ドラッグストアで手に入る商品や、美容室専売のアイテムなど、シャンプーには本当にさまざまな種類が存在しています。それぞれのシャンプーは、効果や香り、価格帯において非常に多様性に富んでいるため、あなたはどの要素を重視して選ぶのでしょうか？今回は、購入時に避けるべきシャンプーの特徴と、肌質に応じた自分に最適なシャンプーの選び方について、詳しくご紹介いたします。
買ってはいけないシャンプーの特徴
①香りが自分に合わないもの
シャンプーには様々な香りがあり、柑橘系のさっぱりとした香りや甘い香り、さらには香水のように強烈な香りまで多岐にわたります。香りの強さによっては、シャンプーを使用した後も1日中その香りが残ることもありますので、自分が好まない香りであれば、気分が悪くなることがあるため、特に注意が必要です。特に、強い香りを持つシャンプーは、電車などの閉ざされた空間で周囲の人に不快感を与えることがあるため、スメルハラスメントという言葉もあることを心に留めておくことが重要です。ドラッグストアなどでは、シャンプーの香りを試すためのサンプルが用意されていることが多いので、成分だけでなく、香りについても十分に確認しておくと良いでしょう。通販で購入する場合には、香りの名前から想像することはできますが、実際にどのような香りかはわかりづらいことがあるため、口コミなどをしっかりリサーチしてから購入することが非常に重要です。
②リンスインシャンプーのもの
リンスインシャンプーは、リンスのみを使用する場合と比較して、ケア成分が薄くなってしまうため、髪のケア効果が低下してしまいます。髪がダメージを受けている場合には、使用を避ける方が賢明です。シャンプーとリンスを一度に行えるため、時間を短縮できるのは非常に便利かもしれませんが、シャンプーとリンスの役割は根本的に異なります。シャンプーは頭皮や髪に付着した汚れをしっかりと落とす役割があり、リンスは髪を補修するためのものです。リンスインシャンプーは、シャンプー後にリンス成分が直ちに作用するため、リンスを必要としない頭皮にもリンス成分が残ってしまうことがあります。
③せっけんのシャンプー
せっけんのシャンプーは、地肌に優しく、髪にハリやコシを与える効果があります。しかし、一般的なシャンプーと比較して洗浄力が弱いため、脂性の方にはあまり適していません。
④肌に優しい、低刺激なシャンプー
低刺激のシャンプーは、敏感肌の方にとって、特に頭皮に優しい選択肢として非常にオススメです。自分が敏感肌かどうかを判断する方法として、シャンプーを継続的に使用した際に、頭皮にかゆみやフケ、熱感を感じたことがある方は、敏感肌の可能性が高いと考えられます。また、髪や皮膚が乾燥しやすい方でも、洗いすぎのリスクが少なく安心して使用することができます。しかし、低刺激なシャンプーは洗浄力が弱く、汚れが残ることでにおいや頭皮のかゆみの原因になることがあるため、せっけんのシャンプーと同様に、脂性の方にはあまりオススメできません。
⑤メントールシャンプー(清涼感のあるシャンプー)
メントールシャンプーは、洗髪後に感じるスーッとした感触や香りを楽しむことができ、頭皮に刺激を与えることで血行を促進する効果や抗菌作用、抗炎症作用、さらには抗アレルギー作用なども期待できます。特に夏場は、頭皮に汗をかくのを抑える効果もあります。しかし、刺激が強すぎるため、皮膚を傷めてしまったり、赤みやヒリヒリする感覚が生じたり、フケの原因になったりする可能性があります。この清涼感や刺激が頭皮トラブルの引き金になることもあるため、使用には十分な注意が必要です。
【肌質別】自分に合うシャンプーの選び方
◇乾燥肌や敏感肌の人にはオススメできないシャンプー
・強い洗浄力のある成分が含まれているシャンプー
《洗浄力が強い成分一覧》
・石けん素地
・カリ石けん素地
・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸Na
・ラウレス硫酸アンモニウム
・オレフィン(c14-16)スルホン酸Na
洗浄力が強すぎると、頭皮や髪に必要な成分まで洗い流されてしまう恐れがあります。この結果、かゆみやフケが発生する原因になることも考えられるのです。
乾燥肌の方には、アミノ酸系またはベタイン系のシャンプーを選ぶことが強く推奨されます。アミノ酸系は、頭皮や髪の毛に潤いを与えながら優しく洗浄してくれる特性を持っています。一方、ベタイン系は敏感肌の方に非常にオススメであり、頭皮に刺激を与えず、赤ちゃん用シャンプーにも使用されるほど安全性が高いのが特徴です。
◇脂性肌の人にはオススメできないシャンプー
・弱い洗浄力の成分が配合されているシャンプー
《洗浄力が弱い成分一覧》
・ココイルグルタミン酸Na
・ココイルグルタミン酸TEA
・ココイルグルタミン酸K
・ココイルグルタミン酸2Na
・ラウラミドプロピルベタイン
脂性肌の方は、適度な洗浄力を持つ成分が含まれているシャンプーを選ぶことが非常に重要です。具体的には、ラウレス-4カルボン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイルメチルタウリンNa、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、スルホコハク酸ラウレス2Naなどの成分を含むものを検討することが望ましいでしょう。
避けるべき特徴を持つシャンプーはできるだけ回避し、自分の髪や肌質に最適な製品を選ぶことを心掛けましょう。頭皮にトラブルを抱えている方は、現在使用しているシャンプーが原因である可能性も考えられるため、見直すことが非常に大切です。
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