ジェットウォッシャーは買ってはいけない？その特徴とは？

皆さんは、最近注目を集めている口腔洗浄器（ジェットウォッシャー）についてご存知でしょうか？

この口腔洗浄器は「ウォーターピック」という名称でも知られており、強力な水流を利用して、歯ブラシやフロスでは除去しきれない歯と歯の間や歯周ポケットにたまった汚れを効果的に洗い流すことができる、非常に便利なマウスケアツールとなっています。

私自身、最近までこの口腔洗浄器の存在についてはあまり知らなかったのですが、実はその歴史は1970年代に遡り、以来多くの人々に利用されてきました。とはいえ、一般的に広まり、使いやすい製品が登場するようになったのは、ここ数年のことなのです。

この記事では、口腔洗浄器の具体的な効果や選び方について、詳しくお伝えしていきたいと思います。

口腔洗浄器（ジェットウォッシャー）の効果

口腔洗浄器は、歯ブラシだけでは届きにくい部分に付着した汚れを効果的に取り除くことができる、まさに画期的なアイテムです。この製品の活用をぜひ検討してみる価値があると考えませんか？

では、具体的にどのような効果が期待できるのか、いくつかのポイントに整理してみましょう。

口臭を抑える力

口臭の主な原因の一つとして、歯に残った歯垢が栄養源となる歯周病菌の増殖があります。

歯ブラシだけでは、すべての歯垢を完全に取り除くことが難しいため、この問題が生じてしまうのです。

実際に、多くの歯科医師は、どんなに丁寧にブラッシングを行った場合でも、歯垢は最大で6割程度しか除去できないと指摘しています。

この事実を考慮すると、多くの人々が4割以上の歯垢を残したまま歯磨きを終えてしまうことになります。

さらに、歯間ブラシやフロスを使用することを推奨する歯科医師も多いですが、ここではさらに一歩踏み込んでみましょう。

歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスに加えて、口腔洗浄器を使用することを強くお勧めします。

これら全てを組み合わせることで、理想的な歯垢除去のプロセスを実現することができるでしょう。

歯垢をできる限りしっかりと除去することができれば、歯周病菌の増殖を抑え、口臭を大幅に軽減することが期待できるのです。

歯周病のリスクを下げる力

口腔洗浄器を使用することで、歯周病菌のエサとなる歯垢を従来以上に取り除くことができるため、歯周病になるリスクを軽減することが可能です。

実際に、歯周病菌は歯の根元に存在する「歯周ポケット」にも侵入することが知られています。

この歯周ポケット内に存在する歯周病菌は、一般的に口内の他の歯周病菌に比べて、毒性が2倍から60倍も強いと言われており、非常に厄介な存在です。

そのため、口腔洗浄器を上手に使えば、「歯周ポケット」内の歯周病菌にも効果があり、口臭が強くなることや、歯を支える骨が弱体化するなどの問題を未然に防ぐことができるのです。

歯石をできにくくする力

歯垢は、唾液中に含まれるカルシウムなどが沈着し、硬化したものを「歯石」と呼びます。

そのため、通常の歯磨きに加えて口腔洗浄器を使用することで、口内の歯垢を大幅に減少させることが期待できるため、結果として「歯石」ができにくくなると言えるでしょう。

さまざまな歯に関する病気のほとんどは、歯垢を放置することが主な原因とされています。

したがって、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスで除去できない歯垢を口腔洗浄器で取り去ることで、臭いのない健康的で美しい歯を手に入れることができるのです。

口腔洗浄器（ジェットウォッシャー）の選び方

では、口腔洗浄器を選ぶ際には、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか？

その選び方に関して、詳しく解説していきます。

据え置き型とハンディ型のどちらを選ぶか

口腔洗浄器には、大きく分けて「据え置きタイプ」と「ハンディタイプ」の2種類があります。

「据え置きタイプ」は、大容量のタンクが本体に設けられているタイプで、ノズルはコードで接続されています。一方で、「ハンディタイプ」は、小型のタンクが本体に組み込まれた一体型の製品です。

「据え置きタイプ」は、口腔洗浄器の基本形態であり、1970年代以来主流として多くの製品が改良され続けています。

シンプルな構造のおかげで、故障が少なく、長期間使用できる傾向があるのです。

タンクの水が重くなった場合でも、使いやすさにはあまり影響が少なく、約2～3分間連続使用できる大容量の水タンクを搭載できるのが特徴です。

また、パワーを高めることができるため、高圧で歯垢をしっかりと吹き飛ばすことが可能です。

ただし、洗面所に十分なスペースと電源コンセントが必要ですので、耐久性とパワーを重視する方には、据え置き型を特におすすめします。

「ハンディタイプ」は、持ち運びが簡単で非常に便利です。

マンションやアパートのような狭い洗面所でも使いやすく、据え置きタイプに比べてスペースを取らないのが魅力となっています。また、充電式のバッテリーを内蔵しているため、コンセントがない場所でも使用することが可能です。

シンクの周りに置いても邪魔にならず、使わないときには収納しやすいという点も魅力的です。