スーパーでドレッシングを選ぶ際には、多くの種類が存在するため、どれを購入するべきか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。
ドレッシングに含まれている成分には、原材料だけでなく、食感や味を調整するためにさまざまな添加物が使われています。
体に悪影響を及ぼすのではないかと不安に思いながらも、なんとなく購入してしまうことはありませんか？
そこで、今回はドレッシングに含まれる添加物に焦点を当て、それらが体に与える影響について詳しく解説していきます。
また、ドレッシングの選び方についても説明しますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
ドレッシングに含まれる添加物
ドレッシングの種類によって、含まれる添加物の量や種類はさまざまです。
特に一般的に見受けられる添加物をいくつかご紹介いたします。
・アミノ酸
・キサンタン
・果糖ブドウ糖液糖
・酵母エキス
・ステビア
・アスパルテーム
これらの他にも多くの添加物が存在し、具体的に何が含まれているかはドレッシングの種類によって異なるため、注意が必要です。
ドレッシングに含まれる添加物の作用と体への影響
ドレッシングに使用されることが多い添加物には、どのような効果があるのでしょうか？
体に悪影響がないのかを調査してみました。
アミノ酸
アミノ酸は、化学的に合成された調味料で、特にグルタミン酸ナトリウムがよく知られています。
旨みを加えたり、食材の美味しさを引き立てる効果があるため、多くの食品に使用されています。
ただし、加熱することで発がん性物質を生成する危険性があると警告する専門家も存在するため、注意が必要です。
ドレッシングを揚げ物や炒め物に頻繁に使用する方は、体に悪影響が出る可能性があるため控えることをお勧めいたします。
キサンタン
キサンタンは粘度が高く、とろみをつける特性を持っています。
食品だけでなく、シャンプーや美容クリーム、乳液など多様な製品にも広く使用されています。
キサンタンは、有毒性がないとされているため、一般的には安全と考えられています。
しかし、トウモロコシアレルギーを持つ方は注意が必要で、原料であるトウモロコシのデンプンに含まれるタンパク質が、アレルギーの原因になることがあります。
さらに、そのデンプンは消化が難しいため、便秘や下痢といった症状を引き起こす可能性もあるため、体に全く悪影響がないとは言えません。
果糖ブドウ糖液糖
果糖ブドウ糖液糖は、砂糖の代替品としてドレッシングに使用されています。
その理由は、砂糖よりもコストが低く、低温でも強い甘みを感じさせる特性があるからです。
この果糖ブドウ糖液糖は、血糖値を急激に上昇させやすいため、過剰摂取には注意が必要です。
糖尿病や心臓病など、生活習慣病のリスクを高める要因となる可能性があるため、無闇に摂取するのは避けた方が良いでしょう。
サラダにドレッシングをたっぷりかけない方でも、甘い飲み物と一緒に食べることが多い場合は、控えた方が賢明です。
ジュースや炭酸飲料などの甘い飲み物には、果糖ブドウ糖液糖が含まれていることが多いからです。
酵母エキス
酵母エキスは、アミノ酸、ビタミン、ミネラルが含まれており、旨味を引き出す効果があります。
穀物が原料なので安全とされ、酒類や味噌、醤油などにも広く利用されている優れた調味料です。
しかし、根拠は不明ですが味覚障害を引き起こすという説もあり、これを避ける方も少なからず存在します。
そのため、安全性については一概には断言できません。
ステビア
ステビアは甘味料の一種で、ハーブや薬草から抽出された成分です。
その甘さは砂糖の約200倍であり、少量で十分な甘味を得ることができます。
さらに糖質はゼロであるため、ダイエット中の方にも適しています。
日本では安全な食品添加物として使用されていますが、海外では、ステビアの長期使用は好ましくないとの意見があり、食品添加物としての認定を見送っている国もあるため、その安全性を一概には言えません。
アスパルテーム
アスパルテームは、自然由来ではなく、人工甘味料の一つです。
その甘みは砂糖の約160〜220倍とも言われており、少量の使用で十分です。
1gあたり4kcalとカロリーも低めで、ダイエット中の方には魅力的に思えるかもしれません。
世界中で安全と認められているアスパルテームですが、脳腫瘍などの重大な健康被害を引き起こす可能性があると結論づけている研究機関も少なくありません。
また、白血病、糖尿病、心疾患、不眠症、アトピーなど様々な病の原因となる可能性も指摘されているため、アスパルテームはできるだけ避ける方が賢明でしょう。
選ぶべきドレッシングは無添加
体への影響を考慮する場合、添加物が含まれたドレッシングを購入するべきではないことになります。
そうなると、どのようにドレッシングを選べば良いか悩むこともあるでしょう。
こちらのポイントを参考にしてみてください。
無添加と記載のあるドレッシングを選ぶ
ドレッシングの中には無添加と明記されているものも存在します。
添加物不使用を重視するなら、無添加のものを選ぶのが最適です。
ただし、無添加と表示されていても、酵母エキスや果糖ブドウ糖液糖が含まれていることがあるため、注意を要します。
購入する際には、必ず裏面の成分表示を確認することをお勧めします。
値段が高いものを選ぶ
価格が高いドレッシングは、使用されている材料にこだわりが詰まっています。
同じ種類の食品でも、価格の違いによって使用されている材料の質が異なることに気づいたことはありませんか？
高価な食品は安い材料を使って無理に美味しさを追求していないため、自然と添加物が不要になることが多いです。
高価なドレッシングを選ぶほど、余分な添加物が含まれていない可能性が高いです。
手作りでドレッシングを作る
高価なドレッシングは避けたいという方には、手作りのドレッシングをお勧めします。
シンプルなドレッシングであれば、実はとても簡単に作ることができるのです。
- オリーブオイル30ml、酢20ml、塩と胡椒を少々
これだけを混ぜるだけで、あっという間に完成します。
まとめ
ドレッシングに含まれる添加物の影響について説明してきました。
体への影響を考えるなら、無添加のドレッシングを選ぶことが最も効果的です。
ただし、添加物が含まれている食品はドレッシングだけに限りません。
また、添加物は一度に大量に摂取することは考えにくく、影響が出るとしても長い年月をかけて現れることが多いです。
ドレッシングに限らず、食品を購入する際は裏面の成分表示を意識することをお勧めします。
さらに、料理を作る際には調味料の使用を控えたり、食材の組み合わせを考慮することで、全体的な添加物の摂取量を減らすことにもつながりますよ。
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