買ってはいけないカロリーメイト
カロリーメイトなどの栄養補助食品は、非常に便利な存在ですよね。
特に朝の忙しい時間帯や出勤前に、手軽に箱を開けてサッと食べられるため、バランス良く栄養を摂取することができるのが魅力です。
お昼の時間に仕事が多忙で食事を取る余裕がない際にも、パソコン作業をしながら簡単に食べられるのが嬉しい点です。

私自身も、学生時代から頻繁にお世話になっています。
しかし、そんなカロリーメイトのような栄養補助食品も、過剰に摂取すると体に良くない可能性があるのです。
「えっ?こんなに多くの人が食べているのに、体に悪影響が出るはずがない」と考える方も多いことでしょう。
そのように思われるのも無理はありません。
この記事を読んでいただければ、以下のことが理解できるようになります。
・カロリーメイトなどの栄養補助食品の利点
・カロリーメイトなどの栄養補助食品に関する誤解
・カロリーメイトを効果的に摂取する方法
それでは、まずはメリットについてお話ししていきます。
カロリーメイトなど栄養補助食品のメリット
まず第一に、カロリーメイトは非常に短時間で食事を済ませることができるという点が挙げられます。
多くの人にとって、朝は忙しさが増す時間帯です。
私もかつては、朝の1分は夜の1時間分に匹敵する価値があると感じていました。
その貴重な時間を有効に活用できるのが、カロリーメイトの大きな利点です。
料理にかかる時間はほぼゼロです。
さらに、以下のように栄養バランスの取れた食事を摂ることができます。

出典:大塚製薬HPより
カロリーメイトのカロリーは1本につき100Kcalで設定されています。
2本摂取すれば、おにぎり1個分のカロリーとなります。
おにぎりは主に糖質を含んでいますが、カロリーメイトには脂質、ミネラル、タンパク質、ビタミンなども含まれているため、栄養価が高いのです。
朝に時間がない場合、おにぎりをコンビニで購入して食べるよりも、バランスの取れた朝食を摂ることが可能となります。
パンと比較しても栄養素は豊富で、以下のように栄養成分が優れています。

出典:大塚製薬HPより
1本100Kcalということで、1日のカロリー計算もスムーズに行えます。
この点は非常にありがたいと言えます。
カロリーメイトなど栄養補助食品に対する勘違い
私たちは、毎日忙しく生活しています。

そんな私たちにとって、カロリーメイトは非常に助かる存在ですが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
まず、カロリーメイトの主成分は小麦粉です。
この小麦粉には「アミロペクチンA」という成分が含まれています。
この「アミロペクチンA」の作用により、体内の血糖値が急激に上昇してしまうのです。
血糖値が急激に上がると、体内では「インスリン」というホルモンが大量に分泌されることになります。
インスリンが増加することで、眠気やだるさを感じるようになったり、肌荒れやニキビの原因となることもあります。
また、血糖値の急激な上昇は血圧の上昇を引き起こすことにもつながります。
私自身も、甘いお菓子を急に食べ過ぎて血圧が30ほど急上昇した経験がありました。
血圧の急激な変動は体に負担をかけるため、一度に大量に食べることは避けるべきです。
また、栄養補助食品は健康的だというイメージからダイエット目的で利用する方も多いかもしれませんが、1箱に4本入っていると400Kcalになります。
ダイエットのためにカロリーメイトを使うのであれば、朝食・昼食・夜食のうちの1食をカロリーメイトに置き換える使い方をお勧めします。

さらに、カロリーメイトには砂糖も含まれています。

糖分を過剰に摂取すると、糖尿病のリスクが高まるため、手軽に摂取できるという利点が逆に体に負担をかける結果になってしまうことがあります。
また、カロリーメイトに頼り過ぎると、タンパク質が不足することも問題です。
タンパク質は、体を構成するために欠かせない栄養素です。
成人女性の1日の推奨タンパク質摂取量は50gとされています。
カロリーメイトのブロックタイプでは、4本で8gのタンパク質を含んでいます。(ゼリータイプでは1本で約8gです)
不足しているタンパク質は、他の食品から補う必要があることも忘れないようにしましょう。
カロリーメイトの効果的な食べ方
タンパク質が少なく、カロリーも予想以上に高いことがわかりましたが、やっぱり準備不要で食べられるのは便利だから、手放せないと思う方も多いでしょう。
その気持ち、非常によく理解できます。
では、どのように取り入れれば良いのでしょうか?
カロリーメイトはさまざまな栄養素がバランスよく含まれていますが、特にタンパク質と食物繊維が不足しているのです。

それを補うために、ナッツやヨーグルトと一緒に摂ることをおすすめします。
1食分をカロリーメイトに置き換え、他の2食ではタンパク質や食物繊維を多く摂取するよう心がけましょう。
間食としてカロリーメイトを食べる際は、1本までに制限することをおすすめします。
そのようにしてカロリーメイトを過剰に摂取しないように、注意を払うことが大切です。
まとめ
カロリーメイトは1983年に販売が開始され、すでに30年近くの時が経過しています。
この商品によってライフスタイルが変わった方も多くいらっしゃることでしょう。
その中の一人が私です。
これほど長期間販売が続いているということは、それだけ多くの人々の生活に浸透している食品だと考えられます。
限られた時間を有効に活用するために、カロリーメイトのような栄養補助食品は非常にありがたい存在ですが、その便利さゆえに過剰摂取には注意が必要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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