入ってはいけないオンライン英会話

入ってはいけない英語サービスは「日本語で全く質問できないオンライン英会話」です。このようなタイプのサービスでは、英語に自信がない受講者が不安を抱えながら授業に参加することになりがちです。

もし、日本語で質問できるサポートがサービス内に存在すれば、まだ多少の安心感があります。しかし、英語のみが通じるオンライン英会話では、英語教師が授業を良い雰囲気で終わらせることで、受講者は「何となく理解できたような気がする」と感じてしまうことがあります。このため、わからない点について「まあ、いっか」と思う傾向が強まり、結果的に英語のスキルが身につかないままレッスンが終了してしまう危険性があるのです。

英会話スクールには、大きく分けてオンライン英会話と通学型スクールの2つの形式があります。どちらも学習効率を重視しているため、授業中の疑問点がその場で解決できない可能性のあるオンライン英会話では、生徒がもやもやした気持ちを抱えたまま学習を続けることになり、その在り方には疑問が残ります。

率直に言うと、オンライン英会話はすでに英語ができる人が、英語を忘れないように話す機会を作るために利用するものであり、社会人として一から英語を学び直そうとする初心者にとってはあまり適していません。初心者が通学型スクールに通わない場合、時間とお金を無駄にするリスクが高まります。

オンライン英会話がいけない理由
授業時間の問題
担任制は責任をもって教えてくれる
まとめ

オンライン英会話がいけない理由

英語を学ぶ上での基本は、まず英単語力を身につけることから始まります。オンライン英会話を始める時点で、ある程度の英単語を覚えている必要がありますが、通学型スクールでは、英単語から学ぶことができるレベルの授業を提供している場合も多いのです。

さらに、文法力もある程度身につけておかなければなりません。オンライン英会話では実際の会話に即した内容が多く、調べる時間があまりないのが実情です。やはり、初心者にとっては通学型スクールがより適していると考えます。

学習において大切なことは、これを読んでいるあなたもよくご存じかもしれませんが、一つ一つの内容を丁寧に学んでいくことです。決して段階を飛ばして進めてはいけません。基礎をしっかりと身につけなければ、応用が効かなくなってしまいますよね。

英会話の練習を重ねることはもちろん重要ですが、基本が身についていない人が会話を重ねても、結局は理解できないまま終わってしまうことが多いのです。つまり、それは時間とお金の無駄遣いになってしまいます。

授業時間の問題

もう一つの理由として、オンライン英会話の授業時間が約25分と短い点が挙げられます。この短い時間では、教師が授業を進めることで手一杯になり、質問を受け付ける余裕がなくなってしまいます。そのため、生徒が本当に理解しているかどうかは二の次になってしまうことが多いのです。

一方、通学型スクールでは、授業時間が50分程度となることが一般的です。これは、オンライン英会話に比べて約2倍の時間が確保されていることを示しています。

時間に余裕があれば、教師も生徒からの質問にしっかりと時間を割くことができ、英会話の実践の量も増えます。雑談をする余裕もでき、よりリラックスした環境で学ぶことができます。また、教師の留学経験を聞くことで、役に立つ雑談が生まれるのも大きな利点の一つです。

担任制は責任をもって教えてくれる

通学型スクールには、担任制を採用している学校もあります。この担任制を導入することで、教師に責任を持たせるのは非常に良い制度であると考えます。授業をただこなすだけでは不十分であり、生徒の英語の学習進捗を把握してくれる存在は心強いサポーターとなります。特に英語に対して理解が浅い方にとっては、サポートを受けられることは非常に助けになります。

オンライン英会話の教師全てが質が悪いとは一概には言えませんが、質のばらつきが多いのは事実です。そのため、人気のある教師は予約が取りにくいこともあります。

英会話スクールには2種類があると述べましたが、さらに目的別に分けることも可能です。具体的には、以下のようなコースが存在します。

・ビジネス向け

・一般英会話

・子供向け英会話

・資格対策型

・法人向け

これらのコースの中から、自分に合ったものを選ぶことがとても重要です。留学を計画している方は、留学先での生活に困らないように、一般英会話コースを選ぶのも良いかもしれません。

私自身、海外の英語学校に留学した経験があります。その際、留学に関連した無料の英会話レッスンが数回提供されましたが、そのレッスンは英語だけで進行されるため、質問をすることができず、うまく話せていなかったにもかかわらず教師に褒められることはあったものの、不明な点は授業の中で解決されないまま終わってしまいました。

留学の結果は散々で、帰国後約2年間、通学型英会話スクールに通うことになりました。その際、わからないポイントを日本語で尋ねることができるということのありがたみを強く実感しました。

料金面では、オンライン英会話の方が安価であることが多いです。ちなみに、私が通っていた英会話スクールでは、1コマ50分で24コマを24万円で受講しました。1年目は週に2回通学し、48コマの契約で48万円かかりました。2年目は、予習と復習に忙しくなり、週1コマに変更しました。英会話スクールが提供している専用アプリを使って、英語のポイントを押さえた予習や復習、ネイティブスピーカーが実際に使うフレーズや文法を学ぶことができたため、料金に見合った内容だったと感じています。

単に安さだけを基準に判断するのは避けた方が良いでしょう。トータルバランスで考えると、通学型スクールの方が優れていると言えます。

オンライン英会話ではフィリピンの教師が多く、フィリピンの方の英語の発音は非常に明瞭で、日本人にとっては聞き取りやすくおすすめです。なぜフィリピンの方が英語を話すのかと疑問に思うかもしれませんが、それは公用語がタガログ語と英語であるためです。