おそらく、どの家庭にも一つは押し入れや洗面所に、洋服や下着を整理するためのカラーボックスが存在することでしょう。
その使い勝手の良さや便利さは、多くの人にとって魅力的ですよね。
特に透明なタイプのカラーボックスは、中に何が収納されているのか一目でわかるため、非常に便利です。
また、値段も手頃で、手に入れやすいのが特徴です。
最近では、100均ショップでも販売されているのを見かけることが多くなりました。
私自身も、以前は何個も自宅で活用していました。
しかし、実はそのカラーボックスが「きれいな部屋に住みたい」という願望に逆効果をもたらしていることを、理解している人は少ないのではないでしょうか。
では、一体なぜカラーボックスを購入することが推奨されないのでしょうか?
その理由を詳しく説明いたします。
この記事を通じて、以下の内容が明らかになります。
・カラーボックスを自宅に置くことによるデメリット
・カラーボックスを使用しないことの利点
・カラーボックスのない生活のイメージを掴むことができる。
カラーボックスを家に置くことのデメリット
カラーボックスは、ちょっとした洋服や下着などを収納する際に非常に便利なアイテムです。
ただ、その使いやすさゆえに、使わない服や下着がそのまま放置されていることが多くありませんか?
いつの間にかカラーボックスの数が増えてしまい、押し入れの中や洗面所、さらには部屋全体が狭く感じることになってしまっているかもしれません。
そのような状況に陥ってはいませんか?
実際、洋服や下着などは普段使用する枚数が意外にも少ないことが多いのです。
人には必ずお気に入りのアイテムがあり、それを使う傾向があります。
そのため、お気に入りでない洋服や下着は、カラーボックスの中で何年も眠り続けてしまうことになります。
面白いことに、突然物が増えると人はその変化に気づきますが、数年かけて少しずつ物が増えていくと、その状況が当たり前になってしまうのです。
物が増えると、当然ながら部屋が狭くなり、片付けが難しくなってきます。
このように、カラーボックスを購入しない方が良い理由は、使わなくなった洋服や下着に気づきにくくなってしまう点にあります。
さらに、カラーボックスが存在するということは、洋服だけでなく他の物を収納するスペースも作ってしまうことを意味します。
そのスペースがあると、自然と埋めたくなる衝動が生まれるのです。
こうして、元々収納のために存在したカラーボックスが、逆にそのスペースを埋めるために新たな服を購入する原因になることがあります。
これは、購入する人の心が弱いからではなく、誰にでもある心理的な傾向なのです。
きれいな部屋に住みたい。
部屋をきれいに保ちたい。
そう願っていても、なかなか片付かず、清潔感を保つことができない現実があります。
その理由の一つは、あなた自身が心が弱いのではなく、カラーボックスなどの収納が多すぎるからかもしれません。
まずは、自宅の中にあるカラーボックスの数を確認してみてください。
きっと、あなたが想像している以上の数が存在するでしょう。
カラーボックスを使わなくすることのメリット
では、カラーボックスを使わないことによる利点についてお話しします。
デメリットの部分でも述べた通り、人は空間があるとその隙間を埋めたくなるものです。
では、元々その空間がなくなったらどうなるでしょうか?
少し思い描いてみてください。
そう、収納場所がなければ、不要な服や下着は必要なくなるのです。
カラーボックスのスペースがどんどん空いていきます。
物が減ることで、片付ける必要がなくなります。
片付けが不要になれば、部屋を常にきれいに保つことが可能になります。
身近にあるカラーボックス一つを手放すことで、数日後や数カ月後の自宅の環境は大きく変わることでしょう。
きれいな部屋に住みたい。
整然とした住環境を作りたい。
そう考える方は、まずはカラーボックスを購入することを控え、家の中にあるカラーボックスを処分することから始めてみましょう。
カラーボックスのない生活
ここまで、カラーボックスのデメリットとメリットについてお話ししてきました。
部屋が散らかっていて、片付けられない。
家庭内を整理することができない。
その原因は、あなたの精神的な問題ではなく、これまでの生活環境に起因しているのです。
とはいえ、洋服はたくさんあって、捨てるのがもったいないと感じる方も多いでしょう。
洋服を捨てることに対してためらいがあるなら、フリーマーケットやメルカリなどで販売することも可能です。
また、自治体によってはリサイクルとして扱ってくれる場所もあるかもしれません。
意外にも、メルカリやラクマなどで売れることがあります。
カラーボックスを購入せず、処分を行うことで、洋服などの整理にも真剣に向き合うことができるのです。
今、目の前にあるカラーボックスや収納棚がない広々とした空間。
そして、片づける必要がないほど落ち着いたお部屋の中。
限られた忙しい時間の中で、掃除にかかる時間が半分以下になるとしたら、どんな生活が待っているでしょうか。
まとめ
カラーボックス一つの有無が、数日後、数か月後、果ては数年後における自宅の環境に大きな影響を与えることがあります。
私自身もかつてはカラーボックスに囲まれた生活を送っていました。
掃除も一苦労で、ほこりがたまりやすく、ハウスダストに悩まされた経験もあります。
ありがたいことに、スペースを減らすことで大切なものだけを手元に残せるようになりました。
その結果、今では掃除にかかる時間は以前の半分以下になっています。
お部屋が片付かないのは、あなたの心が弱いからではありません。
心が乱れているわけでもないのです。
お部屋が片付かないことに悩んでいる方々に、少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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