スタンディングデスクは買ってはいけないのか？

スタンディングデスクについてご存じでしょうか？

このデスクは、その名の通り立った状態で使用することができるタイプのもので、最近では健康に対する意識が高まる中で、その人気が急速に上昇しています。調査を進めると、実に多様なモデルが市場に存在していることが明らかになっています。

この記事では、スタンディングデスクの種類やそれぞれの特性、購入時に考慮すべきポイントについて詳しく解説していきます。スタンディングデスク選びの際に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

スタンディングデスクの種類
スタンディングデスクのメリット・デメリット
買ってはいけないスタンディングデスクとは？
まとめ

スタンディングデスクの種類

スタンディングデスクは大きく4つの種類に分類することができます。

電動式
手動式
固定式
卓上式

それぞれの種類には独自の特性があるため、以下で詳しくご説明いたします。

電動式

電動式は、ボタン一つで机の高さを簡単に調整できるタイプです。

YouTubeなどで紹介されているスタンディングデスクの多くは、この電動式に該当します。昇降が非常にスムーズに行えるため、実際の高さを数値で確認しながら、細かく設定することが可能です。また、自分好みの高さを記録しておくことができるため、一度設定すればボタン一つで簡単に操作できるのも大きな魅力です。ただし、他のタイプに比べると重さがあるため、組み立てや移動の際には慎重に行動する必要があります。

手動式

手動式は、レバーやハンドルを使って机の高さを調整するタイプです。

電動式と比べて価格が低めで、小型や折りたたみ式のモデルも多く見受けられます。電動式よりも軽量で扱いやすいという点が、このタイプの大きな魅力です。頻繁に部屋のレイアウトを変更する方には特におすすめの選択肢となるでしょう。

固定式

固定式は、あらかじめ決められた高さで固定されているデスクです。

高さ調整ができないため、一般的には価格が手ごろな傾向にあります。ただし、自分に合った高さでない場合、長時間の使用によって疲れを感じることがあるため、購入前にしっかりと確認しておくことが重要です。

卓上式

卓上式は、既存の机の上に置いて、高さを調整できるデスクです。

このタイプは他のスタンディングデスクに比べてコンパクトな設計となっており、外出時にも持ち運びやすいのが特徴です。既存の机と組み合わせて使用するため、高さ調整の失敗が少なく、導入が容易であるという点が大きな利点です。

スタンディングデスクのメリット・デメリット

スタンディングデスクには多くのメリットとデメリットが存在します。以下にその主なポイントを挙げてみましょう。

メリット

健康の向上

立ったまま作業を行うことは、腰や背中への負担を軽減し、血行を促進する効果があります。長時間座り続けることは腰や背中に痛みを引き起こす原因となり、血行不良によって高血圧や心臓病のリスクも高まるとされています。また、自然と足腰を使うようになるため、運動不足の解消にも寄与します。

集中力の向上

スタンディングデスクを使用することで、集中力の向上も期待できるのです。通常の机とは異なり、スタンディングデスクでは立った状態と座った状態の両方を自由に選択でき、自分のタイミングで姿勢を変えることができます。これにより、眠気を解消しやすくなり、作業に集中しやすくなるのです。

デメリット

一般的な机に比べ高価な傾向にある

特に電動式は、一般的なデスクに比べて価格が高くなることが多いです。手動式でも、大きなサイズのものは高価になりやすい傾向があります。固定式や卓上式は比較的安価であるため、できるだけコストを抑えたい方にはこちらを検討することをおすすめします。ただし、固定式を選ぶ際には、高さが自分に合っているかどうかを必ず確認することが重要です。

立った状態での作業が疲れて続かない

普段の生活では立ったままで作業することは少ないため、慣れないうちはかなりの疲労を感じる場合があります。慣れてくると作業効率が向上することが期待されますが、慣れないまま使用を中止してしまう可能性も考えられます。最終的には、普通のデスクと同じように使用してしまったり、利用をやめてしまうこともあるかもしれません。

買ってはいけないスタンディングデスクとは？

避けるべきスタンディングデスクは、安価な海外製の電動式です。

これらはモーターが正常に作動せず、昇降ができなかったり、説明書が不十分で組み立てが非常に難しいことが多いです。そうしたメーカーは連絡がつきにくい場合が多く、購入したのに使えないという事態に陥るリスクが伴います。電動式を選ぶのであればFlexiSpotをおすすめします。こちらは組み立ても比較的簡単で、ユーザー数も多いため万が一のトラブルにも対応しやすいです。メーカーへの連絡もスムーズに行えます。私自身、EF1の天板セットを使用しており、一人で組み立ても行えました。ただし、天板のサイズが大きい場合は重くなるため、2人以上での作業を推奨します。

一部のモデルでは電動ドライバーが必要となる場合もありますが、なくても組み立てや使用は可能です。電動ドライバーを使用すれば、ネジを打ち込む場所が増え、机の強度を向上させることができます。また、電動式以外にも、国内製の手動式は大きな不具合が少ない傾向にあります。電動式ほどの昇降のしやすさを求めないのであれば、手動式も選択肢として考慮してみてはいかがでしょうか。