ソニー マルチチャンネルインテグレートAVアンプ STR-DH790のレビュー
ソニーの最新AVアンプ、STR-DH790は、まさにホームシアター愛好者にとっての夢のデバイスです。この7.1ch対応のモデルは、音楽や映画をよりリアルに楽しむための数々の先進機能を搭載しています。特に、最新の音声フォーマットであるDolby Atmos(R)とDTS:X(R)に対応している点は注目に値します。これにより、音の位置情報や移動情報が加わり、まるで映画館にいるかのような没入感を実現しています。
加えて、ソニー独自の自動音場補正技術であるアドバンストD.C.A.C.も搭載されており、これにより最適なサウンド環境を自動で設定してくれます。映画のシーンに合わせて、音の響きや定位が調整されるため、観賞中に音の不自然さを感じることはほぼありません。
評価表
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
一方で、気になる点もいくつかあります。まず、操作が少し複雑に感じることがあります。特に、初めてAVアンプを使用する方には、設定や接続がやや手間取るかもしれません。また、リモコンのデザインが少々シンプルすぎるため、機能をすぐに見つけるのが難しいと感じることもあります。
それでも、HDCP 2.2や4K HDRに対応しているため、最新の映像コンテンツを楽しむ際も安心です。特に、HDR10やDolby Vision(TM)に対応しているため、高画質な映像をそのまま楽しむことができ、映像と音の両方を高いレベルで堪能できます。
また、Bluetooth(R)対応も嬉しいポイントです。スマートフォンからの音楽再生が簡単にできるため、映画鑑賞だけでなく、日常的に音楽を楽しむ際にも活躍します。この機能により、友人や家族と一緒にパーティーを開く時も、手軽に音楽を流すことができるのが魅力です。
さらに、HDMI入力が4系統装備されているため、複数のデバイスを同時に接続できる点も便利です。特に、USB給電を必要とするAV周辺機器に対応する「USB パワーサプライポート」があるため、配線が整理され、見た目もすっきりします。
総じて、ソニー STR-DH790は、音質や機能性において非常に優れたAVアンプです。特に映画や音楽を本格的に楽しみたい方にとっては、非常に満足度の高い製品と言えるでしょう。ただし、初めて使用する方には少々の学習コストがかかるかもしれませんが、その価値は十分にあると感じました。