映画を愛するすべての人々に向けて、これまで観賞した中から特に絶望的な結末を迎える作品を厳選してご紹介します。
これらの映画は、視聴後に深い悲しみに包まれ、しばらくの間その感情から抜け出せない可能性があるストーリー展開が特徴です。そのため、精神的な負担を感じることが予想されます。
このリストに挙げる映画は、動画配信サービスで視聴可能ですが、特に「観るべきではない映画」として知られるランキングの上位に位置しています。
また、実際の出来事に基づいている作品も含まれており、観終わった後に心の傷が癒えないままでいる可能性が高いです。それでは、ぜひ最後までお楽しみください。
買ってはいけない映画ベスト3
数多くの名作の中から、特にバッドエンドを迎える作品を選び抜き、慎重に3つの映画をリストアップしました。
【ベスト2】:ボーイズドントクライ
【ベスト1】:ダンサーインザダーク
それぞれの作品は高い完成度を誇り、観る者に強烈な感情的衝撃を与えます。したがって、心身の状態が不安定な時に観ることは避けた方が賢明かもしれません。
ベスト3 チョコレートドーナツ
映画「チョコレートドーナツ」は、ゲイのカップルが社会の偏見に立ち向かい、育児放棄された障害児を愛情をもって見守り育てる姿を描いた、非常に感動的な作品です。
この映画は、Amazonプライムビデオにて会員であれば無料で視聴できる名作です。
作品紹介
1970年代のニューヨーク、ブルックリンを舞台に、実際にあった「ゲイの男性が育児放棄されたダウン症の子どもを育てた」という事件を基にした物語です。
日本語版のキャッチコピーは「僕たちは忘れない。ぽっかりと空いた心の穴が愛で満たされた日々。」となっており、深い感情を引き起こします。
主なキャスト
役 | 役名 | 俳優 |
---|---|---|
ショーパブ歌手 | ルディ・ドナテロ | アラン・カミング |
検察官 | ポール・フラガー | ギャレット・ディラハント |
ダウン症の少年 | マルコ・ディレオン | アイザック・レイヴァ |
感情が高まる中で、涙が止まらなくなるような作品です。
ただし、その涙は感動から来るものではなく、心の奥底から湧き上がるような、どうしようもない悲しみの涙です。この映画は、タイトルに惑わされず、非常に重いテーマを持っています。
一人はシンガーであり、もう一人は検察官、そしてダウン症の少年が織りなす物語は、血縁関係が無くても愛の力で結びついていく様子を描写しています。
しかし、そのラストは痛々しさを伴うほどの辛さがあり、実際の出来事に基づくため、悲劇的な要素が色濃く、思わず言葉を失ってしまいます。
このように素晴らしい作品である一方で、非常に悲しい映画でもあります。
ベスト2 ボーイズ・ドント・クライ
第72回アカデミー賞で主演女優賞を受賞したヒラリー・スワンクの圧巻の演技が光る、実話を基にした衝撃的なバッドエンド映画です。
この作品は、男性として生きたかった女性の人生を描いた、非常に悲しく、心を揺さぶるストーリーです。
作品紹介
1999年に公開されたキンバリー・ピアース監督作品で、実在の人物ティーナ・ブランドン(ブランドン・ティーナ)の人生をヒラリー・スワンクが見事に演じています。性同一性障害を持つ主人公を演じた彼女は、アカデミー主演女優賞を受賞しました。その素晴らしい演技は必見です。
「チョコレートドーナツ」と同様に、当時のアメリカでは性同一性障害に対する理解が乏しく、多くの差別が存在していた時代背景が色濃く反映されています。
主なキャスト
役 | 役名 | 俳優 |
---|---|---|
主人公 | ブランドン・ティーナ | ヒラリー・スワンク |
ブランドンの恋人 | ラナ | クロエ・セヴィニー |
ブランドンの友人 | ジョン | ピーター・サースガード |
あらすじ
1993年、ネブラスカ州リンカーン。20歳になったブランドンは少年の姿を装い、町に出かける準備をしていた。従兄でゲイのロニーは「フォールズ・シティの人々はオカマを殺す」と警告するが……。ブランドンはフォールズ・シティへ向かい、地元のバーでラナと出会い恋に落ちる。しかし、ある事件をきっかけにブランドンの「秘密」が露見し、悲劇が始まった……。実際に起きた事件を基にした映画で、ヒラリー・スワンクが性同一性障害の主人公を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞した。ヤフー映画より引用
ブランドンは女性として生まれたが、男性として生きたいと強く願った。その切実な思いは、観る者の心に深く響いてきます。
しかしそれ以上に、見るに耐えない衝撃的な結末が待ち受けています。実話に基づいているため、こんな残酷な出来事が現実に起きたなんて信じ難い気持ちでいっぱいになります。
視聴する際は、精神的な落ち込みに十分な注意が必要です。
ベスト1 ダンサー・イン・ザ・ダーク
この作品は、視聴注意レベルの最強バッドエンド映画です。心の状態が不安定な時に観ることは絶対に避けるべきです。必ず気持ちが沈む結果になるでしょう。
作品紹介
2000年に制作されたデンマーク映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、カンヌ映画祭で最高賞であるパルムドールを受賞しました。
主役には人気女性歌手のビョークが起用され、彼女が演じるセルマの物語が展開されます。手持ちカメラによる撮影方法やジャンプカットを多用したスピーディーな映像演出は、視聴者に独特の不安感を与えます。
主なキャスト
役 | 役名 | 俳優 |
---|---|---|
空想好きな主人公 | セルマ | ビョーク |
セルマの親友 | キャシー | カトリーヌ・ドヌーヴ |
家主の男性 | ビル | デヴィッド・モース |
セルマの息子 | ジーン | ヴラディカ・コスティック |
セルマに思いを寄せる | ジェフ | ピーター・ストーメア |
この映画は、主人公の空想のシーンを明るい色調のミュージカル仕立てで描くという新しい構成が特徴ですが、やはりバッドエンド映画としては視聴注意レベルです。
セルマは辛い現実から逃れようと、空想に浸る傾向があります。ミュージカルの楽しい雰囲気は、彼女の空想の中での出来事に過ぎないのです。
これほどまでに悲惨で救済のない人生が存在するのか?という思いが胸を締め付けます。
この映画は、セルマに感情移入すると非常に危険な作品です。それほどまでに心に響く内容を持っています。観賞を希望される方は、自己責任でお願い申し上げます。思い出すだけでも辛い映画でした。
まとめ
今回は、観ることで悲しみから立ち直るのが難しくなるかもしれない「買ってはいけない映画」を3本ご紹介しました。
ぜひ「自分なら大丈夫」と軽い気持ちで観ることはお勧めしません。
とはいえ、今回ご紹介した映画はどれも素晴らしい完成度を誇る名作であり、一度は観る価値がある作品でもあります。
- ダンサー・イン・ザ・ダーク
- ボーイズ・ドント・クライ
- チョコレートドーナツ
動画配信サービスを利用すれば、好きな時に視聴できますので、心が安定しているときにぜひ鑑賞してみてください。
最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。
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