいからです。
右利きの人が多いことを考慮して、この形状が採用されています。しかし、向かって右側に壁がある場合、扉を開いた際に動作が制限され、不便に感じることもあります。
したがって、扉を開けた際の状況を事前にシミュレーションしておくことを強くお勧めします。洗濯物を出したり入れたりするには、相応のスペースが必要なので、必ず事前にチェックを忘れないようにしましょう。
扉が手前に開く設計であるため、本体の上に物を置ける点は非常に便利ですが、そのスペースもしっかり考慮する必要があります。
チェックポイント3:電気か、ガスか

ドラム式の乾燥洗濯機を導入しようと考えているということは、乾燥機能を求めているのではないでしょうか。もしそうであれば、縦型洗濯機をそのまま使用し、ガス式の乾燥機を導入するという選択肢も検討する価値があります。
ガス式の最大の利点は、乾燥時間が大幅に短縮されることです。通常、約2時間かかる乾燥が1時間に短縮されるほどの差があります。
さらに、ガス乾燥機はパワーがあり、衣類がよりカラッと仕上がるため、非常に魅力的です。このため、仕事や育児で忙しい方、また設置スペースに余裕がある方には、ガス式の乾燥機を追加で導入するのが良い選択かもしれません。
ガス料金は都市ガスかプロパンガスかによって異なり、地域や契約している業者によっても異なるため、事前に確認しておく必要があります。
乾燥時間やランニングコストを考慮しながら、ガス乾燥機の導入を選択肢として検討するのも賢明な判断でしょう。
その他、もろもろのチェックポイント

ここまで大きなトピックを3つ紹介してきましたが、実際には細かい注意点がまだまだたくさん存在します。
乾燥機能がないモデルが存在する
ドラム式洗濯機だからといって、必ずしも乾燥機能が付いているとは限りません。ドラム式であっても、洗濯のみが可能なモデルが存在することを知っておく必要があります。
価格がかなり安価であるため、見落としやすい点ですが、設置後に気づいてしまったら非常に残念な思いをすることになるでしょう。
本体の下や排水口の掃除が困難
ドラム式洗濯機は本体が非常に重いため、掃除が大変です。縦型の場合はおおよそ3~40キロですが、ドラム式の場合はその倍近くの重さがあります。
そのため、洗濯機本体の下の掃除が非常に困難になり、設置場所の湿度が高い場合にはカビが発生する可能性も考えられます。
このため、除湿機を設置するなどの対策が必要になる場合もあるかもしれません。また、ドラム式洗濯機は洗濯時に使用する水の量が少なく、粉末洗剤を使うと排水口が詰まりやすくなります。
そのため、粉末洗剤を愛用している方や、他の洗剤を使用するのが嫌な方は、もしかすると「購入を避けた方が良い」かもしれません。
乾燥容量は、洗濯容量よりも少ない
ドラム式洗濯機に搭載されている乾燥機能は非常に便利ですが、洗濯を終えたらそのまま乾燥までしてほしいと考える方が多いでしょう。
しかし、洗濯可能な量(洗濯容量)と乾燥可能な量(乾燥容量)には大きな違いがあることを理解しておく必要があります。具体的には、「洗濯は10キロできるけれど、乾燥は5キロまでしかできない」といった具合です。
そのため、「乾燥までしてほしいし、常に多くの洗濯物がある」という方は、大容量のモデルを選ぶ必要があります。しかし、大容量のモデルは価格が高くなる場合が多いため、設置場所も広めに確保する必要が出てくることがあります。
オススメの機種は?

ドラム式洗濯機には、日立、シャープ、東芝、アクアなど多くのメーカーから選択肢が提供されていますが、その中でも信頼できる選択肢として挙げられるのがパナソニックです。
もしドラム式ではなく、ガス乾燥機を追加で導入することを考えているのであれば、CMなどでおなじみのリンナイの乾太くんが特におすすめです。高評価を得ている製品です。
そして、小型のドラム式洗濯機を探している場合は、価格もコンパクトなアイリスオーヤマが人気を集めています。手軽に使えるサイズ感が魅力です。
以上のように、多くのポイントを考慮する必要がありますが、一度使うとその便利さに虜になるのが、ドラム式洗濯機です。これまでの生活を一変させる力を持っています。
この記事に記載した内容を参考にして、ぜひ快適な生活を送っていただければ幸いです。
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