みなさんのお住まいには、グリーンの植物が飾られていますでしょうか?インテリアにグリーンを取り入れることで、空間が非常にスタイリッシュになり、心を落ち着ける効果も期待できますよね。
最近では、非常にリアルな見た目のフェイクグリーンが多数販売されており、本物の植物にそっくりな製品も数多く存在しています。しかし、注意が必要なフェイクグリーンもあるかもしれません。そこで、この記事ではその点について詳しく解説いたしますので、ぜひ購入の際の参考としてご活用ください。
フェイクグリーンとは?
フェイクグリーンとは、実際の植物に非常に似せて製造された人工の観葉植物を指します。一般的には「フェイクの植物」や「フェイクグリーン」という名称で広く知られています。
これらはプラスチックや布などの素材で作られており、内部には本物と見分けがつかないほどリアルに仕上げられたものも存在しています。フェイクグリーンの大きな魅力は、本物の植物と異なり、水や光を必要とせずに飾ることができるため、設置場所を選ばず、好きなところに自由に配置できる点です。
観葉植物を飾りたいと思っていても、日当たりや水やりの手間を考える必要がないのが非常に大きなメリットです。さらに、虫が苦手な方でも安心して楽しむことができるのも嬉しいポイントです。
また、フェイクグリーンは軽量で移動しやすく、耐久性に優れたものも多いため、インテリアの一部として非常に扱いやすいアイテムとなっています。
メリット
それでは、フェイクグリーンのメリットについてさらに詳しく見ていきましょう。
手入れの手間がないこと
長期の旅行や仕事が忙しい時期には、水やりの手間が大きな負担となることがあります。しかし、フェイクグリーンは観葉植物ではないため、水やりを必要としないので、全く手間がかかりません。
観葉植物を育ててみたいが、お手入れにかける時間がないと感じている方や、まずはフェイクグリーンを取り入れてお部屋の雰囲気を変えたいと思っている方には非常におすすめです。
枯れることがない
自然の観葉植物は、水やりを忘れたり、温度の変化によって枯れてしまうリスクがありますが、フェイクグリーンは枯れることがないため、長期間にわたって美しい状態を維持することができます。
インテリアに導入しやすい
フェイクグリーンは、光が届かない場所でも設置可能なので、お好みの位置に自由に導入できます。インテリアとして使用することで、部屋を明るくし、全体の雰囲気も大きく変えることができます。特に、本物に近いフェイクグリーンを使用することで、リラックスできる空間を作り出すことができるのです。
スペースに合った場所で設置しやすい
観葉植物は成長するにつれて、葉が増えたり背が高くなったりしてサイズが変わります。観葉植物の中には、購入から1年で20㎝以上も成長してしまうものや、葉の大きさが購入時は小さくても成長とともに30㎝以上になる品種も存在します。
フェイクグリーンなら、スペースに関する心配がないため、設置がとても簡単なのです。
デメリット
次に、フェイクグリーンのデメリットについて考えてみましょう。
紫外線に弱い
特にプラスチック素材を使用して作られたフェイクグリーンは、紫外線に弱く、色あせの原因になることが多いです。商品によって差はありますが、一般的には3-5年程度の使用が推奨されています。色があせたフェイクグリーンは、本物のような見た目にはならなくなります。
また、フェイクグリーンのほとんどは屋内用に設計されているため、屋外や直射日光の当たる場所に飾るのはあまりおすすめできません。植物は光の当たる場所で育つイメージがありますが、フェイクグリーンは紫外線にさらされやすい場所に置くと、劣化が進行してしまいます。お気に入りのフェイクグリーンが色あせてしまうと、非常に残念な気持ちになります。もし紫外線が当たる場所に置きたい場合や、長期間使用したいと考えるのであれば、フェイクグリーンは避けた方が良いかもしれません。
ほこりがかぶりやすい
フェイクグリーンは水やりの手間がないものの、ほこりがかぶりやすいため、定期的な掃除が必要です。観葉植物の場合、水やりの際に霧吹きで水をかけることで、ほこりを吹き飛ばすことができますが、フェイクグリーンは水やりが不要なため、同様のことはできません。
そのため、1か月に数回はハンディモップや布を使ってお手入れをする必要があります。きれいなグリーンの上にほこりがついていると、見た目が悪くなり、フェイクに見えやすくなってしまいます。
どんなフェイクグリーンを選べばいい?
本物に近い見た目のフェイクグリーンを選ぶ際には、どのようなポイントを考慮すればよいのでしょうか。
まず、単色ではなく、葉っぱの色合いが少しずつ異なるものを選ぶと、よりリアルに見えます。本物の植物は、葉っぱの大きさがそれぞれ異なり、色合いも微妙に異なります。また、あまりに光沢のあるプラスチックのような見た目のものは、本物のように見えないことが多いです。安価な商品でも良いものはあるかもしれませんが、よりリアルな植物に似たものを求めるのであれば、予算を設定し、自分が納得できるフェイクグリーンを選ぶことをお勧めします。
まとめ
以上、フェイクグリーンについて詳しくご紹介しました。観葉植物を飾りたいけれど、日当たりの問題や水やりの手間がない便利なフェイクグリーンですが、紫外線に弱い特性があるため、屋外に飾るのであれば、フェイクグリーンではなく生の植物を検討するのも良い選択かもしれません。
コメント