皆さんはトイレ掃除をどのくらいの頻度で行っていますか?私たちの家庭では、夫が気づいたときにおおよそ週に1回程度、トイレ掃除を担当してくれています。しかし、残念なことに我が家のトイレはしょっちゅう詰まってしまうのです。新築の建売住宅を購入してから、まだ1年も経過していないのに、平均して2ヶ月に1回は詰まってしまうという状況です。そのたびに夫と一緒にスッポンなどを使って対策を講じていますが、年末にはついに自分たちの力では解決できないほどのひどい詰まりを経験してしまいました。
すぐに業者を呼んで調査をお願いしたところ、そこから返ってきたのは驚くべき答えでした!今回はこの実際の体験を基に、業者から教わった購入してはいけないトイレ用掃除グッズについてお話ししたいと思います。
1.今時の新築トイレの排水管事情
新築の建売住宅や注文住宅を購入する際、トイレの排水管やそのルートについて、どの程度意識を持って購入を決定しましたか?我が家の場合、「全く意識していませんでした」。トイレのメーカーや、最近人気のタンクレストイレについては検討しましたが、排水管の位置に関しては設計段階で決まっているため、詳しい説明を受けた記憶があまりありませんでした。
そのため、その中に潜む落とし穴の可能性を考慮することができなかったのです。業者によると、その落とし穴は実は排水管の位置にあるとのことです。最近の新築住宅では、広い土地を2分割して坪数を少なくした家が多く見受けられ、実際に我が家もその一例です。
このような状況では、排水管の位置が複雑な構造になっていることもあります。たとえば、1階にキッチン、お風呂、洗面所、トイレの排水管がすべて設置されている場合、坪数を減らした土地に排水管を組み込む際に、設計や構造に問題が生じることがあり、トイレの排水管から下水道に流れるまでに長いルートを取る家も存在します。
このように複雑で長いルートをたどる際には、真っ直ぐな排水管だけでなく、s字やコ字の形状の排水管が多く使用されることが想像できます。実際に、業者からもそのようなs字やコ字の排水管が詰まりやすいと聞きました。我が家も調査の結果、やはりs字の排水管であることが確認されました。
さらに、もう一つ詰まりやすい排水管の特徴があります。それは、パイプに太い部分と細い部分が存在するということです。メーカーによって異なりますが、トイレと接続されている部分は太く、途中で細くなり、下水道の近くで再び太くなるパイプが今の主流だそうです。このようなs字やコ字のパイプに加えて、形状が異なるパイプが存在することで、さらに詰まるリスクが高まります。この背景を踏まえ、トイレ掃除で使用しない方が良いものを次にご紹介します。
2.スタンプタイプの洗浄・除菌剤
おそらく多くの方がテレビのCMで目にしたり、実際に店頭で数社の製品を見かけるスタンプ式の掃除グッズ。便器の中をわざわざ擦る必要がなく、手も汚れず、流すたびに毎回便器がきれいになるという非常に画期的な商品だと思う方も多いでしょう。実際に、我が家でも長い間スタンプ式を使用していました。しかし、業者によると、スタンプ式の掃除グッズは使わない方が賢明だとのことでした。
その理由は、流れたスタンプがパイプに付着し、トイレットペーパーや排便物がそれにこびりついてしまうことで、数年後にはパイプが錆びたり壊れたりし、最終的には詰まりの原因となるからです。業者は現在、トイレ詰まりの最大の原因として、このスタンプ式の掃除グッズを挙げていました。掃除グッズを選ぶ際に迷った場合、スタンプ式は絶対に買わない方が賢明です。最近のトイレはコーティングが施されているものが多いため、スタンプ式は必要ないと言われています。
3.流せるトイレブラシタイプ
この掃除グッズも非常に有名で、多くの方に親しまれています。私自身もこのタイプが好きで、トイレ掃除を行う際には必ず使用しています。汚れが落ちているのが一目で分かるため、掃除する楽しさも感じることができます。
しかし、この掃除グッズについても業者から注意を受けました。先ほど説明したように、最近の家では排水パイプがs字やコ字で構成されており、さらに筒部分にも太い部分と細い部分があることをご紹介しました。「流せる」と表記されていても、そのようなトイレに流してしまった場合、どうなるでしょうか。答えは明確です。詰まる可能性が高まります。実際、我が家でもこのアイテムによって2回も詰まらせてしまったのです。
業者に便座を外してもらい、その際に確認した結果、流せるトイレブラシが流れていないことがわかりました。その瞬間、驚きと共に「なるほど」と納得した記憶があります。「流せる」と思っていたブラシが、実際には流れない可能性があるという事実に衝撃を受けました。高圧洗浄機で勢いよく流していただき、ようやく詰まりは解消されましたが、もしこれが奥で詰まっていた場合、パイプ全体の修理が必要になっていたかもしれません。
このアイテムを使い続けている方は、十分な注意が必要です!流せるトイレブラシは買わない方が賢明です。どうしても使いたい場合は、使用後に汚れを擦った後は袋に捨てるなどの対策を講じることをお勧めします。
4.トイレクリーナー
これも、流せるトイレブラシと同様に問題を抱えています。床や便座などを拭いた後にそのまま流せるクリーナーですが、これも詰まりの原因になることがあるのです。水に弱い性質を持っていますが、トイレットペーパーのようにすぐに溶けるわけではありません。溶ける前に排便物や大量のトイレットペーパーを流してしまうと、溶けることが難しくなり、詰まりを引き起こす可能性があります。トイレクリーナーも、袋に捨てることを強くお勧めします。
5.芳香消臭剤
最後に、芳香消臭剤についてお話ししましょう。私たちの家庭でも、トイレタンクの上に「おくだけ」タイプの芳香消臭剤を使用していました。しかし、なんと業者からそれも「待った!」をかけられました。その理由は、トイレが壊れたり、タンクの劣化スピードが加速する可能性があると指摘されたからです。この情報には驚きを隠せませんでした。
ボトルには洗浄効果のある液体が含まれており、流すたびに洗浄・消臭・芳香の役割を果たしてくれるのですが、その液体のカスがタンクに蓄積され、流れが悪くなる可能性があるとのことです。芳香消臭剤も、買ってはいけないトイレ用掃除グッズの一つに数えられるでしょう。我が家では芳香消臭剤をトイレタンクの上に置かず、出窓におしゃれなアイテムを置くことにしました。見た目も良く、トイレをより良い空間に保つことができます。
まとめ
1.今時の新築トイレの排水管事情
排水管の位置やルート、パイプの特徴によって詰まりやすさは大きく変わります。詰まってしまった際には、業者に依頼し、排水管を調べてもらうことを強くお勧めします。
2.スタンプタイプの洗浄・除菌剤
スタンプ式の掃除グッズは、詰まりの最大の原因となります。絶対に購入しない方が良いでしょう。
3.流せるトイレブラシタイプ
流せるトイレブラシも、パイプによっては詰まりやすいです。流さずに袋などに捨てることをお勧めします。
4.トイレクリーナー
トイレクリーナーも同様に、トイレットペーパーのようにすぐに溶けるわけではないため、こちらも袋などに捨てることが賢明です。
5.芳香消臭剤
トイレタンクの劣化や破損につながる可能性があります。購入は控えるべきです。
以上が、購入してはいけないトイレ用掃除グッズのリストです。これが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント