お風呂場のおもちゃは買ってはいけない!カビが生えると喘息の危険も

お風呂場に置いているおもちゃは、しっかりと清掃を行わない限り、すぐにカビが発生し、最悪の場合、子供の喘息を引き起こす原因となることをご存知でしょうか。

子供が風呂を嫌がるようになると、多くの家庭では子供のためにお風呂用のおもちゃを導入することを考えるようになります。

さらに、お風呂用のおもちゃの中には、子供の成長をサポートするためのものも多く存在しており、お風呂の時間を学びの場として活用できるという点が非常に魅力的です。

しかし、お風呂場はカビが繁殖しやすい環境が整っているため、洗面器やシャンプーの容器だけでなく、形状が複雑なおもちゃにも特にカビが発生しやすいことを忘れてはなりません。

この記事では、お風呂場のおもちゃに潜む危険性について詳しくお伝えし、お風呂グッズの効果的な掃除方法や収納のコツについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

お風呂場のおもちゃはカビが蔓延している可能性が高い

お風呂場のおもちゃに黒い汚れが付着しているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか。

これらの黒い汚れの正体はカビと細菌であり、実際のお風呂場の汚れに関する研究によると、1cm^２の黒い汚れの中には、平均して950万個もの細菌が存在していることが明らかになっています。

さらに、多くの黒い汚れからは、健康に悪影響を及ぼす可能性のある細菌、例えば緑膿菌などが検出されていることがわかっています。

特に、小さな子供はおもちゃを口に入れたり、舐めたりすることが多いため、おもちゃに付着した細菌を口にしてしまうリスクが非常に高いのです。

特に、カビや細菌が繁殖しやすいおもちゃには以下のような特徴が見受けられるため、注意が必要です。

柔らかい素材で作られた、中を押すと水が出るタイプのお風呂のおもちゃは、100均などでも手軽に手に入りますが、内部の空洞に水が残りやすく、そのためにカビが繁殖してしまう原因となります。

また、ジョウロやコップといったおもちゃもお風呂場では定番ですが、凹凸部分にたまった水を完全に乾燥させることは非常に難しいのです。

我が家にも、バケツに蛇口や歯車がついているお風呂用のおもちゃがありますが、どの方向を下にしても水を完全に乾燥させるのが難しく、結局、全面の水を完全に乾燥させることは不可能な構造になっています。

やはり、水が溜まりやすい場所は、ぬめりが発生したり、黒い汚れが付着したりする原因となるのです。

さらに、お風呂の壁に貼り付けるタイプのポスターには、ひらがなやカタカナ、アルファベットの表などがあり、お風呂での学びの時間を楽しむために人気があります。

しかし、長期間貼りっぱなしにすると、裏面と壁の間に水分が溜まり、カビが発生しやすい環境が形成されてしまいます。

我が家のおもちゃもカビや細菌でいっぱいなのかしら。

お風呂場におもちゃを置くのであれば、定期的な掃除が不可欠です。

これまでお伝えしたように、お風呂場のおもちゃは子供たちの健康を脅かすカビの発生が懸念されるため、購入を控えることをおすすめします。

しかし、子供が風呂を嫌がるのを避けるためにおもちゃを導入したいと考える場合や、すでにお風呂におもちゃが置いてある家庭のために、ここからは具体的な掃除方法をご紹介します。

重曹は食品添加物としても広く使用されており、その安全性が非常に高いため、小さなお子様がいる家庭での掃除にも安心して使用できるアイテムです。

重曹を使った掃除方法は、以下の手順で実施してください。

1. 重曹に少量の水を加えてペースト状にする
2. 汚れが目立つ部分にそのペーストを塗布する
3. 歯ブラシや綿棒で優しくこすり洗いする
4. しっかりと水で洗い流す

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性になりますので、作業を行う際には手袋などを着用することをおすすめします。

酸素系漂白剤には殺菌効果があり、カビや細菌の掃除にも非常に有効です。

手順は以下の通りです。

1. お湯の中に過炭酸ナトリウムを溶かす
2. おもちゃを30分から1時間程度、つけおきする
3. しっかりと水で洗い流す

成分が残らないように、すすぎは十分に行いましょう。

お風呂のおもちゃに水が溜まったままだと、カビや細菌が繁殖しやすくなりますので、収納方法を工夫して清潔におもちゃを保管することが大切です。

お風呂場のおもちゃは、収納する際には水を切り、しっかりと乾燥させることが非常に重要です。

メッシュバッグを利用すれば、濡れたおもちゃをそのまま入れて吊るすだけで効果的に水切りができます。

100均などでも簡単に手に入るアイテムであり、おもちゃの掃除を行う際にはメッシュバッグも一緒に使ってつけおき洗浄することができるため、非常に衛生的です。

おもちゃが重ならないようにワイヤーボックスに収納すれば、水が溜まりにくく、清潔に保管することが可能です。

ワイヤーボックスをS字フックでタオルハンガーなどに吊るすと、さらに効果的に収納できます。