将来の生活に不安を抱えている方や、老後のための投資を始めたいと考えている方は多いのではないでしょうか。特に、テレビで取り上げられることが多い話題ですので、少しでも興味を持っている方もいるかもしれません。
しかし、実際に投資を始めるとなると、特にiDeCoやNISA、そして積み立てNISAについて、「本当に始めてもよいのか?」と不安や疑問を感じて、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
周囲から良い話を耳にすることが多いと、軽い気持ちで始めたくなるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
特に50歳前後の方やそれ以上の年齢の方は、投資の開始を再考する必要があります。注意すべき点がいくつかあります。

今回は、人気のつみたてNISAについて詳しく解説し、購入を避けるべき人についての理由とそのポイントをお伝えします。
40代後半や50代は積み立てNISAを避けるべき?
子育てが一段落し、家計の支出が減少して、少しお金に余裕が出てきた45歳を超えた方々は、投資を始めるには良い時期かもしれません。
しかしながら、40代後半や50代の方は、資産運用の期間が短くなることをしっかりと考慮する必要があります。
20年後、生活費や収入はどのようになっているでしょうか?その時には、健康な身体でいることができるでしょうか?いつまで運用を続けるのかが重要なポイントになります。
2042年までに延長されました。最終的に2042年に積み立てNISAで投資した金額は、20年後の2062年に非課税期間が終了し、売却して受け取るか、引き続き保有して課税口座に移行するかを選択することとなります。
年金定期便で年金の状況を確認しておかないと、老後の生活費が不足してしまうこともあるため、注意が必要です。
若いころに投資を始めて失敗し、少し損失を出してもまだ取り戻すチャンスはありますが、50代の方にはそのリスクを回避し、慎重に運用していく必要があります。
同年代の方は、若い人たちに比べて入金力は高いものの、投資に対する知識が不足している場合が多いのが現実です。そのため、無闇に勧めてくる人や、過剰に煽る人もいるため、注意が必要です。
積み立てNISAとは?NISAとの違い

つみたてNISA(にーさ)は、少額から行える長期的な積立の分散投資を支援するために、2018年に導入された非課税制度です。
毎年40万円を上限として、一定の基準を満たした投資信託に積み立て投資が可能です。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低く、頻繁に分配金が支払われないなど、長期的な分散投資に適した公募の株式投資信託や上場株式投資信託(ETF)に限られているため、初心者でも取り組みやすく、多くの方に利用しやすい仕組みとなっています。
日本に居住し、20歳以上の方であれば、誰でも始めることができます。
ただし、つみたてNISAと一般NISAは併用できず、どちらか一方を選択する必要があります。


引用:楽天証券
積み立てNISAのメリットとデメリット
投資という単語を聞くと、特に初心者の方は、資産が下落して大きな損失を被るのではないかと不安になり、少し怖い印象を持つことがあるかもしれません。しかし、実際のところはどうなのでしょうか?
メリットとデメリットを整理してみましょう
主なポイントを簡潔にまとめてみました。
メリット | デメリット | ||
増えた分が非課税 | 少額からでも投資可能(100円から可能) | 長期運用(20年) | 1年の上限未満でも 繰り越しはなし |
初心者でも始めやすい | 手数料が低い | 損失が出ても他と相殺できない | 他の投資口座をNISA口座に移せない |
クレジットカード投資でポイントが貯まる | 自動で買い付けができる | NISAへの変更が煩わしい | 金融機関の変更が大変 |
実際に始めている人の結果や口コミは?
2ファンドの値動き 引用:アルパカの資産形成探検記
■eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ■楽天・全米株式インデックス・ファンド
投資にはやはり変動があるため、損失を被る年も存在します。しかし、長期的にじっくりと投資を続けることが、つみたてNISAの重要なポイントであるようです。
積み立てNISAの始め方
何から手を付ければ良いのか迷うこともあるでしょう。手続きが少し面倒な部分もありますが、一度乗り越えてしまえば、その後は比較的簡単に進めることができます。
主な運用の証券会社を選ぶ
- 生活費や貯金、余裕資金の確認をする
・・・無理のない目標金額を設定することが大切です。 - トップクラスのSBI証券や楽天証券をおすすめします
・・・クレジットカード投資を利用することでポイントが貯まるので非常にお得です。 - NISA口座を開設する
・・・つみたてNISA口座と証券総合口座の開設が必要です。 - 運用商品を選ぶ
・・・初めはリスクの低い商品を選ぶと良いでしょう。 - 証券会社にログインして注文し、無理のない範囲で投資を始める
・・・買い付けは自動で行われるため、見守るだけで大丈夫です。
絶対にやってはいけないこと
貯金がないのに投資を始めてはいけません。
- 安易に商品を選んではならない。
- 信託報酬が高い商品選びは避けるべきです。
- 頻繁に銘柄を変更するのは良くありません。
- お得だからといって、余裕がないのに満額を積み立てるのは危険です。手放すことになり損失が出る可能性があります。
- 数年後に必要なお金を投資するのは避けた方が良いです。売却する羽目になり損失を被るリスクがあります。
- すぐに売却したり、投資を止めることは避けるべきです。
まとめ
銀行に貯金をしても、その金利には課税がかかります。これが長期的に見ると大きな金額になってしまうこともあります。とても良い制度ですので、少しでも興味を持たれた方は、少額から始めてみるのも良い選択です。毎月の貯蓄の一部として月1000円からでも可能なのが大きなメリットです。
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