買ってはいけない焼き肉 その理由とは?

焼き肉は本当に美味しいですよね。

焼ける音を聞くと、食欲がそそられます。

お店で食べる焼き肉は格別ですし、

家族と一緒に自宅で楽しむ焼き肉もまた、おいしさの一つです。

バーベキューをする際にも、焼き肉は欠かせない料理です。

私自身、子供の頃から焼肉が大好きで、

今でも焼き肉という言葉を聞くと心が弾みます。

しかし、実のところ、焼き肉には健康に良くない側面があることがわかっています。

え?そんなことはないでしょう。

これだけ多くの人が楽しんでいるのだから、問題ないはずだと思う方も多いでしょう。

私もそう言いたい気持ちは十分に理解できます。

では、なぜ焼き肉が健康に悪影響を及ぼすのか、その理由を説明します。

この記事を読んでいただくことで、以下のことがわかります。

・焼き肉を食べることのリスクについて理解できる。

・焼き肉を食べる際のリスクを回避するための方法が学べる。

それでは、最後までお付き合いください。

焼き肉を食べるリスク

まず最初に、牛肉や豚肉などの赤身肉は、実際には発がんリスクに関する分類で、『人に対しておそらく発がん性がある』とされる『グループ2A』に該当しています。

この『グループ2A』は、国際がん研究機関によって「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と定義されている分類です。

人間に対する影響はまだ完全に証明されていないものの、動物実験では確証が得られています。

さらに、イギリスのオックスフォード大学の研究によれば、
赤身肉を1日あたり50g摂取する人は、21gしか摂取しない人に比べて、大腸がんのリスクが19%も上昇するというデータが報告されています。

特に大腸がんは、日本人女性においてがんによる死亡数が1位、罹患率が2位という深刻な状況ですので、特に注意が必要です。

では、なぜ赤身肉が危険とされるのか、その理由を解説します。

赤身肉を摂取すると、腸内の悪玉菌が『ニトロソアミン』という強い発がん性物質を生成することがわかっています。この『ニトロソアミン』によって大腸がんのリスクが高まるのです。

また、赤身肉を焼くという調理法も「がん」のリスクを高める要因となっています。

ノースカロライナ大学の研究によると、18年にわたる追跡調査で、焼肉やバーベキューを頻繁に食べていた人は、少ない人に比べてがんを含む総死亡リスクが23%高かったという結果が報告されています。

この焼くという調理方法は、肉を直火で加熱し、高温で調理することを意味します。

高温で加熱することで、発がん性物質である『多環芳香族炭化水素(PAHs)』が発生します。

この『多環芳香族炭化水素(PAHs)』は、肉を焼く際の煙に多く含まれており、それが付着した肉を食べることによる影響も懸念されています。

さらに、焼き肉やバーベキューで焦げた部分を食べることも危険な食べ方であるとされています。

焦げた肉には「アクリルアミド」という発がん性物質が含まれていると言われています。

この「アクリルアミド」は、細胞や神経に関連するタンパク質と結合しやすく、身体に悪影響を及ぼす可能性があると指摘されています。

また、その危険性は高級な肉や加工肉にも関わらずリスクがあるとされています。

このように、焼き肉には赤身肉という素材と焼くという調理法、両方の側面から発がん性のリスクを高める危険性が存在しています。

焼き肉の発がん性を予防する方法


これまで焼き肉が危険な食材および食べ方であることをお伝えしてきました。

しかし、危険性を理解していても、家族や友達と一緒に楽しむ焼き肉を完全に避けることは難しいという方も多いと思います。

そのため、リスクをできるだけ減らすための焼き肉の方法についてご紹介します。

・焼き網に軽く油を塗っておく

油を塗っておくことによって、焦げた肉や野菜が食べる部分に付着するのを防ぐことができます。

あらかじめ肉に加熱処理を施す

赤身肉や家禽肉を、電子レンジやオーブンで2〜5分加熱してから、直火で焼くことで、

直火にさらされる時間を短縮し、肉が発がん性物質にさらされるのを避けることができます。

焼く際の温度を下げる

炭火焼きの場合は、木炭を薄く広げるか、レンガの上に焼き網を置くことで、

炭火と肉の距離を広げて温度を下げることができます。

また、バーベキュー用の練炭や、ヒッコリーやカエデなどの堅木を使用することで、マツなどの軟材のチップよりも低温で燃やすことが可能です。

焼き網の汚れをこまめに取り除く

バーベキューを行った後は、毎回必ず焼き網を洗浄するように心がけましょう。

焼き網に汚れが蓄積すると、その有害な化学物質が増加し、食材に付着してしまう恐れがあります。

肉を漬け込む

赤身肉を酢やレモン汁、またはローズマリーやミント、タラゴンやセージなどのハーブに漬け込むことによって、

発がん性物質である「HCA」の生成を96%まで減少させることが可能です。

ほんの30分漬け込むだけでも効果があります。

脂肪の部分を取り除いてから焼く

発がん性物質の「多環式芳香族炭化水素(PAHs)」は、赤身肉や家禽肉、魚の脂肪が熱源に落ちることで生成されます。

焼く前に脂肪を取り除くことで、PAHsにさらされる機会を減少させることができます。

また、「低脂肪」と表記された肉を選ぶことも一つの方法です。

野菜もバーベキューに取り入れる

野菜をバーベキューすることで、がんなどの病気に対抗するためのビタミンなどの栄養素を多く摂取することが可能です。

肉だけの焼き肉よりも、全体的にリスクを軽減することができます。

まとめ

焼き肉やバーベキューは、私たちの生活には欠かせない食べ物であり、楽しみの一部でもあります。

私自身もそのように感じており、

全く食べないということは現実的ではないと思います。

そのため、今回ご紹介したポイントを意識することで、リスクを低減していくことができます。

楽しいひとときを過ごしつつ、いつまでも健康を保ちながら楽しく生きていくために、少しずつ気を付けていきたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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