日本の社会が国際化の進展と共に、英語を学ぶことの重要性がますます増しています。
小学校での英語教育が必修化されたものの、実際の授業だけでは十分な英語力を獲得することは難しいのが実情です。
特に、小さなお子様をお持ちの家庭においては、子どもの英語教育をどう進めるべきか悩むことが多いでしょう。
そこで、今回ご紹介したいのが、全国各地に広がる英会話教室の一つ、『ペッピーキッズクラブ』です。
多くの子どもたちに利用されている人気の英会話教室ですが、実際には「入会しない方が良い」「入会して後悔した」といった意見も少なからず寄せられています。
入会を検討している方にとっては、そうしたデメリットについても事前に把握しておきたいところでしょう。
この記事では、ペッピーキッズクラブに関する詳細な情報をお伝えします。
ペッピーキッズクラブに入会してはいけない理由
ペッピーキッズクラブは、1歳から高校生までの幅広い年齢層が通える英語教室で、日本全国に1400教室を展開しており、約12万人の子どもたちが学びを楽しんでいます。
「楽しみながら英語を学べる」と評判ではありますが、通い続ける中で様々な困難に直面することもあります。
中には「後悔した」といった口コミも多く寄せられているため、その内容を詳しく見ていきましょう。
1.費用が高い
5.教材は自宅学習用
2.講師の当たり外れがある
3.ネイティブ講師からのレッスンが少ない
4.クラスの人数が増えていく
これらの点が主なデメリットとして指摘されています。
それでは、これらの各デメリットについて順を追って詳しくお話ししていきましょう。
デメリット1:費用が何かと高い
ペッピーキッズクラブでは、毎月の授業料に加え、入会金・教室運営費・教材費が必要になることがあります。
特に大きな負担となるのが、教材費です。
なんと、約40万円もかかることがあるのです。これはかなりの額ですよね。
一括で支払える家庭にはまだしも、分割払いの場合は金利も加わり、さらに経済的な負担が増します。
また、夏休みのサマースクールをはじめ、国内のサマーキャンプや海外留学体験など、参加するたびに別途費用が発生します。
イベント参加は自由ですが、英語教育に役立つ機会があれば、参加したいと願うのが親の思いですよね。
さらに、小学生からは60分のレッスンに加え「ステップアップコース」を選択することができ、
このコースは文法や英検対策を目的としたもので、英会話力と文法力を総合的に向上させたい方には、毎月7,600円の追加料金が必要です。通常のコースの60分に加え、さらに60分のレッスンが行われるため、週に合計120分の学習時間となります。
英語力を向上させるためには良い内容ですが、教材費(分割払い分)に加え、月謝やオプションコース、イベント参加費用などが重なると、支出がどんどん増えてしまうことが考えられます。
経済的に余裕のある家庭には適しているかもしれませんが、そうでない場合は大きな負担となるでしょう。
デメリット5:教材はあくまでも自宅学習用
約40万円もかけて購入した教材ですが、その中には「ピクチャーカード」が含まれていますが、実際にはこのカード以外は教室での使用頻度がほとんどありません。
教室では、各クラスで配布されるテキストが主に使用されますので、教材は自宅での学習に使用することが大半となります。
「自宅でこの教材を使って英語の勉強をしてください」といった形になります。
自宅で学習するために、こうした高額な教材を購入するのは非常に勿体ないと感じることもあるでしょう。
小さいお子さんを持つ家庭や、忙しく働くお母さんにとっては、自宅学習を行うのは簡単ではありません。特に低学年の子どもは、一人で学習を進めることが難しく、保護者のサポートが必要になることが多いです。
自宅学習は非常に重要ですが、この教材を効果的に活用するためには、十分な時間的余裕が求められます。
デメリット2:講師が合わない時がある
ペッピーキッズクラブでは、各教室に1人の講師が担当しますが、講師が頻繁に変わることが多いです。
パートやアルバイトの講師も多く、入れ替わりが激しいため、1年間同じ講師が担当することは稀かもしれません。
そのため、子どもと講師の相性が合わないことが問題になることもあります。
子どもが「良い先生だった!」「楽しい先生だった!」とポジティブな感想を持っているなら問題ありませんが、「前の先生の方が良かった」「今の先生は嫌だ」と言われると、非常に困ります。
特に小学校低学年の子どもにとって、「先生が変わる」という事自体が大きなストレスになることがあります。
また、講師と子どもとの相性が合わなければ、子どものモチベーションが低下し、英語学習に対する意欲を失う危険性もあります。
せっかく高い料金を支払っているのですから、こうした体制がしっかりと整っていてほしいと切に願いますよね。
デメリット3:ネイティブ講師のレッスンが少ない
本格的に英語を学ぶためには、やはり外国人との交流が重要です。
ペッピーキッズクラブにもネイティブ講師が在籍していますが、実際には月に1回程度のレッスンしか受けられません。
週に1回のレッスンなので仕方がないとは思いますが、それではどうしても日本語での英語教育になってしまい、習得のスピードが遅くなることが懸念されます。
他のアジア諸国では「英語で英語の教育」が一般的ですが、日本では日本語の教材や日本語での教育が行われているため、英語力が他国と比較して低く評価される原因の一つとなっています。
実際にネイティブの発音を聞いたり会話をする機会が少ないため、英語での教育を希望する方には向かないでしょう。
デメリット4:クラスの人数が増えていく
ペッピーキッズクラブのクラスは、年齢別に分かれています。
未就学児のクラスはそれほど多くありませんが、小学生になると急激にクラスの人数が増加します。
これは、小学生から英語授業が必修化されるため、授業に遅れを取らないように英語教室に通わせる家庭が増えていることが背景にあります。
クラス人数が増えると、集中力が散漫になったり、隣の子と遊んでしまうことが多くなります。
私の知人も、幼児の頃からペッピーキッズクラブに通わせていましたが、小学2年生の時に、「人が増えたから行きたくない」「うるさい子がいて集中できない」「先生と話ができない」といった理由で退会したと聞いています。
そのような状況を適切に注意し静めるスキルを持つ講師がいれば良いのですが、実際には学校教員ではないため、そのような人材を見つけるのは難しいのが現実です。
これでペッピーキッズクラブの主なデメリットについて理解いただけたかと思います。
これらは入会後に多くの方が実際に感じるデメリットですが、入会前には「勧誘がしつこい」「体験レッスンを強要された」といった声も見受けられました。
ペッピーキッズクラブの良い点
デメリットだけではなく、もちろんメリットもあります。
全国に展開されている英会話教室であるため、実際に子どもを通わせている保護者からの良い評価も多く寄せられています。
メリット1:楽しめる
ペッピーキッズクラブの大きな特徴は、「楽しみながら英語を学べる」という点です。
ゲームや歌、ダンスを取り入れたレッスンを通じて、小さなお子さんでも楽しみながら英語に触れることができます。
日本のゲームではなく、外国のゲームなどのアクティビティを通じて、英語に触れる刺激が豊富な楽しいレッスンが展開されています。
メリット2:イベントが豊富
ペッピーキッズクラブでは、多様なイベントを体験することができます。
ハロウィンやクリスマス、サマーキャンプ、さらには海外でのイベントなど、多彩なプログラムが用意されています。
特に海外でのイベントでは、実際に現地の方と会話を交わすことで、コミュニケーションの楽しさを実感でき、「もっと英語を話したい!」という気持ちが育まれるかもしれません。
メリット3:TECS検定が受けられる
小学生になると、レッスンの成果を確認するために、年に2回のTECS検定を受けることができます。
子どもたちがどの程度英語力を身につけているのかを把握することができ、今後の目標設定に役立ちます。
さらに、英検を受けるための練習にもなるので、受験をお勧めします。
メリット4:レッスン参観がある
教室での様子やお子さんの成長を確認できるように、年に3回「レッスン参観」が開催されます。
英語学習の進捗を報告する場としてだけでなく、日々のお子さんの様子を観察する機会にもなりますし、家庭での英語学習法や教材の活用法についてのアドバイスも受けられます。
お子さんがどのようなレッスンを受けているのかを知ることで、安心感が得られますね。
まとめ
今回お伝えしたペッピーキッズクラブは、ご家庭の状況によって「良い教室」と「悪い教室」に分かれることがあります。
- 子どもの英語教育に毎月高い金額を支払う余裕がない
- 教材費に多くのお金をかけられない
- 仕事と育児で時間がない
- 確実に英語力を身に付けさせたい
上記の条件に該当する方は、『入会してはいけません』。
ペッピーキッズクラブは、「支出が多いけれども楽しい」教室です。
経済的に余裕があり、時間にも余裕のある家庭であれば、楽しみながら学べるペッピーキッズクラブは非常にお勧めです。
ただし、無理に通わせても子どもが英語に興味を持たなければ意味がないため、まずは無料体験を受けてみるのも良いアイデアかもしれません。
どのような英語教育を選ぶにしても、後悔する前にしっかりと内容を確認し、費用や時間を事前に把握しておくことが重要です。
英語教室だけでなく、オンラインレッスンやYouTubeなどを通じて勉強する方法も可能ですので、親子に合った最適な学び方を模索してみてはいかがでしょうか。
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