突然の質問ですが、皆さんはネイルアートを楽しんだことがありますか？
現在、ネイルはおしゃれを楽しむために欠かせない重要なアイテムとなっています。ネイルには多種多様なスタイルが存在しますが、特に「ジェルネイル」と「マニキュア」が広く知られています。最近では、ジェルネイルが主流として人気を博していますが、マニキュアの魅力も見逃せない存在です。そこで今回は、特に初心者の方に向けて、セルフでのマニキュアネイルの選び方や塗り方、さらに購入時に避けるべきマニキュアについて詳しくご紹介します。
1.マニキュアの選び方
マニキュアを使いたいと思いつつ、どれを選べばよいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
マニキュアにはさまざまな種類があり、初心者向けから上級者向けのものまで揃っていますので、その選び方のポイントをしっかりとお伝えします。
＜ラメ＞
ラメタイプは、特に初心者にとって非常に適した選択肢です。
理由は、ラメは塗布した際にムラになりにくい特性を持っているからです。
オフに少し時間がかかるものの、単色でも目を引くような鮮やかさを持ち、手元を華やかに演出してくれます。
＜マット＞
マットタイプは、マニキュアの中でも非常にスタンダードな存在で、初心者でもストレスなく使用できます。
乾燥後には光沢感と発色の良さが際立つため、特にシンプルな単色塗りが推奨されます。
＜シアー＞
シアータイプは、透明感のある仕上がりが特徴で、薄めの色合いが非常に魅力的です。
このタイプは中級者向けと言えるかもしれませんが、ネイルアートを楽しむ際にも適しています。
＜パール＞
パールタイプは指先をエレガントに見せてくれる美しい仕上がりが特徴です。
そのきらめきと上品な質感から、多くの方に愛されていますが、ムラができやすい点もあるため、上級者向けであることを忘れないでください。
初心者がこのパールタイプを選ぶと、ムラができてしまい、仕上がりが不揃いになる可能性が高いので、初めてのマニキュアには避けるべきです。
種類を選び終えたら、次は使用感に注目してみましょう。
マニキュアを爪に塗る際に使用する道具は「ハケ」と呼ばれますが、そのハケにもさまざまな形状があることをご存じでしょうか。
爪の大きさやアートのスタイルに合わせて使い分けることができるのです。
＜ハケの長さ＞
ハケの長さが異なるだけで、塗り方にも変化が生じます。
短いハケは圧が強くなり、塗り方も力強くなりますが、長いハケではふんわりとした柔らかな印象で塗ることができます。
このように、ハケの長さが印象を大きく変えることに驚くかもしれません。
＜ハケの毛量＞
毛量に関しては、すべてのマニキュアが同じとは限りません。
毛量が多いほど液を多く含むことができ、広い爪幅には一気に均一に塗れるという利点があります。
ただし、毛量が多いハケを使うと、小指など狭い部分では液がはみ出してしまうことがあるため、ハケの選び方がとても重要です。
＜柄の部分＞
ハケに付いている柄の部分によって、塗りやすさが大きく変わってきます。
指が長い方や手が大きい方は長めの柄を選ぶと良いでしょう。
逆に、指が短い方や手が小さい方は、長い柄だと細かい動きが難しくなるため、短めの柄を選ぶことをお勧めします。
＜形状＞
ハケには形状もあり、丸筆と平筆の2種類があります。
丸筆はその名の通り、筆の先が円形に作られていますが、爪の形状に合わないため塗りにくくなることがあります。
爪が丸い形をしている人は少ないため、丸筆では液量の調整が難しく、ムラができやすい傾向があります。私自身も丸筆を使う際には、ハケを変えることが多いです。
一方、平筆は平らな先端を持ち、爪の根本に沿って液を塗ることができ、仕上がりも美しく、初心者でも安心して使えるアイテムです。
ハケを確認したら、次はカラー選びに進みましょう。
カラーやアートは、TPO（Time, Place, Occasion）を考慮して選ぶと良いでしょう。
学校やオフィスでは、派手すぎないシアータイプの淡い色合いや上品なパール、単色のヌーディカラーなどが特にお勧めです。
反対に、デートや旅行などの楽しいシーンでは、普段は選ばないようなビビッドカラーを選んで気分を盛り上げるのも素敵なアイデアです。
2.実際に塗ってみよう
マニキュアを選んだら、次は実際に塗ってみるステップに進みましょう。
その前に、まず行うべき重要な準備が一つあります。
それは、甘皮などのネイルケアです。
しっかりとケアを行うことで、マニキュアが長持ちするため、丁寧なケアが非常に重要となります。
＜ネイルケア＞
➀甘皮処理
甘皮を無理に引っ張ってしまうと、ささくれになりやすいため、まずはお湯でふやかしてからガーゼで優しくこすります。
この過程で、甘皮が柔らかくなり、処理がしやすくなります。
出てきた甘皮はニッパーや眉ばさみを使って切るとスムーズに処理できます。
また、キューティクルリムーバーを甘皮部分に垂らし、スティックなどで押して取る方法も非常に有効です。
➁爪の形を整える
ここで爪切りを使う方が多いかもしれませんが、実はそれは最適解ではありません。
爪切りを使用すると爪が割れやすくなり、切り口がガタガタになってしまうため、マニキュアを塗った際に凸凹が目立ってしまいます。
私はニッパーの使用を強くお勧めします。
その後、最後の仕上げとしてネイルファイルを使って長さを整えましょう。
ヤスリのようなもので整えるイメージを持つとわかりやすいかと思います。
➂仕上げ
仕上げに吸収性の高いオイルを塗って、全体を整えておきます。
＜塗る順番＞
➀まずはベースコートから塗り始めます
透明な液体のベースコートを少量取り、爪全体に塗布します。
➁マニキュアを塗りましょう
液をしっかりとハケに取り、爪の中央から塗り始めます。
この際、両端も意識してしっかりと塗りつぶすことで、均一にムラなく仕上げることができます。
➂爪の先端も忘れずに塗る
根元から爪先まで均一に塗布できたら、最後に爪の先端も忘れずに塗りましょう。
これにより、剥げ防止になります。
ここで重要なのは、塗る量を調整することです。
ボトルのヘリでしっかりと量を調整してください。
この工程を2回繰り返します。
2度塗りを行うことで、液がしっかりと塗られ、色味も美しく仕上がります。
➃トップコート＆オイルでコーティング
マニキュアが乾いたら、再度中央からトップコートを塗布します。
その後、オイルを爪の根元に垂らし、全体に馴染ませます。
最後にもう一度トップコートを塗って、完成させます。
➄はみ出した液の処理
爪に塗っている際には、はみ出してしまうこともあるかと思います。
その場合は、綿棒やコットンを薄くちぎり、爪楊枝に巻き付けて、ネイルリムーバーを染み込ませます。
はみ出した部分だけを優しく拭き取ると、綺麗に仕上がります。
3.マニキュアが劣化した場合
通常、化粧品には使用期限や製造年月日の表示がありません。
つまり、使い切るまで使用可能ということですが、劣化しないわけではありません。
未開封の状態であれば、約3年は品質が保たれる可能性がありますが、マニキュアや化粧品は一般的に開封後1年以内に使用することが望ましいとされています。
では、もしマニキュアが劣化してしまった場合、どのような現象が見られるのでしょうか。
◦液がサラサラせず、ドロッとしている
◦ボトル内で液が分離する
◦乾燥して固まっている
◦匂いが不快に感じる
このような症状が見られた場合、雑菌が繁殖している可能性もあるため、すぐに廃棄することをお勧めします。
特にドン・キホーテや100均で購入したマニキュアなどは、購入から2、3ヶ月で劣化してしまうことが多く、私自身も何本か経験があります。
購入時にはボトルの中身を確認し、すでに分離が始まっている場合は購入を控えるべきです。
開封後に固まってしまっている場合には、専用のうすめ液を使用することができます。
デュカートのエナメルうすめ液は特にお勧めで、550円という手頃な価格で試しやすい点も魅力です。
4.ネイルリムーバーの選び方
ネイルリムーバーは、一般的に除光液とも呼ばれ、マニキュアをオフする際に使用されます。
多くの人は、マニキュアが爪にダメージを与えると思いがちですが、実際にはリムーバーの成分であるアセトンが原因で爪にダメージを与えることが多いのです。
最近では、肌や爪に優しいアセトンフリーのリムーバーも増えてきており、いくつかご紹介します。
◦OPIのアセトンフリーポリッシュリムーバー
保湿成分も含まれており、しっかりとオフできる優れた商品です。
◦DHC ネイルトリートメントケアリムーバー
オフする際に潤い成分が配合されており、爪先がピカピカになります。
特に甘皮が固い方には非常におすすめです。
◦無印良品 除光液100ml
天然オレンジオイルが配合されており、リムーバー特有の強い匂いがなく、爽やかなオレンジの香りが広がります。
爪に優しいため、頻繁にオフを行う方には特に適しています。
逆に避けたいリムーバーは、アセトン入りでありながらオフに時間がかかるタイプです。
アセトン入りでありながら、爪に負担をかける上にオフに手間がかかるリムーバーは選ばないべきです。
まとめ
1.マニキュアの選び方
マニキュアの種類やハケについて、適切な選択をすることで失敗を避けましょう。
2.塗るコツ
最初に行うネイルケアが非常に大切ですので、甘皮処理などをしっかりと行ってから塗り始めることが重要です。
また、塗る際には手順をしっかりとマスターしてから行うと良い結果が得られます。
3.マニキュアが劣化した場合
開封後は1年以内に使い切ることを心がけ、劣化したマニキュアはすぐに廃棄するようにしましょう。
4.ネイルリムーバーの選び方
リムーバーは爪を痛める原因となりますので、アセトンフリーで保湿成分が含まれたリムーバーを選ぶことをお勧めします。
爪は個人差があるため、試供品を試してみて、自分に合ったものを選ぶのが最良です。
「買ってはいけないもの」をしっかりと避けることで、爪のおしゃれを楽しむことができ、気分を高めることができるでしょう。
最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。
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