買ってはいけないルバーブ その理由とは?

現在、日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、実は多くのスイーツや様々な料理に使用されている野菜が存在します。

その名は、「ルバーブ」です。

この「ルバーブ」は、セロリの茎が赤くなったような外見を持ち、独特の強い酸味が特徴の野菜です。

そのさっぱりとした酸味は、特にお菓子との相性が抜群で、パイやタルトなどのスイーツに非常によく使われています。

さらに、その酸味を活かした「ソテー」などの料理でも多くの美味しいレシピが生まれています。

海外では、すでに多くの国々で親しまれている野菜となっています。

特にヨーロッパでは、昔から幅広く愛用されてきました。

最近では、日本でも「ルバーブ」の認知度が徐々に高まってきています。

え?そんなことを知っていたの?

「ルバーブ」のことを知っていて、好きだったのに?

そう感じる方も少なくないでしょう。

今後、日本でもますます多くの人々に「ルバーブ」が広まる可能性が高いです。

しかし、この「ルバーブ」には少し危険な部分が存在します。

今回は、その「ルバーブ」に潜む危険性について詳しくお話ししたいと思います。

この記事を読み進めることで、以下の点が理解できるようになります。

・ルバーブの良い効果について

・ルバーブの危険性について

ルバーブの効果

まずは、「ルバーブ」が持つ美味しさや栄養素についてご紹介しましょう。

「ルバーブ」が美味しく味わえる旬の期間は、一般的に5月から9月頃にかけてです。

この時期は梅雨から秋にかけての季節にあたります。

シベリアが原産のこの野菜は、主に寒冷地の環境が栽培に適しているとされています。

日本国内でも、主に長野県と北海道で栽培が行われています。

このように、ルバーブは非常にたくましい野菜であり、その効果や効能は以下の通りです。

・デトックス効果

・腸の働きを良くする効果

・歯や骨を強化する効果

・血糖値やコレステロールの増加を抑制する効果

・生活習慣病の予防や改善に寄与する効果

・ストレス軽減、及び免疫力向上の効果

・強力な抗酸化作用を持ち、アンチエイジング効果が期待できる

・視力の回復、眼病予防、眼精疲労の緩和に寄与する効果

これだけ多くの効果があるのは素晴らしいですね。

また、漢方としても利用されています。

日本では「ショクヨウダイオウ」(食用大黄)という名称で知られており、

便秘やそれに伴う腹部の膨満感の緩和に用いられることが多いです。

このように、「ルバーブ」はジャムやパイなどのスイーツへの使用だけでなく、ソテーとしても多く利用され、さらには漢方としても用いられるなど、非常に多才な野菜です。

さて、そのような「ルバーブ」ですが、どの部分に危険性が潜んでいるのでしょうか?

次に、その危険性について詳細にお話しします。

ルバーブの危険性

結論から述べると、「ルバーブ」の葉には毒性が含まれているとされています。

この葉の毒性は、呼吸困難や痙攣、腎不全などを引き起こすリスクがあり、最悪の場合には死亡する可能性も報告されています。

また、日本の内閣府が設置した「食品安全委員会」において、ベルギー連邦のフードチェーン安全庁(AFSCA)から発表されたルバーブの葉の毒性と加熱調理の影響に関する意見書によると、

ルバーブの“茎”は、ジャムやデザートなどのお菓子に安全に使用できるとされています。

一方、ルバーブの“葉”は、複数の海外の食品機関によって「有毒」とみなされています。

その例として、ルバーブの葉を摂取した後に急性中毒の症例が報告され、その中には死亡例も含まれているとのことです。

また、子供が庭でルバーブの葉を生で食べたり、菜食主義者がルバーブの葉を含むサラダを食べて中毒を起こした事例も、世界中で報告されています。

中毒症状としては、胃痛、下痢、吐き気、嘔吐、そして腎臓損傷が挙げられます。

さらに、死亡例に関しては、ルバーブの葉に含まれる高濃度の「シュウ酸」や「シュウ酸塩」が主な毒性原因であると考えられています。

また、「アントラキノン」も毒性の原因の一つとして挙げられることがあります。

いずれにせよ、茎は美味しくいただきたいですが、誤って葉っぱを食べてしまわないよう、十分に注意したいものです。

まとめ

「ルバーブ」は、現時点では日本のスーパーで頻繁に見かける野菜ではありませんが、実際に日本でも栽培されており、今後はさらに多くの場所で販売される可能性があります。

お菓子や料理など多岐にわたって利用できる野菜であるため、私たちの食卓に登場する機会も増えてくるかもしれません。その際には、誤って葉っぱを食べないように十分に気をつけていきたいですね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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