突然ですが、あなたのご自宅には子供部屋が何部屋ありますか?
日本の多くの家庭においては、理想的な家族の形として、父親、母親、そして2人の子供からなる合計4人家族を思い描くことが一般的です。このような観点から考えると、新築の一戸建てを建設する際には、2人の子供に対してそれぞれのために2つの子供部屋を設計するという選択をする方が多いのではないでしょうか。
しかし、子供という存在は予測できないものであり、必ずしも計画通りに進むとは限りません。
✓双子が生まれた
このように、「思いのほか子供に恵まれた」という家庭も実際にあるかもしれませんよね。
小学生や中学生になってくると、子供たちは自分だけのプライベートな時間を持ちたいと強く求めるようになってきます。特に、家族であっても男の子と女の子を同じ部屋にすることは避けたいと思う親も多いでしょう。例えば、3人兄妹の中で長男が個室を持ち、次女と三女が同じ部屋を共有するという状況は非常に一般的です。
<p そのような状況において、狭い1人用の部屋をより広く活用しようと考え、購入の候補に挙がるのが『2段ベッド』です。この記事では、「2段ベッド」を購入する際に注意すべき理由について詳しく解説していきます。2段ベッドの購入を検討している方々にとって、非常に参考になる内容ですので、ぜひご一読ください!
2段ベッドとは?
誰もが一度は2段ベッドに憧れる経験を持っているのではないでしょうか?
2段ベッドは、子供部屋の象徴とも言える存在ですが、最近では大人が利用したり、親子で共に使用する「親子ベッド」といった商品も登場しています。さらに、客船やリーズナブルなホテルでも一般的に見かけるアイテムです。
素材には木製やスチールパイプが使用されており、最近ではしっかりとした重厚感のあるデザインよりも、軽量で組み立てが容易なタイプが多く流通しています。
2段ベッドのメリット
ここでは、2段ベッドのメリットについて詳しく説明していきます。
メリット①:部屋の空間を有効活用できる
ここで言う「空間」とは、「高さ」ではなく「奥行き」を指しています。
仮に1人用の部屋に2人が暮らそうとする場合、2つのベッドを置くと、部屋全体がベッドで占められてしまうことが考えられます。中には、「そもそも2つのベッドは入らない…」と感じる方もいるかもしれません。
そこで、2段ベッドを購入し、本来は2つ必要だったベッドを2段に積み上げることで、奥行きに余裕が生まれるのです。
メリット②:子供たちに自分だけの空間ができ、喜ばれる
幼稚園から小学生くらいのお子さんたちは、2段ベッドを手に入れるととても喜ぶものです。
それぞれのプライバシーが確保されることで、自由を手に入れた気分になり、はしごが設置されていることで、まるでアスレチックのような楽しさも加わり、2段ベッド自体が秘密基地のように思えるため、子供たちにとって非常に魅力的な存在となります。
誕生日やクリスマスのプレゼントとしてリクエストされることも多いですよね!
2段ベッドのデメリット
次に、2段ベッドのデメリットについて詳しく解説いたします。
デメリット①:空間に圧迫感をもたらす
先ほどのメリット①で「奥行き」について触れましたが、今度は逆に「高さ」によって圧迫感が生じることがあります。
部屋に入った瞬間に感じる圧迫感はもちろんですが、実際に2段目で寝てみると、思っていた以上に天井との距離が近く、圧迫感を感じて寝づらいと訴えることも少なくありません。
デメリット②:昇り降りが面倒に感じる
最初はアスレチックのような楽しさを感じながら2段ベッドを使いますが、徐々に2段目への昇降が面倒に感じるようになることがあります。
大人も同様ですが、寝る前にスマートフォンをいじったり、ゲームをしたりすることがよくありますよね。朝起きたときに、2段ベッドの上にスマホを忘れてしまい、取りに戻るためには再度昇らなければならないという状況が発生します。
そのような行動を何度も繰り返すうちに、次第に普通のベッドに憧れを抱くようになるかもしれません。
デメリット③:上段と下段で必ず衝突が起こる
上段と下段を巡っては、必ずと言っていいほど喧嘩が起こります!大人にとってはそれほど重要ではないかもしれませんが、子供たちにとっては非常に重大な問題です。
決定する際に泣きながら決めたとしても、その後に「やっぱり上がいい」「今度は下に寝てみたい」など、子供の気持ちはすぐに変わってしまうものです。
そのたびに仲裁に入ることを考えると、少し憂鬱になってしまいますよね…
2段ベッドを買ってはいけない理由
このようにメリットとデメリットが存在する2段ベッドですが、なぜ私はこの商品を購入すべきではないと考えているのでしょうか?
2段ベッドにおいて考えられる事故のケースは主に3つ存在します。
✓寝返りを打って2段目から転落する
✓ベッドの底が抜ける
特に幼稚園児や小学校低学年の子供たちの場合、転落のリスクが高いため、2段ベッドはおすすめできません。小学校高学年になると、寝ぼけて行動することが少なくなり、夜間や朝の行動もより意識的に行えるようになってきます。
まとめ
今回は、2段ベッドを購入しない方が良い理由について詳しくお話ししました。
2段ベッドには、「部屋の空間を有効に使える」「子供の喜ぶ顔が見られる」といった確かなメリットが存在します。しかし、「空間に圧迫感がある」「昇り降りが面倒に感じる」「上下で喧嘩になる」といったデメリットも併存しています。
さらに、小さなお子さんには転落して怪我をする危険もあるため、その点に関しても十分に注意が必要です。
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