自然災害、特に台風などによって引き起こされる停電や断水が長引くことへの不安を抱えている方々は多いことでしょう。
今後、いつどのような形で災害が発生するかは予測が難しいため、心の準備として乾電池やその他の防災用品をあらかじめ準備しておくことが非常に重要だといえます。
電池が切れてしまった際に備えて、引き出しの中に乾電池をストックしている方もたくさんいらっしゃることでしょう。
ご自宅に備蓄している乾電池は、果たして緊急時にしっかりと機能するものでしょうか?その確認は非常に重要です。
今回は、乾電池に関する詳細をお伝えいたします。

アルカリ乾電池とマンガン乾電池の違い
アルカリ乾電池とは
乾電池の内部構造や成分には違いが存在しますが、アルカリ乾電池もマンガン乾電池も、マイナス極には亜鉛、プラス極には二酸化マンガンを使用しているという点は共通しています。
乾電池の電解液にはアルカリ性の水酸化カリウムが使用されているものが、アルカリマンガン乾電池と呼ばれています。
一般的にはこのタイプのものを「アルカリ乾電池」として知られています。
マンガン乾電池に比べて、出力が高く、寿命も長いという特長があるのがアルカリ乾電池です。
アルカリ乾電池が特に適している機器の具体例としては、以下のようなものがあります。
- CDプレーヤー、MDプレーヤー、携帯ラジオ、ICレコーダーなど、長時間使用する機器
- 高出力のライト
- ラジコンカーやミニ四駆などの玩具
- ワイヤレスマウスやワイヤレスキーボード
マンガン乾電池とは
乾電池の歴史は非常に古く、単3や単4などのサイズが世界的に標準化されています。アルカリ乾電池とは異なり、電解液には弱酸性の塩化亜鉛が使用されています。
リモコンなどのON-OFFを繰り返す使用方法において、電圧が回復するという特性がある一方で、連続使用が求められる機器には不向きです。
マンガン乾電池が適している機器の具体例としては、以下のようなものがあります。
- 時計(置き時計、掛け時計)、懐中電灯、リモコン
- テレビやエアコンのリモコン
- キッチンタイマー
乾電池の保管方法と使用期限、処分方法
保管方法
袋から取り出してしまった場合は、プラス極とマイナス極が他の金属と接触しないように、テープなどで絶縁してから保管することが大切です。これは発熱や発火のリスクがあるため、十分な注意が求められます。
乾電池の使用期限
乾電池には使用推奨期限が設定されています。期限を過ぎたからといってすぐに使用不可になるわけではありませんが、本来の性能を十分に引き出せない可能性がありますので、使用期限前に積極的に利用することが望ましいです。

使用済み乾電池の処分方法
使用済みの乾電池をすぐに処分できない場合を除き、保管する場合と同様に、テープなどで絶縁してから処分することが重要です。
お住まいの地域によって乾電池の処分方法が異なるため、必ず事前に確認してから処分することが推奨されます。
「〇〇〇(お住まいの自治体名) 乾電池 処分」と検索すると、各自治体の公式サイトに処分方法が掲載されていることが多くありますので、ぜひ活用してください。
防災グッズの紹介
iPhoneなどのスマートフォンへの充電も可能ですので、非常に便利です。
USBやAC充電、さらに太陽光での充電にも対応した手回し式充電ラジオです。
- AM・FMラジオ放送に対応しており、情報収集にも役立ちます。
- 電源は内蔵充電池またはアルカリ乾電池(単3×2)を使用します。
- 電池持続時間は、ライト使用時にアルカリ電池で約50時間です。
- FM受信時にはアルカリ電池で約80時間、
- AM受信時もアルカリ電池で約80時間持続します。

約30秒振ることで磁石が動き、発電される約20分間点灯するLEDライトです。
- 電池や電球が不要で、メンテナンスフリー。長期間放置しておいても、振れば必ず点灯します。
- 耐衝撃設計で、1.2メートルの高さからコンクリートに落とした場合でも正常に点灯します。
- 耐温設計:使用可能温度は-40℃から55℃で、あらゆる環境下で充電・点灯が可能です。
- 完全防水仕様で、最大水深100メートルまで対応しています。
この懐中電灯は非常におすすめです。防災用としてだけでなく、キャンプなどのアウトドアシーンでも大いに活躍すること間違いなしです。

まとめ
乾電池には特定の使用期限や適切な保管方法が存在することについて、詳しくご紹介しました。
防災対策として、乾電池やその他の電源を確保しておくことは、非常に重要であり、素晴らしい心構えです。
しかし、乾電池には使用期限があることを忘れないでください。定期的に使用期限を確認し、緊急時に問題なく使用できる乾電池を準備しておくことが極めて重要です。
また、防災グッズとして、乾電池を使用しない懐中電灯やラジオ付きの充電器についてもご紹介しました。
「備えあれば憂いなし」という言葉があります。
いつ起こるかわからない災害に備えて、日常生活の中から万全の準備を整えておきましょう。
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