買ってはいけない?HAKU HTT-1100レビューの真実

買ってはいけない?HAKU HTT-1100レビューの真実

HAKU HTT-1100 – 高性能レコードプレーヤーの魅力

HAKU HTT-1100は、音楽愛好家やDJにとって魅力的な選択肢となるレコードプレーヤーです。このモデルは、ユニバーサルトーンアームを搭載しており、カートリッジシェルの付け替えが簡単に行えます。特に、音質を向上させたい方には、同梱のAT3600L丸針からのアップグレードが非常に楽に行えます。

まず、デザイン面での特徴として、シックなフルブラック筐体にダストカバーが付いている点が挙げられます。これにより、見た目がスタイリッシュでありながら、レコードを保護する機能も兼ね備えています。さらに、アルミダイキャストプラッターが搭載されており、内蔵のインナープラッターが回転の揺れを抑えるため、安定した音質が実現されています。

さて、ここで評価を見てみましょう。

| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |

機能性についても、HAKU HTT-1100は非常に優れています。特に、Pボタン(ピッチコントローラー)を使用することで、ラバーベルトの経時変化によるピッチを整えることができます。ストロボライトを使って正確なピッチに調整することができるのは、特にDJプレイには嬉しい機能です。ただし、オートスタートやスタートストップがないため、CUEポイントを取る際には少し不便に感じるかもしれません。

Bluetooth 5.3の搭載により、ワイヤレス接続も可能です。これにより、スピーカーやヘッドフォンと簡単に接続でき、配線の煩わしさから解放されます。また、クロームメッキ仕様のシェルや金メッキ加工のリード線コネクターが使われており、音質の向上にも寄与しています。

ただし、気になる点としては、ベルトドライブ方式のため、スクラッチプレイには不向きであることが挙げられます。特に、ターンテーブルの特性上、振動には敏感であるため、外部振動から守るための大きなラバーフットが付いているのはありがたいですが、スクラッチプレイを好む方には物足りないかもしれません。

さらに、HAKUのフォノイコライザー搭載ポータブルアンプHAKUshinを併用することで、ノイズ軽減が図れ、レコードをイヤフォンで楽しむ際にも快適な音質を提供します。この組み合わせにより、ベストなS/N比を目指す工夫が施されています。

全体的に見ると、HAKU HTT-1100は、音質とデザインが両立した優れたレコードプレーヤーです。特に、カートリッジの交換が容易で、様々なシェルやカートリッジと互換性がある点が魅力です。しかし、CUEポイントを取る際の不便さや、スクラッチプレイには不向きであることは考慮する必要があります。それでも、音楽を楽しむための高機能なプレーヤーを探している方には、非常におすすめです。

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